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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

知り合いが第九を歌うというので出かけた - 2004.12.12(日記)
はる 1273
 
 西欧の文化を吸収しようとした時に、絵画の方はフランスの最先端の流行を取った。よくは知らないけれど法律はイギリス、科学や医学はドイツから、音楽はどうやらドイツから学んだのではないかと思う。(調べて書いてないので、間違っているかもしれんよ)
 
 けっこうクラッシクのコンサートには行ってる方だと思うけれど、フルオーケストラの演奏を聴く機会は少なかったようだ。どちらかといえば室内楽とか独奏の方が好きだということがある。フルオーケストラはおいしい部分を聴くために、延々とつまらない演奏を聞かされることが多いので、どうしても敬遠してしまう傾向にある。

 知り合いが第九を歌うというので出かけた。ベートーヴェンの第九が恒例行事の年末の歳時記になったのはいつのころからだろうか。日本人のベートーヴェン好きには少し異常なところがある。「ダダダダーン」の「運命」は子供でも知っている。最後には耳が聞こえなくなった悲劇の主人公のような生き方にも惹かれる理由があるし、音楽家というイメージそのもので、分かりやすいというところがあるのかな。

 で、今回の演奏、不覚にもちょっと泣きそうになった。何だろう、市民合唱団で言ってみれば素人の集まりなんだけれど、百人以上の圧倒的なパワー、そのひたむきな一生懸命さみたいなものが、ベートーヴェンのこの楽曲とぴたりと合って、兎に角「がんばって、がんばって、やっとやりとおしたぞ」みたいなところが感動を呼ぶのかな。よかったです。

 今中沢新一の「僕の叔父さん 網野義彦」を読んでいる。第九を聴きながら盛んにその中の一説を思い出していた。

 「あちらの世界」と「こちらの世界」のどちらにも属さない一種「境界=完全に自由な領域」の部分がこの世にはある。この「境界」には結界がはられていて普段は行き来ができない。ところが年に一回、海のかなた(ニライカナイ)から神様(まれびと)がやってきて、「あちらの世界」からの風を「こちらの世界」に吹き込む。色んなしがらみや、悩みや苦しみに辟易している「こちらの世界」の人間は一時その風に吹かれることで、癒されまた新しい活力をえるというわけだ。(少しアレンジした)

 舞台の上はこの「完全に自由な領域」なんだ。年に一度選ばれた人たちが集まってこの結界に風穴をあける。我々に向かって「苦悩を突き抜けて歓喜に至れ」と歌うのだ。

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 こんばんは、久しぶりです。今年も後少しですね。ではでは

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