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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

何だか遠くまできたものだ。 - 2005.03.06(日記)

 はる 1357
 
 我々の子供の頃はまだ封建的な家族の規則が生きていて、親父は絶対的な権力を持っていた。次に兄弟のなかでも歴然とした年功序列的な秩序がしっかりと出来上がっていて、私の様な五人兄弟の末っ子という立場は、家族の中では飼い犬の次ぐらいの地位しかなかった。

 親父は長男坊ではなかったけれど、幼い頃に上の兄貴がなくなって実質的には田舎の跡取息子になった。私の中のオトコのイメージは親父によって作られた。無論個人の性格にも寄るのだろうが、よく言えば豪放磊落で人情に厚く神経がこまやかだった。

 酒は底なしで自分では好きではないと始終言っていたけれど、それは疑問だなぁ。酔うと性格が一変して鬼のように赤くなって大声でわめき散らし下品になった。酒の上での失敗も多かったのじゃないかと思う。

 そんなバンカラな親父にもけっこうハイカラなところがあって、日曜日の朝は家族全員でパンにお茶ということがあった。こういえば神戸の御まちのハイカラな家を想像するけれど、それは大きく違う。

 台所に大きな長方形のちゃぶ台があって、家族全員がそこに正座して居並ぶ、山高パンのトーストにお茶は紅茶かココアだったな。砂糖を山盛り入れて甘ったるくして、それをパンをつけて食べるのだ。これが妙に上手かった。

 日曜日といえば、そんなうきうきした朝の雰囲気を思い出す。何だか遠くまできたものだ。




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