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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

2023「バラ窓と鳥」F6 混成技法 - 2023.07.31(作品)

明日搬入展示です。
2023「バラ窓と鳥」F6 混成技法
松屋で展示予定
 ■2023年 8/2(水)~8/8(火) 
  榎並和春個展
個展タイトル「ゆめのまにまに2」
 銀座・松屋 7F
遊びのギャラリー
代表 03-3567-1211
・・・・・・
 何かの本を読んでいたらこんな文章があった。
 「源泉(オリジン)は流れに逆らって登らなければたどり着けない、流れに乗るのはゴミでしかない」
 何と素晴らしい文章ではないか。今流行りの事をやっていたのではどう頑張っても源泉にはたどり着かない、流れに逆行しなければ本物にはたどり着かないということだな。

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聖堂 - 2023.07.30(ポケットの窓から)


何でもそうだけれど、長く続けるのはとんでもなく難しい。ネットなどで見ていても若い人は最初は凄い情熱で、私は画家であるというようなことを書いて作品をほぼ毎日のようにアップしている。それが半年が過ぎ、一年経つとその情熱も薄れて作品更新の頻度が落ちてくる。あぁあの人はどうしたのかなと検索してみるともう何年も新しい記事をアップしていない。たぶんそのままフェードアウトして消えてゆくのだ。
 何だろうな、長く続けて行く秘訣というのは。絵が上手いとか、才能があるというのではないきがするな。そう、長く続けることが出来るというのが才能というなら、それも一つかもしれん。職人的な技術というのは大事なツールだけれど、それだけではすぐに行き詰まってしまう。奇麗な人物や風景などどれを描いてもそう変わったものではないからだ。
 自分のことしか分からないけれど、とても大事なことは飽きない探求心みたいなことだろうか。・・・・

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今日のアトリエ - 2023.07.29(写真)

  人物を描いた場合、どうやっても他人は顔の表情を見る。他の部分がどんなに描けたとしても顔の部分がいまいちだと作品自体がいまいちとなる。奇麗に描け、上手に描けという事ではない。魅力的な顔が描けるかどうか、すべてはそこに集約される。
 私は顔を描く時も何も見ないで描くようにしてる。デッサンや下絵を描いて描写系の絵画が人気だけれど、描写することの面白さや醍醐味は充分理解しているつもりだ。それも一つの絵画の方法ではあるけれど、何かそれではない方法があるのではないかと思っている。
 最近村上春樹を読みなおしている。驚いたことにほとんど内容を忘れていることだ。歳をとるというのはそういう意味では毎回新鮮な読書が出来ていいかもしれない。話はそれた。
 「海辺のカフカ」を読み終えた。彼の作品に共通するテーマとして「あちらの世界」の存在というのがある。この間の最新作「壁を・・・」にはしっかりと書かれているのだけれど、あちらの世界もこちらの世界も結局は両方とも自分自身なんだよということを繰り返し言っている。
 私の作画の動機と何か共通するモチベーションを感じるのだな。恐れ多いことですが・・・

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泉にて 部分 - 2023.07.28(ポケットの窓から)


 何も考えないというのは誰でもできることではない。子供とか天才的に生まれた時からあちらの世界の住人であるなら話は別だが、普通にこちら側に生きている人間にとって何も考えないということはたぶんできない。絵を描く時に無心に夢中になって描くというのは理想だけれど、悲しいことに凡人は何かしら考えてしまう。無心にるのはかなり高度の到達点だな。
 人は考えるときに母国語で考えている。言葉にならなくても何かしら考えている。他人に伝えるときに大事なことはそれをわかりやすい言葉にして伝えることだ。自分だけ理解していても誰にもわからないことは無いことと同じだ。教えること教わることだとよく言われるのはそういう事だ。

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今日のアトリエ - 2023.07.26(ポケットの窓から)


2023/7/26
今日のアトリエ
 絵も額装が終わって梱包も終了、収荷の予約もすんだので後は発送を待つだけ。
個展を始めた頃、新聞や雑誌の取材にどう答えていいのか分からず、頓珍漢な答えをしてしまったと後から後悔することが多かった。例えば「今回のテーマは何ですか?」と聞かれて、すんなり答えることが出来る画家は何人いるだろうか。大体個展に何かテーマを持って挑んでいる人などいるのだろうかね。描かれた絵が全てで、それ以上でも以下でもないというのが、本当の気持ちだな。だけど、対外的にプレゼンテーションする場合それだと弱いんだな。こじつけでもいいから、何かしらの作家の言葉が必要なんだ。出来たら日頃から自分の仕事を自分の言葉にする訓練をしておくといいと思う。snsはそう言った意味でも練習になるな。

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今日のアトリエ - 2023.07.23(ブログ)

 全体が一つの塊であること。
集散を繰り返しながらやがて一つの形を形創る。混沌は混沌のままで充分美しいのだが、そのままでは何も生まれない。何もない暗闇の世界に人が生まれたように、一種の偶然、奇跡が必要だな。光あれ!
永遠とか無限というのは限りなく続くもの、際限のないものと理解している。例えば宇宙空間とか、時間とかがその代表的なものだ。しかし、どうだろう、例えばここに一本の紐があるとする。それを半分にして元の紐に足していく、それを無限にくりかえすとすると理くつ的には永遠に増えていく事になるが、当たり前の事だか元の紐をこえる事はない。永遠とか無限というのはそういう事ではないか。際限のないものではなく、ある限られた空間、時間の中での話しではないかと思う。絵画空間に置き換えるとよくわかる。この限られた空間の中に永遠と無限が含まれているということだ。

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2023/7/19 F130制作過程 - 2023.07.21(ブログ)

2023/7/19 F130制作過程
墨でカタチを模索中。画面が墨で真っ黒になってきた。こういった何にでも成りうるニュートラルな混沌が好きだ。
 宇宙の創生というのはあらゆる素粒子が飛び交う混沌から始まった。正義も不義も善も悪も好きも嫌いも意識も無意識も何もかもこの中にある。実はこれは私の頭の中だ。ただ一つの真理というのは意外に正しくはないんかもしれんな。
 集散を繰り返しながらやがて一つの形を形創る。混沌は混沌のままで充分美しいのだが、そのままでは何も生まれない。この世界に人が生まれたように一種の偶然、奇跡が必要だな。光あれ!

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2023「路上のチェリスト」ドローイング - 2023.07.18(作品)

2023「路上のチェリスト」ドローイング
22x15cm 再掲
松屋で展示予定
、、、
今日はチェロ教室の発表会だった。毎年海の日に八ヶ岳乃麓にあるペンションに出かけて発表会の真似事をする。
 こういった芸事というのはよく似た段階を踏む。関門は幾段もあるのだけれど、第一の段階は誰もが容易にマスターできるものだ。単に楽器が演奏出来て嬉しいというようなことか。次にどこかで聞いたことがあるような有名な曲をマスターできた。人前で一応演奏出来た。そんなことか。どんどんグレードはアップしてゆくのだけれど、これで終了という事がない。永遠に続く苦行難行のようなものだ。どこまでやってもプロといわれる人たちの足元にも及ばない。歴然とした違いを感じる。
 何年も一つの曲をからかってある程度弾けたとしてもそれは最初からカウントして10段目の関門をやっと超えただけのことで、つまずくのは何をやっても同じで、どの曲をやっても10段目でつまずくのだな。
 これは何も楽器だけの事ではない。芸事すべてに共通する奥義のようなものだ。

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2023「愚者」SM混成技法 - 2023.07.17(作品)

2023「愚者」SM混成技法
未発表
・・・・・・・
 絵が出来てこのタイトルを考える。一体この人は誰れなんだ。私の潜在意識が作り出した幻影のようなものだ。絵の具のシミと画面の絵肌が偶然に作り上げた謎の人物だ。彼はここにしか存在しない。私が見つけなければ彼は永遠にこの世の中に出てくることはなかった。そう考えると何か愛着が出てくる。
 人であれ物であれ、いずれは何処かに消えて行く。宇宙的な時間で眺めれば、あれもそれもほとんど違いはない永遠のかけらでしかない。


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裸婦クロッキー2023/7/16 - 2023.07.16(裸婦クロッキー)


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写真 - 2023.07.14(ブログ)

2023/7/13
消えたデスクトップに痩せた裸のジジィが写っていた。

野心がない訳ではないが、有名になりとか、お金持ちになりたいとか、名を残したいなどという気持ちはない。カミさんに言わせるとそれが何とも不満のようだけれど、それが偽らざる気持ちだから仕方ない。最後の日まで何とか筆を持って生きてゆければそれでいいなどと思う。まぁそれがよくといえば欲だな。
7/8の「風の色」さんのブログがよかったので無断で転載します。風の色さん悪しからず。ダメというなら連絡ください。削除します。
・・・・・・・
昨夜見た夢について話そう

夢の中では臨時の講師をしていたと思う
なんだか久しぶりの職場で少し浮かれていた気がする
一日の業務が終わって、ノートチェックなどをしながら、生徒からの手紙の返事を書く段になった
これから読んで書くにはずいぶん時間がかかるし、疲れていたので、明日の朝早く出勤して書くことにした。
するとその時、明日はないことに気がついた。
なぜなら、今こうしてそこにいることが「夢の中」であることに気がついたからだ。
 ここで書いておかなければ、明日はないことに。
 明日、またこの夢の中に自分は存在しないことに。
 今夢の中でこうして顔緒を合わせているはずの人にはもう決して出会えないことに。
そういうことに気がついてしまったのだ。今生きているこの世界にはもう戻れないことに気がついたのだ。
そのことに気がついたら、今夢の中で出会っているひとりひとりが愛おしくて涙が流れ声をあげて泣いていた。

目が覚めて、夢の中の出来事を反芻していたら、この世と同じだと気づかされた。
この世は浮世。人生は夢のごとしとよく言うが、まさしくそうだったのだと実感した。
「目の前にいる人に明日は会えない」という当たり前のこと。
そのことをしばらく忘れていた。

多分昨夜見た夢のことはこの先ずっと忘れないだろう。

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1998「長い夜」F3 油彩 - 2023.07.11(未分類)

1998「長い夜」F3 油彩
麻布に 綿布 段ボールなどをコラージュ
・・・・・
 今の水性のアクリル混成技法(異なった成分の画材を混ぜ合わせた画法)になる前の油彩を使った試作作品。油性のキャンバスにやすりをかけて油分を薄めてその上からボンドで布や紙をコラージュしている。25年経ったけれど今のところ剥がれる様子は全くなく。しっかり画面と一体化している。

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2023「モノローグ」SM部分 混成技法 - 2023.07.09(作品)

2023「モノローグ」SM部分 混成技法
松屋で展示予定
・・・・
 作品そのものはほぼ抽象的な絵画空間です。そこに何か具体的な物が置かれることで、一気に具象化します。もちろん最初からそれを狙って描いたわけではありません。色々と試行錯誤しているうちにこうなってしまったというのが本当のところだ。だからもう一度同じものを描けといわれても描けません。この作品は大きく見えますが、葉書二枚分ぐらいの大きさです。ただし、絵肌は壁のようで、厚いところは5mmほど盛り上がっています。
 作品のタイトルは一つの作品だと思っています。西欧の文章は一つの言葉に多くの装飾を施します。それが作家の教養とされるようなところがあります。反対に日本人には短歌とか俳句など極力説明を廃して一つの言葉で森羅万象を表現する伝統があります。説明ではない一つの言葉にどれだけの意味を込めるか、タイトルは一つの詩だと思うな。

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甲府朝日町のカフェsettleにいます。 - 2023.07.07(ブログ)

甲府朝日町のカフェsettleにいます。
 朝日町の商店街はおよそ100mほどの小さい商店街ですが、最近県外からここに引っ越してきてお店をやっているひとが多い。だkらなのか、なかなかかわいいお店が多い。このカフェもその一つだな。道路を挟んで向こう側がジェラート屋さんでここもよく行く。路上駐車もちょっとくらいなら許されるだろう。もちろん駐車場もある。こういった商店街が生きているのはうれしい。イーオンみたいな人工的なおまちより絶対いい。出来れば長くつづけてほしいな。

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今日のアトリエ - 2023.07.06(ブログ)

額装の準備
デパートなどの展示の場合、基本的に売れた作品は入れ替えて行きます。よってかなりの数を用意していく必要があります。デパートによっては額に黄袋と差し箱を指定されることもあります。額はかなりストックしてありますが、それでも制作以外に頭の痛い事です。
 絵を生業にするということはそういう事もひっくるめて生きて行くということだ。黙っていても月々決まった給金がはいる雇われ人とは基本的に違う。動かないと食べては行けないのだな。いい時もあれば、全くだめな時もある。そういうノマド的な生き方を面白いと思えるか、否か。覚悟の問題だな。
 だから、ただ親の資産や地位や身分を受け継いだだけで偉そうにしている輩を見るとやたらと腹が立つ。防衛費二倍、保険料の値上げ、インボイス、あんたらの地位や利権や儲けのためにもっともらしい理由をつけて政治を利用するをやめてくれんか。ええ加減我慢にもげんかいやで。


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2023「解放」F3 部分 混成技法 - 2023.07.05(作品)

2023「解放」F3 部分 混成技法
松屋で展示予定

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2023「聖堂」F0部分 混成技法 - 2023.07.03(作品)

2023「聖堂」F0部分 混成技法
松屋で展示予定
■2023年 8/2(水)~8/8(火) 
  榎並和春個展
個展タイトル「ゆめのまにまに2」
 銀座・松屋 7F
遊びのギャラリー

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2015「おもちゃの音楽隊 No7 ギター」版画 17x12cm - 2023.07.01(作品)

2015「おもちゃの音楽隊 No7 ギター」版画 17x12cm
企画画廊くじらのほね
Webギャラリーで全10種作品展示中
https://www.gallerykujiranohone.com/%E5%B8%B8%E8%A8%AD%E5...
、、、、
この版画は今はもうない町田のギャラリー SHAGGY DOG GALLERY「大きな樹のしたの小さな展覧会」 の企画で作ったものです。
 この町田のギャラリーは大きな樹につつまれた大変雰囲気のある建物で、普段はブテックとして営業していて、年に一度アート作品展を開催するという変わりだねでした。そういう訳で展示スペースの関係で版画を制作しました。

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画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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