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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

生徒操じゅう法 - 2009.11.11(ポケットの窓から)






 

はる 3066

 私の生徒操じゅう法は簡単だ。生徒の声を聞く、声をかける、それだけだ。生徒のアイディアなり考えを頭ごなしに否定しない。まずは話を聞く、あとはゆっくり話す。不思議だが、それだけで半年ぐらい付き合うとおとなしくなる。



 しかし、見た目には何もしていないように見えるけれど、気力が充実していないと逆効果になる。やる気のない態度、おざなりな言動、引いた気力だとすぐに分かるらしい。その点は彼らは敏感で動物のような感覚を持っている。静かだが気力に満ちた態度、一歩も引かない毅然とした態度でなければすぐにうるさくなる。今日よくても明日はだめかもしれない。生き物相手だからしかたない。



 だから40人相手の授業というのは一見静かだが、その実、結構見えない駆け引きをしているように思う。楽そうにみえるけれど、結構疲れる。



 新米の教師というものがどうしてもうまく行かないのは、もちろん経験不足というのが大きいけれど、案外それまでに優等生でやってきた人間が教師になるからだろう。彼らはほぼ上から半分のところにいた人間なんだな。言わないでも分かる、学力やその他のことでも充分目立っていた存在で、あえて「私を見て」と言わなくてもそこそこ注目されていたわけだ。



 世の中の残り半分は学校生活で辛い想いをしている。特に学力というのははっきりと数字で示されるから残酷だな。選別すること順番をつけること、評価すること、それだけを教師の仕事だと考えているならば、ここで大きなしっぺ返しを食うだろう。



 それでも人間が好きなら何とか我慢できる。ものを売ったり買ったり、損だ得だで動かない仕事。そう考えるならば、仕事としてはいい仕事ではないだろうか。

 



comment(2)

 
No title 
 内緒の話ですが、前座で私も一曲やります。あっという間に終わってしまうので、内緒にしておいて下さい。ナイショのないしょ・・。

No title 
今日、英和の授業の日でしたが、150人の若い連中を相手に、「キリスト教と美術」について話すのはなかなかにしんどいのですが、けっこう自分ではこの時間が楽しみで、いちばん得をしているのは私自身なんだろうとかんがえております。「話を聞く。ゆっくり話す。」 やはりこれ以外に方法はないと僕も思います。日曜日のコンサート、楽しみにしております。

secret


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