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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

本物 - 2007.05.21(ポケットの窓から)
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写メ 「夕暮れの散歩」

はる 2155
 百年ぐらい前のセザンヌが生きていた頃なら、風景を描いてね、画面全体が一つの秩序で出来ている・・などとほざいて適当にゆがめてチョンチョンちょんで一丁あがりでよかったんだ。

 今頃そんなこと悠長にやっててもだれも感心してくれない。展覧会なんかを観るとね、さぁもう何でもござれのビックリ箱状態でね、誰がどれだけ人より目立つか!といった競争で、とても尋常じゃいられない。

 学生の頃、まぁ真面目にセザンヌから始めて、徐々に現代美術の階段を登って来たんだけれど、まぁはっきりいってそういったスタイルでは今の美術は理解できないだろうな。

 で、まぁはっきりいってそういった現代美術は相手にしないことことにした。無論相手からも無視されているのだけれどね。裸の王様みたいなもので、実際あれらが本物と思っている人の本当のところが知りたい。

 本物といえば、昨日「情熱大陸」かな、ジャズピアニストの「上原ひとみ」をやっていた。普段の彼女はそこらあたりにいる普通の女の子なんだけれど、いったんピアノの前に座って弾き出すと顔つきが変わる。

 これがまた、凄くいいのだな。若いときの山下洋輔みたいな感じでね、立って髪振り乱して夜叉のごとく、弾きまくるのだな。巫女というのは字のごとく「女」なんだな、神からのメッセージを伝えるのはやっぱり「女」じゃなきゃあかんのか?なんて思った。一瞬羨ましく思ったね。

 彼女が言ってた言葉「私はピアノと一体になっている」そうなんだな、考えちゃいかんのだ。考えてるとまだ作り事に過ぎない。丸まま、そっくりそのまま「わたし」がごろりと出てくればいいのだけれどねぇ。それで自分だけが酔うのじゃなくて、人様にも入ってきてもらうというのか、そこがプロなんだな。

 ニューヨークのライブの様子をやっていたけれど、即興の醍醐味というのかな、一瞬一瞬これ全てぎりぎりの選択でね。あっちにいこうか、こっちにしようか、あっちにいけば天国が見えるかとおもっていったら、何も見えなかった、というふうなこと言ってた。

 あぁいった即興芸術と一緒にはできないのだけれど、どうなるか分からないというぎりぎりの所にいて、色んな状況や感覚を自分の味方にして物を作って行きたい。本物をね。



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