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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

八月だ - 2010.08.02(ポケットの窓から)






 

 いつもの話で申し訳ないが、人は自分の身の丈でしか理解できないし、反対に身の丈でしか発信できない。どんなに高尚な話でも受け取る側にその感受性がなければ全く意味がないし、自分にないものは伝わらない。こんな簡単なことが、いままで気がつかなかった。いや何度もなんども聞いてはいたのだろうが、この言葉の通り、私にその感受するアンテナがなかったのだろう。



 物事の縁というのも同じようなことがある。凄くいいチャンスでありながら、まだ機が熟していないばかりに見過ごしてしまうことがある。チャンスの天使は前髪しかない、気付いて振り返っても後ろ髪はつかめないよというジョークだけれど、まんざら嘘でもない。



 今回、前半はまるで人が来なかった。真夏で、特に今年は異常に暑かったということをさしひいてもそれは普通ではない。真夏に個展を開催するのは今年で6回目だ。何かが変わったのだ。私が変わったのかも知れないし、お客さんの意識が変わったのかもしれない。多分普通に毎年のように人が来ていれば気付かなかった、見過ごしていたことに気付かされた。これはとても大事なチャンスでもあるのだろう。そのことに気付くくかどうかは大きなことだ。



 個展を開催していると、期間中に何人かのギャラリーのオーナーが訪れる。新規の画廊のオープンの話だったり、大体が貸し画廊の話で誰か借り手がいないかと探しているといった話が多い。今回も何人かオーナーが見えた。普段ならほとんど話を聞く気にもならないのだが、次の展開を考えていた時期だったので、気にしていたのかもしれない。



 ギャラリーSのオーナー夫婦が来られたのも、休日に画廊めぐりをしているところだった。私は暇だったので、ギャラリーのドアー越しに街を行き交う人を眺めていた。たまたま向かいのギャラリーがお休みだったので帰ろうと振り向いた時に私と目があった。「あぁこんなところで個展をやっている」という感じで道路を渡ってこちらにやってこられて、ショーウィンドウの絵に興味を持ってくれた。絵が好きなご夫婦だと思ったので「どうぞ涼んでいって下さい」と声をかけたのが始まりだった。



 詳しい事はまだ書かないけれど、そこで来年の10月に個展を開催することになった。それが夙川を訪ねた理由だ。



comment(2)

 
No title 
 夏の町中の個展はもうヤメにしました。どこかリゾート地のギャラリーからでも話がない限りあまり効果的ではないということが分かりました。暑いから、みんな夏は休むのです。こんな簡単なことがやっと分かりました。

 そう、夙川はいいところです。是非おいでくださいな。

No title 
確かに、今年は「何かが変わった」のかもしれませんね。眼には見えない深いところで、この日本の社会は大きな変革期に入ったような気がします。
来年は夙川に拝見にあがります。

secret


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