チェロの練習曲をネットで探していたら、ピアソラのリベルタンゴにぶつかった。もう随分前になるのだけれど、チェロ弾きのヨーヨーマがこのリベルタンゴを引っさげて世界中を演奏旅行していた時があった。たまたまチケットが手に入ったので、わざわざ東京のサントリーホールにこのピアソラの名曲を聴にいった。普通のクラッシクのコンサートと違ってジャズのような自由な雰囲気があって面白かった。当時はピアソラの名前さえ知らなかった。
いまでこそ、このリベルタンゴはテレビのテーマ曲に使われたりして有名になってしまったけれど、当時はとても不思議なそれで感動的で魅力に富んだ音楽だった。バンドネオンの響きが哀愁があってとてもいい。今日久しぶりに聴いたら、思わず泣けてきた。
ボサノバなんかもそうだけれど、ラテン系の音楽はどこかアフリカのリズムが残っていて、人の心の奥底から共鳴する感動がある。