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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

傾いた人物 - 2010.02.19(ポケットの窓から)






 

はる 3164

「セザンヌ1」

 昨日はブログのサーバーがメンテナンスで今朝まで接続できなかったようです。何かしらの表示があると戸惑わないのですが、待っていてもつながらないとイライラしますね。すんません。 



 セザンヌの風景や人物を見ていると明らかに傾いている場合が多い。どう見ても実際はこうは見えない。セザンヌという人物はどんな人間だったのか、その作品から推し量るしかないのだけれど、勤勉で実直な公務員か石頭の学校の先生を感じる。ほとんど冗談も言わない、そんな面白みにかける人物を想像するのだな。



 そんな人物であるにもかかわらず、実にまじめに実直に斜めに傾いた人物や風景、静物を何点も何点も飽きずに描いている。ちょっとデフォルメしました、洒落です、冗談です、といった軽いものじゃないのだな。何かしら自分の法則というのか真理、理、を見つけてそれにしたがって、やむにやまれずこういった描き方になったということなんだな。



 子供たちが描く絵をみていると、よく電信棒や立ち木が道に対して直角に寝て描かれている場合がある。これは実際に見た風景ではなく、生活の習慣上体験したこと、電信柱は道に対して直角に空に向かって立っているという経験が描き込まれているんだな。普通、科学的な視覚で言うならば、そんなことはありえないのだけれど、あえて遠近法を無視した色んな視点から見た画面を一つに描いたということなんだな。ここのところが画期的に新しいことだった。



 今でこそ多視点はピカソなどの偉大な作家によって極普通に語られ、先駆的な作家として認められてはいるけれど、まだサロンが大きく権威があった頃はほとんど気違い沙汰であったと想像する。



 それではセザンヌが発見した法則、理とは何だったのか?そんなことを書いてみたい。



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