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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

2009年 「いのりのかたち」 F8 No1243 混成技法 - 2023.02.28(作品)

2009年 「いのりのかたち」 F8 No1243 混成技法
個人蔵
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 これは絵というよりオブジェに近い。こういったものを標本箱のようなボックスに入れて展示すると何か独特な世界ができる。ボックスアート全体に共通の感覚なんだけれど、ボックスの中と外では違う空気が流れている。ボックスアートで有名なジョゼフ・コーネルなども好きだな。自分の好きな物をただボックスに詰め込んだだけなんだけれど、だからよりセンスが問われる。趣味嗜好というのは「私の好きな物」でいいわけで、絵は描くだけと考えている人には邪道かもしれませんが、こういうスタイルも有じゃないかな。
 元々アート作品とは現世に穿った異次元の空間であって額は現世との結界だろうな。それをのぞきこむ楽しさは「覗きカラクリ」「幻灯写真」をみるようなものか。

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三つ編み - 2023.02.27(ポケットの窓から)


2022「三つ編み」ドローイング
本人蔵
、、、、
 ドローイングというのか、落書きというかその境目があいまいなんだけれど、適当に絵の具を垂らしたカタチからイメージを膨らませペンを走らせるのは面白い。一発で上手くいく場合もあるけれど、こういう描き方は失敗も多いな。
 何が出て来るかは予想出来ない。自分の中にある潜在意識を刺激する。この絵の場合、女の子のワンピースが一番最初に出てきた。母と娘の日常のありふれたシーンを描きたかったのかな。人ごとみたいだけれど。
 人物のプロポーションはバランスさえ取れていれば大丈夫なのではないか、顔カタチさえあるようなないようなものだ。

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散歩道 - 2023.02.25(ポケットの窓から)
















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ジャズギター - 2023.02.23(ポケットの窓から)


絵を生業にする方法をたずねられたので考えながら書いてみる。前にも書いたかもしれん。絵を描くことが何よりも好きで、絵さえかいていれば他は何もいらないというような人が本当は絵を生業にすべきなのかもしれん。しかし、絵を描くことを生業にしたいならば色々ある。例えばアニメーターとかイラストレーターとか物語が書けるなら漫画家というてもある。工業系に向いていれば車や色々な機械や新しいパッケージのデザイン画とか建築のパース画なども絵描きの仕事といえばいえる。しかし、純粋な意味で作家として「絵を描く」ことを生業にするのはとんでもなく難しい。仮に作家が10人いれば10通りの方法がある。他の人の事は分からないので自分の事を話すことにする。私は絵のようなものを描いて生業にしていますが、純粋な意味で絵を売っているのではない気がするな。「絵描きという芸」を切り売りしているのではないかと。純粋に絵を売りたい人は真似してはいけないような気がするな、絵を売りたい人はもっと技術を磨いた方がいい。私がもっぱら得意とするのはあーでもないこうーでもないくだらないことを日々考えることで、例えば「思索家」とか「散歩家」などとうそぶいて、自分の幼稚な思索を繰り返して絵にしたり、文章にして恥をさらしてゆく。そういう芸を売っている。その見返りにお布施とかご喜捨としてお代をいただいているのではないか。これを何というのだ。

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洛DM - 2023.02.22(ブログ)
洛DM

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小さな音楽隊 ギター - 2023.02.21(ポケットの窓から)


はる 7961
山梨新報2月コラム
 工作少年の夢物語
 あれは小学校の低学年の頃だったか、トランジスタラジオが世の中に初めて出てきた頃だ。今まで真空管ラジオしか見たことがなかった私にとって、小さな手の中に入るようなラジオから一人前に人の声が聞こえたり、音楽が流れることが不思議でしかたなかった。本当は小人がこの中に住んでいていろいろと仕事をしているのではないかと、親の目を盗んで分解してみたい衝動に駆られることもしばしばだった。
 それからしばらくして、そうだな我々が小学校の高学年になった頃に、鉱石ラジオがブームになった。高性能のトランジスタラジオなど子供たちにとっては、どだい高根の花で、簡単に手に入るものではない。ところが鉱石ラジオは自分たちの小遣い程度で、少し無理すれば入手できるものだった。今から考えるとなんとも幼稚な器具なのだが、当時の工作少年たちにとっては夢の箱だったんだな。
 ある時に鉱石ラジオを分解した。どう考えても不思議なんだもの。真空管ラジオやトランジスタラジオなら、それなりの機械がそれなりの状態で整然と並んで、これは由緒正しい機械ですと主張してくる。ドライバーとラジオペンチ一本ではどうにも太刀打ちできそうにない。
ところが鉱石ラジオはそうではない。どうにもこうにも拍子抜けするくらいに軽い。空っぽなんだな。あるのは、いわゆるゲルマニウㇺという鉱石がはいった豆粒と、コイルを巻いた筒が一つ入っているだけだ。これだけでどうして音楽や会話が聞こえるのだ。不思議で仕方なかった。ある種の鉱石にそういった能力があることを見つけた人は天才に違いない。
 夢の道具といえば、どうすれば離れた人と簡単に会話を楽しめるか、まぁ電話とか無線など当時も当然あったのだけれど、それは実用的なものであって子供の遊び道具ではない。今の携帯電話などまだまだ影も形もなかった時代だからな。
 エスパーという宇宙少年がいて、テレパシーで何の器具も使わずに意思を交換出来たり、これまた何の道具も使わずに瞬間に場所を移動することが出来る超能力を持っているなどという話を夢物語で聞いた。そういえば、ある意味今の携帯電話は当時考えていたテレパシーの能力をだれもが得たことになるのじゃないか。
 便利は不便を駆逐する。携帯やパソコンが生まれた時から普通に身近に道具として存在する人間と、我々のようにアナログで育った人間との間にはかなり大きなギャップが存在するだろうな。キーボードをたたくだけで世界と通信できる、遊ぶことが出来る、仕事が出来るというのは便利なようで不便である気がするな。単に老人の杞憂に過ぎないのかな。どうなんだろう。


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コンダクター - 2023.02.20(ポケットの窓から)


ゴム版画の簡単な陰刻です。
 ①ゴム版に簡単な線彫りをする。
  凸版ではないのでこの線彫りが版の輪郭になります。
 ②色付きの画用紙、ラシャ紙などに適当な色を置く
  色んな色を置いた方が面白い効果が出る。
 ③版に白色ジェッソを塗って②の上に置く。
 これだけです。

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神戸実家母の13回忌 - 2023.02.19(ポケットの窓から)






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神戸舞子 六角堂 - 2023.02.18(ポケットの窓から)






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富士宮から - 2023.02.17(ポケットの窓から)






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出番前 - 2023.02.14(ポケットの窓から)


はる 7955
  つれづれに         
 二十歳の誕生日に油絵の道具一式をお袋にプレゼントしてもらった。今でも覚えていますが神戸大丸の手前の小さな画材店だった。あれから半世紀が過ぎた。
 絵描きになるとか、生涯つづけていくなどとは夢にも考えていなかった。とにかく日々ぐーたらに生きている息子を案じて「絵でも描けば横道にそれないで生きていってくれるのではないか」という親心だったのではないかな。
 何年か夢中になってやってきた時に、絵を描く友人から「絵などやってもどうにもならない、人生を棒に振るだけだぞ」と諭された。その通りなんだけれど、もう後には引けないほどのめり込んでいた。
 三十歳になった時に定職に就くことを止めて、とにかく絵を描いていくと決めた。これが大きな転換期かな。
 ともあれ、こうやって続けてこれたのは最初にきっかけを作ってくれたお袋のおかげと感謝している。
 何故こんなことを思い出したかといえば、今年はお袋の13回忌だ。

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2023/2/12裸婦クロッキー - 2023.02.12(裸婦クロッキー)
DSC04881.jpg DSC04880.jpg DSC04879.jpg DSC04878.jpg DSC04877.jpg DSC04876.jpg 

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南甲府駅前ロータリー - 2023.02.11(ポケットの窓から)


2023 F6部分「駅前ロータリー」混成技法
未発表
、、、
南甲府駅の駅舎
地方にはひなびたローカル線が多い。身延線もその一つだ。無人駅も多くこの南甲府駅の駅舎は絵になる。しかし、これを写真をみてそのまま描いてもまったく面白くない。

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大雪 - 2023.02.10(ポケットの窓から)





はる 7950
 大雪
ゆめのまにまに
 大阪には随分とお世話になった。今も2年に一度個展開催させてもらっているので悪口は書きたくない。でもしかし4年前後も住みながら一向に愛着が湧かなかった。大阪の持つあの圧倒的な土着のパワーも自分のものには出来なかったな。関西といっても神戸、京都、大阪とそれぞれに微妙にちがうのだな。お笑いはなんと言っても大阪、吉本だったけれどね。最近の吉本は権利にへつらって嫌いだな。芸人は権力者を笑い飛ばしてなんぼだろ。大体国から金もらった段階でアウトだ。

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ジムノペティ - 2023.02.09(ポケットの窓から)


「ゆめのまにまに」70年は夢の如し。二十歳前後に絵を描き始めた頃は何も考えていなかった。当たり前だけれど、50年後の私など夢にも見なかった。今を生きるのが精一杯だったな。
 大阪の学校をでる頃、ちょうどオイルショックで世の中が急激に不景気なった。就職先も激減して内定取消しもあったようだ。イチゴ白書の歌詞のように もう若くないからと髪を切って就職していった奴も多かった。若気のいたりで当時は何をしてでも生きて行ける気がしていた。普通に就職してサラリーマンなどなる気がしなかった。かといって何の資格も特技もなかった若造にできることなど何もなかったな。多少絵が描けるといってもそんなものは何の役にもたたない。かえって邪魔になるくらいだな。、、、


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山梨美術協会てん - 2023.02.08(ポケットの窓から)
















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散歩みち - 2023.02.07(ポケットの窓から)











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古い版画 - 2023.02.06(ポケットの窓から)


はる 7946
 「ゆめのまにまに」とはどういう意味なんだろう。何も調べないで第一印象を書いてみる。最初の浮かんでいた言葉は「ゆめのつづき」だった。それから「あるがままに」というのも浮かんだ。両方とも今まで作品のタイトルに使ったことがある言葉だ。まぁ私にとってはなじみのある言葉で、あるいみ新鮮味はない。そこから「ゆめのままに」まではわりと近い。どこかはやり歌のタイトルのようでちょっと一年間自分の個展のタイトルにするには恥ずかしい。そこで「ゆめのまにまに」突如浮かんだ。で調べてみると・・・「まにまに」とは、漢字で「随に」と書いて「まにまに」と読みます。相手の成り行きや状況に合わせて進む様子を意味します・・・とある。そうすると夢を見るように事の成り行きに任せるということかな。なかなか意味が深く優柔不断の私の人生にぴったりの言葉ではなかろうか。夢かうつつかマボロシか昼行燈のような私の生き様そのものをよく表している。これにするか。

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もうひな祭りだ - 2023.02.05(ポケットの窓から)


「 ゆめのまにまに」
次のテーマを考える。色々浮かんでは消えて行く。どれもが当てはまりそうでもあり、全く見当外れのような気もする。あまり大上段に構えたテーマだと最初はいいのだが、段々恥ずかしく思えてくる。誰もが理解できて納得できる、そうだよな、、と思えるコトバを探す。難しく楽しい仕事でもあるな。自分の人生を俯瞰的に眺めてみる。突然 ゆめのまにまに という言葉が降りてきた。そうだよな、ここまでの人生を振り返ると夢を見ていたようだ。夢と現が波間に漂う泡のようなものだ。

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聖地巡礼 - 2023.02.03(ポケットの窓から)


2023 「聖地巡礼」F8部分 混成技法
未発表
、、、、
女性の顔は難しい。単に美人画にならないように、品格があって尚且とっつき易く慈悲深いそんな顔であって欲しい。
 そんな無理難題を押し付けてもなかなか一朝一夕には上手くはいかない。美人を美人に描いてもブロマイド以上にはならんだろう。

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男と女 - 2023.02.02(ポケットの窓から)


はる 7942
2023 男と女 F20 部分
未発表
、、、、
 「男と女」といえばクロード・ルルーシュ監督の映画を思い出す。何よりも フランシス・レイの音楽がよかった。当時フランシスレイは乗りに乗っていて色んな映画音楽を手掛けていた。中でもこの「男と女」は秀逸で言葉のないスキャットで世界中のファンを獲得した。映画のシーンで一番印象に残っているのは海岸のシーンでカゲロウのように人間がひょろひょろ浮かんでいるシーンかな。何故かジャコメッティの細長い彫刻を彷彿させた。
 1966年の制作というから私は14,5歳の頃だ。もちろん当時は映画館では観ていないはずだ。テレビの映画番組で観たのかもしれんな。それでもかなり若い頃に観た覚えがある。フランス映画にしろイタリア映画にしろハリウッド映画と違うところは巨額の資金を掛けて盛大にぶっ壊して驚かせて何ぼや?ではないところだな。興行的にはその方が収益は上がるのかもしれないが、もちろんそれを否定するわけではないけどね。それもあっていい。でもそれだけじゃつまらんな。フランスを含めてヨーロッパで小津安二郎の映画が受けるのは、何気ない日常にこそ物語がある、そういう考え方がどこか共通するものがある気がする。

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コーヒータイム - 2023.02.01(ポケットの窓から)
















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画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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