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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

いのりのかたち - 2011.02.13(ポケットの窓から)








約500年前のイコン

はる 3521

 今年の個展でよく聞かれた感想は、DMの写真と実物では全く印象が違うということだ。写真はあくまでも参考程度のもので、実物とは違うものだと考えた方がいいように思う。広く世の中に宣伝したり流布する場合、写真にしろネットにしろ、とにかく複製を大量に配らなければならないわけで、最近はぼちぼちネット上に案内を載せるというのが有効になってきた。



 二年ほどまえに自分の小さな画集を作ったのだが、昔のように一枚一枚アナログのフィルムで撮るのではなくデジタル情報としてパソコン上で処理してそのままメールに添付した形で印刷にまわす。まぁ最近のDMもほとんどがデジタルで情報交換が昔と比べて格段にスムースになった。



 ネットが便利だと思うのはグーグルなどの検索機能で、何か調べ物をする場合これほど有効なものは今までなかった。ネットにつながることで世界中の百科事典を手に入れたようなものだ。これによって多分多くの商売の仕方が変ってきたのではないだろうか。倉庫とネットさえあれば店舗を持つ必要がないので、どんな田舎でも新しい商売が出来る。私もご多分に漏れず何回か利用させてもらった。お店にオーダーするよりも何倍も早くスムースに物品を手にすることができた。



 話は戻るのだが、便利と言う尺度で判断すると、仮想物→印刷物→実物という順番だが、反対に存在感という尺度で考えると反対になる。



 古今東西、未だに残っている絵画とか彫刻、建物などはほとんどが名もない民衆の「いのりのかたち」で、反対に言えばそれ以外のものは跡形もなく消えてしまってほとんど存在しない。



 人が動物と違うのは「自らは死ぬ存在である」ということを知っていることで、どんな民族、人種であってもそれを知って「おおいなるもの」の存在を意識する。



 絵画に限らないだろうけれど、そこのところを踏まえていれば、たぶん電脳社会と我々のようなアナログの絵画表現とも両立できるように思うのだが、どうだろうか。



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