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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

夢幻会展 - 2007.07.24(日記)
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写メ 「夢幻会展」


はる 2229
 今さらデッサンでもないのだけれど、何か有効な本がないかと本屋さんをうろうろする。我々が学生だった頃、参考にしたのがアトリエという雑誌だった。色んな大学が責任編集していて、特に東京芸大の研究室が編集したものは、格調高くて絵を描くもののバイブルのような存在だった。

 あとまぁその時に応じたタイムリーな特集が組まれていて、例えば古典画法が流行ればそれにそったシリーズが出たりした。あの有元さんが安井賞を取る前に、自らの技法を公表しているのには驚いた。むろん食い入るように読んで、まねをしたのは言うまでもない。

 ところでデッサンの本だけれど、どれも昔と同じようなことが書かれていて進歩がない。まぁこういったものは何万冊の本を読んでもけっして上手くはならないのは当然なんだけれど、それでも何かしらのヒントが欲しい。

 前にも書いたけれど、人間の目は物を二重に見ていて、それを頭の中で一つの画像に修正している。それゆえに写真などのすでに平面化されているものを見て描くデッサンと、実際のものを見て描くデッサンとは明らかに違いが有る。

 西欧型のというのか、美大受験方のデッサンはこの二重に見える映像を如何に一つの画面に表現するかということに苦心する。まぁ何というのか見えないところまで描くというのか、優れたデッサンはそれこそもう一つの作品である。

 デッサンの達人というのがいる。これは才能であり、努力ではそこそこカバーできたとしても、如何ともし難いものだ。本来絵描きというのはこの人たちの仕事であって、下手くそな絵描きなど無用の長物でしょう。

 しかしまぁ、可笑しなもので上手い人は描かなくなるんだな。下手くそが何とか努力して続ける。見えないものを観ようとする、聞こえないものを聴こうとする。そんな所が面白いのだな。なんだか屁理屈だけど。上手い絵などちっとも面白くないんだな。ありがたいことに。



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