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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

吉田秀和「永遠の故郷」 - 2008.03.12(ポケットの窓から)
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写メ

はる 2462
 吉田の爺さんの話が今日新聞に出ていた。読んでるだけで泣けてくる。94歳だからなぁ・・、こうやって自分が老いてゆく姿を何かしらのかたちで発信できれば理想的な死に様だな。

 耳が聞こえなくなりゃ聞こえない事を、見えなくなれば見えないことを、何の装飾も無く淡々と表現してゆければそれでいいなんて思う。

 音楽はもちろん、美術、文学など雑多な知識と今まで生きてきた諸々の事を織り交ぜて、夢のような文学に一番近い、スレスレのところをやってみたかったらしい。なぜなら「もうすぐ死ぬから」と。

 よく考える事がある。生きる事に何の目的も無いのなら、神は何故人間なんて、いやこの私をこの世に送り出したのだろうか?たかだか百年生きるだけだ。それほど遠い所へ行ける訳も無い。

 まだまだ分からないのだけれど、まぁ一つの解答が芸術というのか、音楽とか美術でもいいのだけれど、究極の形というのがそこにあるのでは無いかなと思ったりする。なぜならこれだと思うものがすべてそちらの方向を向いているからだ。言いたい事が上手くいえないのだけれど。

 優しい故郷というのか、吉田の爺さんは「永遠の故郷」といってるけれど、我々は多分みんなそちらの方を向いているんだろうな。

 音楽ではバッハだ。モーツァルトでさえ僕が、僕が、という声が聞こえてわずらわしいそうだよ。



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