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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

存在そのままの言葉 - 2007.06.10(ポケットの窓から)
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写メ 「自然の造形」

はる 2175
 世の中にはなかなか鋭い洞察をする人がいるものだ。私など日がな一日、自分勝手なつまらないことを考えて時間を無駄にしているのだが、人によっては抜き差しならない境界に生きている人もいるわけだ。

 例えばこうやってネットサーフィンしていても、ほとんどのブログは言葉の羅列で、私の心に何の抵抗もひっかかりもなく通り過ぎてゆく。まぁ若い人は芸能人とか、女優さんなんかのブログに興味をもって行くのだろうけれど、私には何の共感も持てない。

 私が何となくひっかかるのは、自分というものを深く掘り下げている言葉の持ち主で、それは何だろうな、飾りの無い言葉というのかな、自然と匂ってくるその人の体臭みたいなものだろうけれど、そういった言葉の持ち主だ。

 これはねぇ、ただ単に歳を取ったから深くなるというものでもないようだな。なぜなら多くの熟年世代のブログは見るも無残な恥ずかしくないのか?というような言葉たちでしかないからだ。

 難しい言葉ということでもない。自分の言葉で自分のことを語ればいいのだけれど、そのことの訓練を受けてないからだねぇ。まぁ無理も無いけど。

 言葉、思考、意識でもいいのだけれど、普段から人に分かりやすく伝えるというのか、自分自身でも分かりやすい、正直な気持を語る、そういった訓練が必要じゃないかなぁと思う。いきなり自分を語れと言われても、難しいからね。

 まぁ普段から、どんな言葉を使っているのか、それがそっくりそのままその人を語って行くのだと思う。だからけっこう怖いことだな。いくら隠したとしても、見る人が見ればちゃんと嘘はばれている。

 それは言葉を絵画と入れ替えてもいいんだけれど、描くことが自己の表現になっていないような絵をいくら描いても意味ないということだな。恥なら恥でけっこうだ。嘘偽りの無い「私自身」そのものが、ごろりと出てしまったというような絵を描いて行きたいねぇ。



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