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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ただ待っている。 - 2009.05.15(ポケットの窓から)






 

 無為、無作為になろうとしても、まぁ凡人には無理な話だ。人がものを考えるひとになった時点で無為ということはありえない。例えば農業にしても単一の作物だけが繁茂するということは自然界にはありえないことで、そこには何かしらの作為がはたらいているわけだ。



 天然とか自然というけれど、人が修行して近づけるのは有為自然が限界で、全くの天然、無為自然な状態というのは人間といえるのかどうか、そんな人間がそばにいれば周りにとっても迷惑なだけじゃないだろうかね。芸術家というのは多少天然のボケでも許されるところがあるけれど、それでも限界はあるだろうな。あちらの世界に行きっぱなしの人は芸術家とは言えない気がする。普通の人がそこそこの努力をしてあちらとこちらに自由に行き来できるようになるから尊いのじゃないかね。



 絵を描くという行為そのものはめちゃくちゃに作為的な行為だ。無意識に夢遊病のように自動筆記できるといいのかもしれないが、それもまた表現とはいえない気がするな。あくまでも作者は「意識」する。意識はするのだけれど、もう一方でそれを打ち消しているわけだ。



 現れてくるのを待ち構えている。また明日だな。



comment(2)

 
No title 
 こんにちは。今日は少し肌寒いですね。風邪などひいていませんか?

 マルテの手記の「一行の詩のためには」の一説。「・・追憶が僕らの血となり、目となり、表情隣、名前のわからぬものとなり、もはや僕ら自身と区別することが出来なくなって、初めてふとした偶然に、一編の詩の最初の言葉は、それらの思い出の真中にぽっかりうまれるのだ」

 待つことは大切ですね。ではまた。

No title 
締切りぎりぎりまで一生懸命勉強して、直前に早めに寝ます。すると明け方、頭の中にアイデアがひらめきます。この瞬間を楽しみに、毎月毎日、本を読んだり考えたりしています。あの瞬間をじっと待つことがとても大切なのです。

secret


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