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人間の感覚、ちなみに五感というけれど、このディスクトップで表現されている絵というものは、視覚のほんの一部しか満足させるものでしかない。そこのところをよくわきまえて置くべきだろうね。
何でもそうだろうけれど、これからは二極化が大きく進むだろう。こういったブログ化は色んなところで進んで行く。情報源としてもうインターネットはなくてはならない存在になって来た。
けれど、反対に全く情報化されない情報のようなもの。たとえばこういった絵画で言えば、空間とか大きさ、重さ、絵肌、におい、雰囲気などなど、それは実際に画廊なり美術館に出かけなければ感じることができないものだ。
相反するものが、反目するのではなく、お互いに必要なものとして上手に住み分けできるものだけが、それを意識できるものだけが、生き残っていくように思う。なんてね・・。よく分かりませんが・・。
また赤に還元した。元の木阿弥かと言えば、そうではなくてこの赤は最初の赤とは全く違って見える。絵の具そのものは同じものだけれど、何回か塗り重ねることによって違ったものになる。これがバーチャルな絵とアナログな絵と大きく違うところだろうな。
Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館