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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

1Q84  - 2009.06.13(ポケットの窓から)






 

はる 2916

 村上春樹の「1Q84」を読んだ。彼の作品は大体読んでいるけれど、本当の意味で文学趣味のない私には難しすぎて理解できなかった。けれど、この作品は面白かった。というのか、今の私のフィットする作品だったなぁ。テーマが信仰とか宗教、宇宙とか遺伝子の話、おおいなるもの、そんなことだったので、今の私には身近なテーマだった。



 普通日常で読んでいるのが馬鹿な剣豪小説か、歴史ものが多いので、こういったフィクションというのか全く違う世界を見せられると最初は戸惑ってしまう。現実にはありえない彼の頭の中の世界が実にリアルに描かれているわけだ。嘘も八百並べれば本当らしく見える。



 いつもいっている「あちらの世界」と「こちらの世界」、現実の世界と虚構の世界、常識と非常識、そういったパラレルワールドが不思議なリアリティをもって描かれている。天国へ行って見てきたような嘘を言いとはいいえて妙だ。



 閑話休題

 「方舟6」

 生物は実によく出来ている。それだけではなく、その遺伝情報の伝達の方法もこれ以上は考えられないほど完璧なものだ。



 遠い将来地球上にどんな生物もいなくなる時が必ずやってくる。それはまぁ人間の認識の範囲を越えた宇宙的な時間の中での話だが。多くの他の天体と同じようにこの星の最後がやがてはやってくる。大きく膨張した太陽に吸収合併されるのか、はたまた自ら超新星爆発を起こすのか、それは空想の世界でしかない。



 けれどもそうやっても物理的にこの世から全てがなくなってしまうのではなく、その何かしらのかけらがこの宇宙空間を漂うことになる。そのかけらは私の体の一部だった元素だったかもしれないし、DNAの塩基を形作っていたものだったかもしれない。確実に言えることは、けっして全てはなくなりはしないということだ。何かしらの形で次の新しいものの要素になっている。



 いいたかったことはそんなことではない。我々生物の遺伝の方法は独自のものではないだろう。反対にいえば、こんなに完璧なものが独自に作られるわけがない。どこかの、何かを真似している。多分それは宇宙の成り立ち、生成流転の方法を真似したものだ。



 神は自らの形に似せて人類を作ったという風な話をどこかで聞いた。そう考えると神は自らの中にいるのだと思う。 



 まだ続くかな?



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