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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

一人の弱い人間として彼らと対峙している - 2008.11.28(ポケットの窓から)







はる 2719

 今ぐらいの季節なら午後3時頃から、ちょうど夕陽が山の端にかかり世の中全体が飴色に染まって、やがて薄くれない色に移ってゆくあたりが好きだな。いつもではないけれど、凄く幸福感に満たされる時がある。それをどう言葉にすればいいのかわからない。



 話題を変えよう。



 今年はわりと生徒達との関係が上手くいっている方かもしれない。上手くいっていたとしても授業前にはお腹が痛くなるのは変わらない。先天的に人前に立つのは不得意なのかもしれないな。



 今年の方針としてできるだけ自然な態度というのか、自分の地で対処するという方向にした。まぁ前から教師らしくとは思っていなかったけれど、どうしても自信がないものだからある種の型、仮面みたいなもので誤魔化していた気がするんだな。めちゃくちゃになってもいいかと思っている。それならそれでいつ辞めてもいい。



 これはね、トラウマなんだけれど、所沢の中学校で担任を持っていて学級が崩壊してしまったという経験があってね。どうしても最悪の状態を考えてしまう。今から考えると大したことじゃなかったように思うけれどね。学校卒業してすぐに担任を持てば上手く行くはずもない。



 学校の先生を適当にやりながら、絵描きとして活動してゆきたいという考え方は根本的に間違えている。今ならそう思えるのだけれど、当時は分からなかった。教師は何の教科であろうと関係なく生徒のために生きなければならない。そのことで食べている訳だから、それ以外にはない。そう思って一年で退職した。以後定職は持っていない。



 生徒にとって教師がどんなに偉い先生でも、有名な絵描きでも、学者でも、哲学者でも関係ない。先生の自慢話など聞きたくもない。例えば親はただ親なんだな。親父が偉い学者であっても犯罪者であっても関係ない自分にとっては母であり父である訳だ。それと同じだと思う。



 「私のことだけ見てください」「私の話を聞いてください」彼らはそういっている。だから見ることにした。聞くことにした。何も教えない。えらそうな事も言わない。自分の力でやるしかないと気付かせるだけだ。私は一人の弱い人間として彼らと対峙している。



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