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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

そこに価値を見つけた。 - 2009.08.05(今日のアトリエ)






 

はる 2968

 一番最初に絵を買ってくれたのは兄弟だった。今から考えるととんでもなく安い値段だったけれど、それでも絵が売れたことがとても嬉しくて何となく絵描きでやって行けるのかな・・とほのかな希望が持てた。身内に売ったとて、タコが自分の足を食っているみたなもので、やがてはどん詰まりになるのは見えている。でもやっぱりそこから始まるのだな。



 個展をやって他人に絵が売れたときは、絵って売れるんだ!と意外な気がした。誰かの注文で描いたわけでもない自己流の絵が値段がついて売れることが不思議だった。まだ知り合いにしか売れないけれど、親戚から少しは遠くなった。



 でもまぁここからが遠い。見ず知らずの他人が、絵だけ見てそれで買ってくれるということは少ない。何らかの人間関係ができて売れて行くのだな。でもそれはちょっと方向が違うな、勘違いする場合が多い。カルチャーの先生や学校の先生が個展をやって売れるというのは、絵がいいからではないな。単に付き合いだ。これをいくら繰り返しても画家とはいえない。



 名もない、どこの馬の骨か分からない作家の絵を買うのは勇気のいることだ。絵がいいというのは最低限必要条件だろう。それ以外にその作家がどれだけ真剣か、本気か、その生き方に共感できるか、そんなことが条件に加わる。



 絵を購入するのは、自分の価値観と共感できるからだろう。利休が名もない陶工の井戸茶碗にとんでもない価値を見出して善しとした。それまでもそこにあることはあったのだけど、だれも善しとはしなかった。そこに自分なりの価値を見つけたということだな。そこのところが大事だ。



 

 



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