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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

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砂漠の民、放射線の民 - 2011.06.03(ポケットの窓から)






 

はる 3630

 昨日の続き

 で、世界中で歌や踊りや絵や芝居を持たない民族はいない。人は嬉しい時、悲しい時、どうしようもいない悲しみに打ちひしがれた時に、何よりもまず「いのる」のだ。手を自分の前に組んで祈るのだ。その祈りの形というのは不思議にみんな同じなんだな。祈る対象は違ってもね。祈る事である人は慰められるし、ある人は勇気付けられる。そして明日に向って少しでも前にすすむ事ができるのだろう。



 芸術は信仰ではないのだけれど、そういった「いのりのかたち」が例えば歌になり、絵画になったり、芝居になったりするのだ。古今東西違いはあれど、時間のふるいにかけて残っているものは、人間のそんな切実な願い、心のそこからにじみ出てきたもののような気がする。それ以外のものは全て跡形もなく消えてなくなってしまう。



 少し話が飛躍します。



 自然環境が苛酷なほど強い想いが形成される。例えば一神教が生まれる風土は厳しい砂漠の民からであった。生きるためには、生き残るためには他との境界をあいまいにしては生きては行けない。生きるか死ぬか、二者択一的な強い信仰が生まれるのは故あることだろう。



 反対にアジアのモンスーンに住む我々は、他との共存が可能な豊かな土壌や水辺に恵まれていた。だからどことなくあいまいなやさしい多神教が生まれる。



 ところで、今回の原発の事故は我々の今までの理解の範ちゅうをはるかに超えた厳しい自然環境に陥らされた。今までのようにやさしい、八百万的な悠長な価値観でははっきり言って全てが滅んでしまう、とても共存共栄できる環境ではなくなってしまった。そのことを未だに理解しないで、対処しているように思えてならない。大げさかもしれないが、国がなくなるかもしれない、ぎりぎりのところに来ているようにも思う。



 もし仮に上手くしてこの危機を乗り越えたら、日本は今までの日本ではなくなる可能性があるな。なぜなら自然環境が変ってしまうからだ。海のものも山のものも安心して食べる事が出来なくなった。豊かな自然に囲まれて生きてきた民族は消えて、新しい「厳しい環境」に適応した一神教的な民族になるかもしれないな。

 

 誰が首相になるか争ってる場合ではない。



 



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