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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

仕事の流儀 - 2011.02.16(ポケットの窓から)






「阿弥陀二十五菩薩来迎図 13世紀後半 知恩院

 

はる 3524

 先日の香月さんの話、Iさんへのコメント



「真似ることは悪いことではないと思います。いいものはどんどんまねて吸収すればいいと思います。 反対に真似られて独自性がなくなるようなオリジナリティならもともと何もないのと同じだということです。



  真似られるというのはそれほど魅力があるということで、偽物がでるほど、物真似がでるほど、人が放って置かないという証拠でしょう。



 香月さんにとって材料は秘密のものではなかった。自身の体験は誰も真似できないという自信があったのだと思います」

・・・・・・・・・・



 今年度の授業もあと一回あまりになった。このくらいになると、大体私のやり方が飲み込めて、何も言わなくてもスムースに仕事が進んでゆく。仕上がらなければ何時間でも放課後に残してやらせる。無論私も付き合う。時間講師であるからそこまでやる必要はないのだが、そうしなければどうにもシメシがつかない。



 どうでもいいという態度を私が見せると、彼らは絶対にいい物をつくろうとはしない。自分の作った作品に愛着がもてないような仕事をやらせても時間の無駄だ。せっかくやらせるならば、徹底していいもの、自分なりに納得のいく作品を作らせてやりたい。たった一年という短い間だったけれど、何か満足感、充実感、達成感を味合わせてやりたいと思うのだ。



 無論、向き不向きがあるので一律には言えないのだけれど、今まで多くの生徒と接して思ったことは、ほぼ全ての生徒が少し指導すれば自分の作品に愛着を持つようになるということだ。上手はじょうずなりに下手はへたなりにね。



 そのことは多分私の仕事にも反映しているのだと思う。何か人の度肝を抜くような大層なことは多分出来ないだろう。でも人の心の奥底にある、小さな感動する心とか、物を作る喜びとか、愛でることの歓びとか、表現することの面白さとか、考えることの大切さとか、そんなことが極々じんわりと伝わって行けばいいと思う。それが私の仕事の流儀なのではないかな。



 



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