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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

本物の絵 - 2009.07.10(ポケットの窓から)






 

はる 2942

 千葉の山口画廊のオーナーが自ら車を運転して絵を取りに来る。いままで大体梱包して送るか、軽トラックをチャーターして運んでもらうか、一番簡単なのが自らが運転して運ぶという方法だけれど、若い時は別にしてここ最近は長距離の車の運転はしていない。まぁ梱包しなくてもいいというだけでも、ありがたい話だ。



 画商と画家というのは持ちつ持たれつ、割れなべにとじ蓋、運命共同体みたいなものだろうか、ともに単体では成立しにくい仕事ではある。



 東京で個展を始めた頃、なんとかそういった画廊が見つからないだろうかと一生懸命探したものだ。しかしまぁ、自らの根性がまだ定まってもいないのに、そう簡単に胸襟を開いてくれるわけがない。相手もやっぱり様子を見るわけだ。「こいつはどこまで本気なんだろうか?」とね。最低10年はゆっくり観察される。それでやがてちょっとはいい条件を提示されるわけだな。画廊もボランティアじゃないからね。



 それにまず小さい作品が描けけない。一枚や二枚はなんとかごまかせても年間少なくとも50枚は描けなきゃ話にならない。大事なことは「売り絵」じゃない「本物の絵」がかけるかどうかだ。これがなかなか難しい。



 「本物の絵」は生きた時間を削らないと描けない。とても片手間に大作の合間にちょこちょことは描けない。小品は小さいから楽だと思うかもしれないけれど、小さくても大きくても一点は一点なんだな。そこのところがなかなか理解してもらえない。大きい絵の縮小版のような密度の薄い絵を描いて平気でいるけれど、見る人が見れば分かる。あなたのアイディアは一つしかないのがばればれだ。



 さて眠くなったので又明日。そうそう明日は東京だ。多分午前様です。更新はシャメだけかもしれません。あしからず。

 



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