はる 3049
今日は久しぶりのチェロのレッスン。もう何年もチェロは触っているけれど、いっこうに上手くはならない。これは全く謙遜ではなく、弦楽と言うのは恐ろしいほどいい音を出すのは難しい。例えばピアノやギターというのは誰が弾いてもドはドの音がする。まぁ強弱はあるのだろうけれどね。ところが弓で弾くヴァイオリンとかチェロみたいな物はフレットがない。だから最初っから音は不安定である。自分の耳で決めて行くようなところがある。
しかし、大人になって始めた我々のような素人はなかなかその音程が定まらない。絶対音感みたいなものがない。だからフレットに変わる物としてバンソウコウを貼ったり印をつけたりするのだが、これを見て指を確認して弾いて行くというのはスタイル的に格好が悪い。この指を気にしていると右手の弓のほうがお留守になってなんともはしたない音がしたりする。
それから独学で何年もやっていたので、そこそこの曲なら弾けてしまう。それがまた問題で、弓や指の押さえ方などがてんでいいかげんで、変な癖がついてしまっている。これも厄介だ。直らないのだ。
曲を弾くつもりは無い。教則本のようなもので最初は弾けなかったものが段々に曲としてつながってくると面白い。