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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

今の貴方は選んできたあなたの総体だ」 - 2008.04.19(今日のアトリエ)
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写メ

はる 2499
 午後に国画の絵を取りに来た。130号が二点と100号のドローイングが一点。まぁこれから毎年これだけの作品がそろえられるかどうか分からないけれど、とりあえず今年は間に合った。

 そのうち一点の製作過程がたぶんある雑誌に載る予定だ。最近はサボりぎみだったけれど、以前はかなり克明に途中経過を記録していた。ブログに載せるという目的があったことも関係しているけれど、自分でも作品がどういう経過でそこに至ったのか記録したいという気があったのだ。

 というのは最初っから計画通りに進んでゆく絵ではないのでどう変化して行くのか興味があったんだろうね。ということで今回はそれをそのまま利用させてもらう事にした。今回の作品も途中で挫折して計画を変更しているところがある。そういった臨場感が面白いのじゃないかな。まぁこれも決定したらここでお知らせします。

 しかし、技法講座という名目だけれど、私に語れるだけの技法があるのかどうか疑問だ。未だに手探りで失敗の連続だし、これでいいと思ったことも無い。一回一回手順は変わって行くし、仕上がりも変わっているように思う。人は常に動いているものであるから、今現在の自分というのであればそれでいいのかかもしれない。

 よくここでも書くのだけれど、私はこれこれを表現したとイメージを描いて行くタイプの作家ではない。普通絵描きと言うのは何かしら描きたいイメージがあってそれを表現してゆくというのが本来なんだろうけれど、そういった意味では私は絵描きではない。

 自分の心の中に浮かんだものが何なのか具体的になってくるまで自分でもわからないのだ。反対に言えばそれが何なのか知るために絵を描いていると言った方が当たっている気がする。いつのまにかそんなふうに描いてゆくことになった。

 先日テレビを観ていたら車のコマーシャルでこんなふうな事を言っていた。「今の貴方は選んできたあなたの総体だ」言葉は少し違うかもしれないけれど、このことをはっきり自覚している人は少ない。

 帽子一つ、着るもの一つにその人なりが出てくる。それを選んだならそれを選んだ自分と言うのがいるのだ。それの総体が今の私と言う事になる。どうでもいい、何でもいいも、一つの選択だ。

 もうすでに分かっていることを描いても面白くない。実際の風景や花より美しいものは描けないしかく技術も無い。それを描くひとは他にいくらでもいるだろう。それよりも私は何故その風景に引っかかりを感じたのか、その心の中味を知りたい。それを選んだ自分を知りたいと思うのだ。

 そんなことを考えながら絵を描いている。



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