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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

恐竜の尻尾 - 2009.09.29(ポケットの窓から)






 

はる 3023

 今日はとても驚いたことがあった。まぁ大したことではないのだけれどね。



 私は自分の画集をネットで販売しているにもかかわらず、いままでネットで買い物したことがなかった。まぁそれに近いような例えばホテルの予約みたいなことは必要に迫られて活用はしていたのだけれど、実際に現物を見ないで買い物をするということに若干の違和感があるんだな。随分と古風な考え方だと言われればその通りなんだけれど、多分これからもそれはあまり変わらないように思う。



 ところで驚いたことと言うのは、チェロの教則本なんだけれど、これは県内の楽器屋さんにもあることはあるのだけれど、欲しいと思う本は洋書だったりすると、もうこれは注文するしかない。実は前に注文したら随分と時間がかかった。それはそうだろう、そんなに需要がある本でもないし、倉庫に置いておいても右から左に売れてゆくものでもない。場所ふさぎだし、ひょっとすると最後まで売れないかもしれない、そんな本を置いておくより、もっとポピュラーな売れ線の本を置きたいわな。私が店主でもそう思う。



 ところが、昨日ネットで検索してそういった洋書の楽譜を扱う専門店を見つけた。地方のそれもほとんど誰も知らないようなお店で、たぶんお店の形態もしていないのではないだろうか。いや見つけたというより、その本のタイトルと検索したら一発でそこに飛んだ。で、在庫数5で即日発送しますということだ。午前中にがたがたとして必要事項を書き込んで注文したら、午後には発送しましたというメールがきて、何と今日朝の10時には手にすることができた。何と、24時間以内にマイナーなほとんど店頭にはない本を手にすることが出来た。



 実感として世の中というのか、販売の形態というのが変わりつつあるのがよく分かった。少し前の「ウエブ革命」?かな、その本にそんなことが書かれていたなぁと思い出した。確かにこういった今まで埋もれていた古書とか廃盤のレコードどか、マニアックな品物とか骨董とかは、なかなか世の中に晒されることがなかった。私物化されるともうほとんど死蔵・デッドになって世の中から存在が消えてしまう。



 パソコンというのかネットというのこういったバーチャルなせかいではこういったことが一番得意である。で、よく考えるとこれはじつはニ三日前の写真からデッサンを起こす方法と同じことなんだな。



 少し繰り返しになるけれど書く。現実の世界は三次元であるから、二つの目で見た像を個人の頭の中で一つの画像として統合している。立体を絵にした時の何ともいえないあの分厚い立体感はそんなところから来ている。要する三次元の像には正面や側面がある。奥行きがある。描き手はそれをかき分けなければならないわけだ。



 ところが写真の画像には奥行きがない。当たり前だけれど、奥行きがありそうに描かれていてもそれをかき分けてはいない。実は全てが同じ光の点、同じ絵の具の点になっているからだな。



 パソコンにとっては大ベストテラーも100年に一冊しか売れない本も同じ価値しかない。一冊は一冊、価値のある本もない本も同じ。そこのところが人間の尺度を越えているということだな。



 こういったブログも同じだな、意味のある意見も、まったく意味のないアホな意見も同じ重要度で存在する。味噌くそ状態。今後ますますこういったバーチャル化が進むと考えると、そうだな、どういう方向に進んでいるのかといえば、宇宙の混沌に近いかもな。結局のところ誰も重要ではないし、何も特別なことはない。全ては並列でお互いに影響しあいながら離れていっている。やがてはそれぞれが素粒子になって宇宙に飛び出して行くのかもしれない。



 何のこっちゃ。

 





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