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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ロベール・クートラス - 2010.09.27(未選択)























 面白い作家ですね。へたくそなような上手いような不思議な画風です。ロベール・クートラス、ネットで検索して情報を載せます。

勝手引用

http://www41.tok2.com/home/indy/fc/hitorigoto/2004/2/17.html

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・・・・・これは、経済的に余裕がなかったがゆえの知恵で選ばれた支持体で、画材用の厚紙ではなく、それこそ有り合わせの厚紙で、ティッシュペーパーの箱や「なんでも屋が配った客寄せカード」なども使ったようです。

そうした厚紙に壁面用の塗料を地塗りし、その上に油絵具で描いていくことになります。


彼は自分の作品を「わが闇(Mesnuits)」といい、中世以来おなじみの骸骨やマリオネット、道化師、植物、動物、昆虫、文字、あるいは、ちょっとばかりエロティックな図柄をモチーフにして、それらを無限に表現していきます。


雑誌で紹介されている幾枚かを見渡してみても、描かれたものは多用で、顔の付いたお日様のようなものが縦に三つ並んでいるかと思えば、幕の間から覗くウサギの絵があり、また、裸の女性がお尻をこっちに向けているものもあります。かと思えば、色面だけで構成されたものもあります。いずれもが単純な線や色面で描かれています。


このクートラスという画家は、1930年、パリのモンパルナスに生まれたそうですから、いわゆる生粋のパリジャン(Parisien フランス語:パリ生まれの男性。パリ市民。パリっ子=広辞苑)ですが、両親の仕事の関係からか、10代の半ばでフランス中央部へ移り住むことになります。


彼は早くから芸術を志し、朝の5時から昼の1時までは工場で働きながら、その後、午後はその土地で制作を続けていた彫刻家の下で木彫を学び、夜は夜で地元の美術学校へも通う、というハードなスケジュールの中で仕事と勉強を両立させていたようです。


その後、1953年、23歳になったクートラスはリヨン(Lyon:フランス南東部、ローヌ・ソーヌ両川合流点にある都市。ローマ時代に起こる。大聖堂・大司教館・大学などがある。繊維・機械などの工業が発達。人口41万5千〔1990年時点〕=広辞苑)の美術学校へ入学しています。


美術学校で専門的な知識と技術を習得した彼は、「最後の印象派」と呼ばれる画風を掲げて画廊で個展を開いたり、1958年には上京したパリで賞を得て大手画廊と契約を結ぶなど、画家としてまずまず順調に歩み出します。


しかし、望んでもなかなか結べない画廊との契約を数年で解消してしまいます。その理由は本人にしかわかりませんが、想像するに、いわゆる“売り絵”を制作しなければならない現実と、真に自分が描きたい作品との間には決定的なズレがあり、それが短期間の内に、自分の中で修復不可能なほど大きなものになってしまったのではないか、と勝手に想像してみました。


加えて、彼が本来持つ、孤独な性格が大きく影響していそうです。


コラムの3ページ目には、仕事場に座る彼の姿を撮しとめた写真があります。そこに写る彼の表情は、決して愉快そうには見えません。


その制作環境が何とも風変わりです。何と、ベッドの上の狭い空間が彼にとってのアトリエであったといいます。


彼は、パリのアパートの一室に暮らし、そこで寝起きし、ベッドの上で小さな小さな作品を6000枚も描き続けたのです。


そうやって制作された作品は、長い年月を経たかのように、所々に虫食いのような跡や自然にがれ落ちたような箇所が見受けられますが、それはクートラスが床にこすりつけるなどして意識してつけたものだそうです。


昨日書いた熊谷守一にしろ今日のクートラスにしろ、世間一般の常識からいえば、理に合わない生き方をしたといえます。彼らには、それ相応の腕前があり、それを器用に活かせば人並み以上の生活ができたはずです。であるのに、敢えてそうした道を自ら断っています。


その“代償”として、豊かな生活は送れず、極貧の中で生き続けなければならなくなります。しかし、それは彼らにとっては代償なのではなく、それこそが信ずるに足る道だったのでしょう。


画家にとって代償があるとしたら、それは、むしろ豊かで何不自由ない生活の方にこそあるといえましょう。


人間というものは情けないもので、何不自由ない生活の中からは、真に意味のある作品は生み出せないのです。そして、苦しみこそが画家に名作を生み出させるのだとしたら、画家というのはまことに因果いんがな職業といわざるを得ません。・・・・

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