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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

映画「イントゥ・ザ・ ワイルド」 - 2008.12.06(ポケットの窓から)






寂しい土曜の繁華街



はる 2727

 今年はいつもより喪中のハガキが多い気がする。これから年々増えてゆくのかな。年賀状も段々少なくしたいね。まぁほとんど会うことがないような遠方の人なら年に一度の年賀状も必要かもしれないけれど、いつもあっている人にお元気ですかもない。



 映画「イントゥ・ザ・ ワイルド」を観る。簡単に言えば60年代から70年代ころのカウンターカルチャー・ヒッピー文化の話だ。だからちょうど私が学生だった頃の話で、出てくる風物や本(ソロの「森の生活」)なんかも親近感のあるものばかりだった。



 何だかね、あの頃はやたらと放浪の真似事をする奴が多かった。学校が休みになる夏になると汚らしい浮浪者のような若者がバックパックを背負って色んな所を徘徊していた。あれも一種のブームだと思うのだけれど、社会全体がドロップアウトというのか反体制的なものに寛容だった気がするな。



 東洋には比較的そういった巡礼とか旅(死出の旅)に心情的に許してしまう下地があるけれど、アメリカのような新しい国の場合、今までが前向きな生き方だけだったのが、ちょっと後ろ向きもいいかなと言ったところかもしれない。今何故こんな映画が作られたのかなぁと考えると、まぁちょっとあの頃と似た雰囲気もあるのかな。



 主人公が大学を卒業して就職しないで放浪の旅に出るところから始まる。親父さんからの「車のプレゼント」を拒否する。貯金もカードも親からもらった物は何もかも捨ててしまう。まぁここで私はフランチェスコを思い出した。



 いつの時代もそうなんだ。一つの生き方として前の世代の、要するに親父の財産を引き継ぐかたちで世の中を渡ってゆく。今の世襲議員なんかもそうだけれど、考え方によれば、親が作ってきた「金、看板、コネ」をそっくり引き継ぐ訳だから効率がいい生き方であるわけだ。普通考えれば誰もそちらの方を選ぶ。



 もう一方は、そういったものを全て否定して、自分の持っているものだけで世の中を渡って行こうとする生き方。こちらの方は元々何もないわけだから、貧しいし、蓄えも、コネもない。一歩間違えばただの浮浪者になる可能性もあるわけだ。まぁ反体制を気取っていた若者も最後にはやっぱり普通の体制側に戻っていった人も多かったんだけれどね。



 私などはどちらかと言えば後者の生き方の心情的に賛成の方だから、この映画を観ても何の違和感もない。反対に当たり前すぎて感動もないな。「青年は荒野をめざす」というフォークソングがあったけれど、「オジサンは今も荒野にいる」なんて洒落にならないか。



 まぁ親との争い。特に同性の親との争いがテーマかな。



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