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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

五十年は夢の如し - 2007.06.02(ポケットの窓から)
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写メ 「今日のアトリエ」

はる 2167
 この年になると小学校の頃が妙に懐かしい。随分と前の気もするし、ついこの間のような気もする。すんでしまったことはみんな美しく思える。まぁ当時もそれなりに困ったことを抱えてはいたんだろうけれどねぇ・・。

 神戸の西の端の街、垂水の古い借家に住んでいた頃があった。ここの思いでは新しい大きな家に引っ越してからのことより印象深い。小学校に上がるかどうかのころの話なんだけれど、そんなものかな・・。

 古い町というのは、例えば米屋の誰々とか、魚屋の誰それとか、花屋のこれこれというふうに、稼業でいう場合が多かった。まぁ今のようにみんなが何を仕事にしているのか分からないサラリーマンが少なかったということもあるんだろうね。

 K君の家は小学校の帰り道にあった。同じような長屋のいっかくにあって、日の当たらないような裏庭がついていた。それでもちょっと凝った坪庭風になっていて、自分家の庭が、趣味の無い花畑になっていたのに比べて羨ましく思った。

 K君は頭も良くてなかなかハンサムな顔をしていた。どこか寂しげで、ちょっと大人びた雰囲気ももっていた。同じクラスの中ではちょっと異質な感じを持っていた。

 小学校に上がると、今までのご近所の幼友達とは違う、新しい交友関係が出来る。幼友達が近所と言う避けられない関係だったのに比べて、自分の判断で選べる最初の人間関係だった。

 K君に惹かれたのは多分自分の家には無い虚無的なナイーブな雰囲気だった気がするな、今から考えると。

 彼の家に遊びに行って始めてタバコを吸う女の人を見た。彼の母親だったけれど、これはにはひどく驚いた。今のように普通に女の人がタバコを吸う時代じゃなかったからねぇ。彼には父親がいなかった。

 転校していつしか忘れてしまった。彼は今どうしているのかな・・。



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