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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

宗教に近い - 2010.08.05(ポケットの窓から)






 

 世の中が、貧しく食うことがやっとだった頃は何かしら色々なものが見ることが出来るとか、買うことが出来るとか、有り余るほどのものがあるとか、物が豊かにあるということが、憧れの対象ではあったのだな。ハングリーであるというのが一番モチベーションとして強いし、分かりやすい。



 例えば百貨店でも、土曜日は最上階の食堂で家族そろって食事して、屋上の遊園地で遊んで帰りましょう、というのが、ある意味ステータスであった頃は一番やりやすかったわけだ。ところが今はそんなことで満足するお客は一人もいない。



 例えば、これが流行りそうだからこれを、あれがいいからあれを、というのであれば、いつしか疲弊してしまう。小さな商売ならそれでもいいだろう、でも百貨店という大きな商売をかんがえるなら、右往左往したくない。百年先を見据えた仕事をしてほしい。



 創業時代、まだ時代が貧しかった頃、まず郊外を開発して住宅を分譲した。やがてそこで育った住民が鉄道を利用してターミナルの百貨店を利用する。そんな具合に彼らは長いスタンスで考えて仕事をしてきたわけだ。単に物を売るだけではなく生活そのものを開発して需要を生み出してきたのだな。



 ハングリーに替わる新しい価値感を持ち込むということだろうか。いつまでも物販にこだわらない、新しい仕事を開発するということかな。



 ここからはある種企業秘密になるのだけれど、教えてしまおう。例えば昨日話したものを教えるということにも共通する話なんだな。教える側が手取り足取り教えている状態というのは、教わる側は受身なんだな。確かに分かりやすいし、教える方もハウツーがマニュアル化しやすい。モチベーションでいえばまだハングリーな状態だ。



 ここからが本当の教育なんだな。教わる側の気持ちに火をつけること、自ら進んで学ぶ姿勢に、能動的な状態まで持ってゆくことだ。そう考えると、物を売っているのはまだまだなんだな。何が幸福であるのか、自らが考えて生活を作ってゆく。そういった能動的な生き方の方法、考え方、生き方、遊び方、生活の仕方、アイディア、もっといえばそれらをひっくるめたライフスタイルを提案して啓蒙しながら、売ってゆくということかな。 



 こんな話に乗ってくる企業はいないかな。



comment(2)

 
No title 
書きながら、何だかよく分からなくなりました。いつものことですが・・。

 しかし、暑いですね。体調は如何ですか?付き合ってもらってありがとう。

No title 
いないと思います。つまりは「生き方」ですから、「生き方」は売物ではありませんからね。

secret


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