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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

こたえてください - 2008.12.05(ポケットの窓から)






2008 画集

 画集の見本が出来てきた。(今年の個展のカタログも兼ねている)

 

 今日、昨日と文章や画像の校正をする。まぁ画集というほど立派なものでもないし、作品の数(39点)もそれほど多くない。過去の大きい作品20点に今年の小品19点という内訳。それでも初めて自分の作品が本になるということで嬉しい。ニマニマとしてしまう。



 色んな作家が自分の画集を出版している。無論作家の自費出版と大手の出版社が出すものとは自ずから違うもので、ほとんどの場合、自費出版本は右から左に消えてしまう運命にある。作家の自己満足でしかない。まぁそれでもやっぱり自分の作品をまとめたものを「かたちあるもの」にしたいという気持ちは止められないな。



 簡単なものだけど、私の作品の過去から現在に至る流れを見ることができる。普段ブログで色々自分のことを語っているので今さら新しい事も無いのだけれど、今回あらためて自分の作品をふり返ってみると、まぁ面白い発見もあった。誰も皆突然今のスタイルになった訳ではない。それなりの必然があって今のスタイルに変わっていったわけで、因果応報というのかこんな所にも自然の原則は生きている。



 芸事というのは面白いもので、必ず自分の生き様が出てくる。反対にどんなに上手であっても生き様の出てこないものは職人仕事みたいなもので、面白みの欠けるものになってしまう。表現のスタイルというのかステージの変化は決してゆるやかにはやってこない。日々努力していると突然開眼する。分からなかったものが突然理解できるといった感じかな。



 絵でも同じで、スタイルの変化を見ると案外変わるときには突然全く変わる。で徐々にまた昔のスタイル取り込んで穏健な感じに変化する。まぁ消化した、自分のものにしたということかな。で、それでも変わらないものというのがあるわけで、それが私という人間の核じゃないかと思う。たぶんねぇ、その核を形作っているものは私のという範ちゅうを越えたものじゃないかな。人類とか生命のといった。



 眠くなった。また。

 



 



 



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