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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

スケッチにでる - 2011.06.07(ポケットの窓から)






 

 はる 3634

 恒例のスケッチに出る。学校の近くの小さな川辺に大きなケヤキが並木になっているところがある。こうやっておとなしく絵を描いている様子はなかなかいい。白い髭の爺さんが孫たちを連れて絵を描いているほほえましい光景に周りからは見えるであろう。が、内実はそうでもなくて、けっこう脅しをくれているので、仕方なしにやっているところもあると思う。



 彼らには芸術の選択権はなくて強制的に美術を選ばされている。だから当然好きでもない、嫌々しぶしぶやっている奴もおおいだろうな。でもまぁ、こうやって嫌々でも絵筆を持ったという経験はやがていつかは思い出となって彼らに残ってくるのだ。今日も「一期一会」の話をしたのだけれど、絵を描く機会など社会にでると全くない、いずれ退職して暇になったらと思っているかもしれないが、暇になっても絵など描かないのだ。いまここで絵を描く事が最後なんだ、たぶん。



 絵など描かなくても暮らしてはいけるだろう。何も不足は感じないで一生絵と関係なく生きてゆく事は可能だ。でもなぁ、考えてみてくれ。古今東西、おびただしい絵や彫刻やオブジェなどが、人類の財産として宝物として残されているんだな。それはなぜなんだろうとね。



 まぁそんなことを話をしたけれど、彼らには何も伝わっていないかな。



comment(2)

 
No title 
コメントありがとうございました。

 生徒は本題のことより横道にそれた時の話の方が、聴いているようですね。それは横道の方がリアルな生の私の言葉だからでしょうね。

 だから、本当は何も用意せず思いつきを語った方が彼らには興味深いのかもしれませんね。面白い面白くないという価値だけで判断すれば。寄席ではないので、実際の授業ではそうは行きませんが・・。

No title 
どこか心の深いところで、彼等もなんとなくわかってくれているんじゃないのかなと、教える側の同業者としては強く願っているのですが・・・。今日はこれから、学院大学で「山梨のモダニズム 米倉寿仁とシュルレアリスム」というのを話すのですが、どこまで伝わる事か心もとないところがあります。では。

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