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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

高山辰雄の言葉 - 2009.03.17(ポケットの窓から)






木蓮かな?

はる 2828

 今日は暖かだった。そろそろ桜の開花情報が聞かれるだろう。毎朝散歩している公園の桜もつぼみがやや色づいて準備が整ったようだ。

 

 昨日は久しぶりの午前様だった。中央の公募団体に属している話はどこかで書いた。こういった地方にも同じような美術団体があるけれど、全国規模の団体となると所帯も大きい。文字通り北は北海道から南は沖縄まで全国津々浦々から出品してくる。それらのもろもろを整理して受け付けて、審査して陳列、また全国に巡回の手はずを組むのも全て我々会のスタッフがボランティアでやっている。



 まぁすごいことだ。(一旦中断)

 

 再び

 違うことを書こう。昨日銀座のいつもの画廊に出かけた。そこで高山辰雄の画文集を借りた。画集はたくさん観たけれど、文章になっているものをあまり読んだことが無かった。亡くなるまでいい絵を描いた作家は少ない。特に男性の作家は少ないように思うな。その中で最後の最後までいい絵を描いた一人として彼は好きな作家の一人だな。

 

 他の作家と何が違うのかといえば、とにかく最後までじたばたして完成しないというところだろうか。大家になっても探究心を失っていないところだろうか。具象の作家ではあるけれど、きれいな風景を描いたり美人画を描いたり、そういったところで終わっていないところがいいと思う。

 

 実際にどんなふうに考えていたのか知りたいと思った。こんな文章にであった。以下に書き写しておきます。



「・・ところが、好きなだけでは絵はかけないことが次第にわかってくる。・・中略・・芸術の世界では、しばしば個性、個性、といわれるけれども、私は個性ではなく、みんなと共通した世界の絵をかきたいと思いました。そしてみんなの心を知りたい、みんなが何を考え、何を求めているのかしりたいとも思いました。それを絵の上で探してみよう・・、その気持ちは今でも変わっていません。・・個性などというものは目的にはならない。私という個性の目ではなく、みんなと同じ目で描くことです」

 存在追憶限りない時の中に・・高山辰雄より



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comment(2)

 
No title 
 コメントありがとうございました。誰かが読んでいると思えば、こんな徒然くさも書き甲斐があるというものです。

 個性というのは元々だれにもあるものなんですね。そういった差異をことさら言いつくろってもむなしいばかりです。「誰にでもあるもの」「どこにでもあるもの」そんなものを描きたいと思います。

No title 
「個性などというものは目的にはならない」。確かにそのとおりですね。自己実現などと言う幻想に振り回されるのはなんとも愚かです。「欲しいものはいつも心の中にあって・・・」と若い友人が書いていましたが、僕もそう思います。

secret


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