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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

 「魔法使いの弟子」 - 2023.06.30(作品)

 「魔法使いの弟子」を初めて聴いたのは、たぶん中学校の音楽の授業だったと思う。今はどうか知らないが、当時の音楽室や美術室というのは特別な神聖感があった。クラッシック音楽など程遠い環境で育った人間には初めて聴く交響曲は不思議な気持ちにさせられた。
 シューベルトの「野ばら」とか「冬の旅」「菩提樹」「魔王」とか、初めて聴いたような音楽ばかりだった。何か西欧への憧れがそのまま音楽になったようで夢中になって聴いた。そんな少年時代を思い出す。

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人物習作 F3部分 未完 - 2023.06.29(作品)

人物習作 F3部分
未完
、、、、
何も見ないで描いては壊してまた描いていく、具象と抽象の間に面白い瞬間がある。この人はここにしか存在しない。何も描写していない。


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2023 人物習作 F3部分 - 2023.06.28(作品)

2023 人物習作 F3部分
 未完
・・・・
 今描いている絵を同時進行でアップしている。というわけでこれがそのまま残っている確率は非常に少ない。FBをご覧になっている人だけが共有できる場という事だな。ネットにアップする作品は完成作とは限らないわけで、ひと昔前ならこんなことはできなかった。それがいいか悪いか分かりませんが、表現未満のことが表現になるという新しい試みかもしれんな。今生きている作家が今を同時進行で表現してゆく。そこのところが面白い。
 AIやパソコンがどんなになっても人が面白がる気持ちは分からんだろう。完成させることが目的ではなく、その過程が面白いのだからな。
 表現者は今後益々生き方を問われるだろうな。どう生きたかが、すなわちその人の作品になる。生きて来たように死んでゆく。そういうことだ。

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クビだクビだ、即刻クビた。 - 2023.06.25(ブログ)

政府も国民も勘違いしてはいないか!民主国家において政府はお上では無い。封建制の朝廷や幕府ではない。政府は民のために働く仮の組織だ。首相はその雇われ組長でしかない。おらが村の殿様ではないのだ。何時代に生きているのだ。民のためにならない組長は即刻クビにするべきだ!まして雇われの分際で法を押し付けるなどもっての他だ。クビだクビだ、即刻クビた。
 何故そんな事になるかと言えば、テレビや新聞を味方に付けて五割の民がアハハだからだ。二割の上級国民だけがワハハとなる仕組みを作った。それに何も疑いも抱かないように、考えることを放棄して暗記と黙って従う事だけを押し付けた教育のせいだな。

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2023「猫を抱く」F3部分 未完 - 2023.06.23(未分類)

2023「猫を抱く」F3部分
未完
山梨新報 6月コラム
デッサンは必要か?
 最近はネットのSNSで情報発信することが多い。そういったネット上の話題で、これからの絵で生きたいと思っている人たちにとって、デッサンは必要か?というような話で盛り上がっていた。AIが描いた印象派風の絵など機械が描いたとは思えないとか、どこかの世界的な写真コンクールでAIの作ったポートレート写真が大賞をとったなど、従来の表現活動からは考えられないような話が頭から離れない。そうだな、これからイラストレーターとか漫画家とかデザイナーみたいに注文されて職業的に絵を描く仕事はかなりAIに代わってゆくだろう。例えば建築の表現世界では、もうすでにコンピューターなしではやってはいけないところまで来ている。既成の情報を最大限に生かすことが、コンピューターの得意とするところだから、その点ではすでに人の能力を超えている。写真が登場してきた時に肖像画家が存続を危ぶまれたように、消えてゆく職業も多いだろう。まぁ考え方次第だけれど、そういった意味ではパソコンさえ使えれば、趣味でアナログ的に絵を描く以外、デッサンは必要ないかもしれん。
 しかしなぁ、私がいうのもおこがましいが、デッサンというのは絵を描く道具というだけではない。あらゆる造形表現活動の基礎になっているもので、例えば全体と部分の関係とか、物が占める空間とそれ以外の間とか、線と面の関係とか、もちろん明暗やボリューム表現などなど、デッサンから学ぶことは多い。そこを学ばないで形だけなぞっても最初はいいけれど長く続けることは出来ないのではないかな。
例えばこの「魔法使いの弟子」は通常のデッサンからは出てこない。何故なら何かを描写しようとして描かれたものではないからだ。左の人物の身体も普通ではありえないほどねじ曲がっているし、プロポーションはでたらめだ。ところが私はそれでもいいように思った。それを生かすかどうかを判断する感覚は自分のなかにある。コラージュなどもそうだが、どこにどんなものが来るのか決まっていない。そのことがかえって面白い効果を生む。自分の感覚が平凡であることをよく知っているので出来るだけ予定調和は避ける。そうやって無理やり道草することで自分の持っているもの以上の効果を得ることがよくある。積極的に無駄をする。画面がどろどろの滅茶苦茶になったとしても、いずれはある方向に向かって収束するということを私は経験上知っている。それはみんなデッサンから学んだものだ。正確にものを写し取るといったことだけではない、物を作ることの大切な感覚をデッサンから学んだ。だから私は未だにデッサンする。凡庸な絵描きはデッサンを忘れるためにデッサンする。


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子守歌 - 2023.06.21(作品)


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松屋ロゴあり - 2023.06.18(ブログ)

 松屋の個展は最初が2008年でそれからほぼ二年おきにやって今回で8回目になる。最初の画廊は美術館のようなスペースでここで個展が出来るだけで光栄に思ったものだ。ただしそれに似合うだけの実力も売り上げも期待できないと思われるので、緊張で震えが来た。スペースを埋めるために国展に出品した130号や100号の大作を並べて一世一代の回顧展のような展覧会になった。しかし、案の定大した話題にはならなかった。二年後の次回からどうやってスペースを埋めるのか悩みどころだったな。幸か不幸かこの画廊も縮小されて、今のような形になった。デパートの画廊も色々変遷がある。

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2023「バラ窓と鳥」f6 途中 混成技法 - 2023.06.17(作品)

2023「バラ窓と鳥」f6 途中 混成技法
未完
、、、、
「バラ窓 ばらまど ゴシック教会建築などのファサードに、バラの花のような形にステンドグラスがはめ込まれた円形の窓のことです。 円花窓、車輪窓とも呼ばれます。 キリストを太陽になぞらえて造った円形の窓から発達したもので、その最も古い例は12世紀イタリアの聖堂にみられます。」
 バラ窓を描こうと思っていたわけではない。元々は赤いインド綿に刺繍がされていた。後々たぶん困るだろうなという予想の元にコラージュした。案の定刺繍の凸凹から見える赤い布地がどうしようもない。しばらく放っておいて何気なく見るとそこには教会のバラ窓が見えた。ゴシックのバラ窓はノートルダム寺院のステンドグラスなどがはめ込まれた豪華なバラ窓が有名だけれど、私がイメージしたのはフランチェスコ教会の質素なバラ窓だ。
 イメージというのは不思議なものだ。たぶんどこかで見たであろう事やものが混ざり合って潜在意識の中に眠っている。それが何かの切っ掛けで浮かんでは消えたりする。我々の仕事はそんな曖昧な光景を色や形に置き換えて見えるようにすることではないかな。形や色は描写したものではないの

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2023「無伴奏組曲」F3  - 2023.06.16(未分類)
無伴奏
2023「無伴奏組曲」F3 混成技法
未発表
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2023「ロードレーサー」F3 混成技法 - 2023.06.13(作品)
ロードレーサーpnhannkyuu
2023「ロードレーサー」F3 混成技法
未発表
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 今日は定期健診。2000年に悪性リンパ腫のために胃の全摘手術を受けた。あれから23年も経ったけれど、治療らしいことは何もしていないけれど、未だに血液検査から解放されない。加齢をへてそろそろ色んな所に不具合が出てきそうなので、こうやって血液検査をやって調べてもらえるのは有難いのかもしれない。そのおかげなのか今のところ何も出て来てはいない。
 ガンの告知は最近では普通におこなわれているけれど、当時はまだ一般的ではなかった。ガン=死病というイメージがつよかったので、患者にとって伏せていた方がいいのじゃないかと思われていた。そうすると患者とその家族の間に何かしらぎくしゃくした不信感みたいなものが覆って精神的にお互いに良くないというのが最近の告知するという方向になったようだ。
 告知されると最初は急激に落ち込む。誰でもそうだと思うけれど、死というのがリアルに見えてくると今まで普通に見えていたものが愛おしく、何をみても泣けてきて仕方がなかった。元気なころに撮った写真など見ると涙が止まらなかった。次のステージはやたらと腹が立つ。何故他の人でなくて俺なんだ。俺が何か悪いことをしたか?と周りに当たり散らす。そして最終ステージは落ち着いてきて、病気と正面切って戦おうという気になるのだな。

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2015「おもちゃの音楽隊 No7 ギター」版画 17x12cm - 2023.06.11(作品)
2015「おもちゃの音楽隊 No7 ギター」版画 17x12cm
企画画廊くじらのほね
Webギャラリーで全10作品展示中

DSC01468pn.jpg


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2023「野の百合」ドローイング 22x15cm - 2023.06.10(未分類)
野のユリpn
2023「野の百合」ドローイング
22x15cm

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最後の晩餐 - 2023.06.09(ブログ)
無題2


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路上のチェリスト - 2023.06.08(作品)

2023「路上のチェリスト」22x15cm ドローイング
本人蔵
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 長い間チェロにさわっているけれど、一向に上達しない。けっして謙遜ではなくほんとうに上手くならない。弦楽器は抱いて寝ろと言われるけれど、上手な人は本当に添い寝しているのではないかと疑う。

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老いる - 2023.06.05(ポケットの窓から)


2023「老いる」F8部分
・・・・・・
この絵は一度サインを入れて仕上がった状態で長らくアトリエの片隅に飾ってあった。たぶん一度くらいどこかの個展で展示したかもしれん。長く見ていると気に入らないところが出てくる。全面的にやり直すことも多いけれど、この人物のフォルムは捨てがたい。ということで部分的な修正にした。
 私の絵はどうやっても人物が中心になってくるのだけれど、そのままを写生したような人物はすくない。厳密な意味ではデッサンも形も歪でくるっている。求めているかたちというのは人物のオリジン(源泉)な形であって、個々人の固有のかたちではない。そうは言っても私なりの「いいかたち」「かわいいかたち」というのがあるのだろうな。そのカタチがいいか悪いかを決めるのは自分ではない第三者なんだな。もっと言えば時間が決めるといってもいいか。自己満足だけでは他人には伝わらない。
 美人画がばかりがもてはやされるけれど、綺麗でも美しくもない「老い」た自分がモチーフになっている。絵にするやり方は色々あるけれど、結局は自分を掘り進めるしか方法はない。流行ばかりを追っかけると盛りを過ぎると捨てられる。自分のオリジンを探すことだ。尽きることないアイディアが隠れている。

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スクエア展 - 2023.06.04(ブログ)
23スクエア
2023 第32回スクエア展
6/20~25
山梨県立美術館B
併設 小林宏個展
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 全国規模の公募団体から、地方の公募団体や県展の実行委員など色々参加していますが、グループ展はスクエア展だけです。この会も32回になりました。立ち上げた頃は若手作家の集まりだったのが、いつの間にかベテランから老人グループになってきてしまった。というわけで、最近若い人を入れました。お楽しみに。
・・・・・
 精神分析にロールシャッハテストというのがあったな。何か絵の具のシミを見せて何に見えるかを問う。普通に素直に見えたままを言うのが前提だろうけれど、心の中にあったもの潜在意識のとこまで下りて問いかけるそんなことだった気がする。どこまで信頼性があるのか、専門家ではないので私には分からないが、今私がやっていることはそんなことと近い。ただ学問や精神分析をするためにやっている訳ではなく、絵を描く手法の一つとしてやっているだけで、そこのとこを勘違いするとスピ系と間違われる。私にはそんな能力はない。
 この絵の具のシミを見て黒い靴下をはいた裸婦が見えたのは、長年裸婦クロッキーをやっていた成果だと思える。私の描く裸婦は色気が全くない。スケベではあるが、そのこととあまり関係はないのかもな。
 絵を描く根気がないという事を書いたが、文字通りの意味ではない。写真のように見えたものを観えたまま描く、そんな描き方には今の私は興味がないという意味だな。もっと自由な解放された線を大事にしたいということだ。

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落書き - 2023.06.03(ポケットの窓から)






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