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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

ポケットの窓 - 2018.11.02(ポケットの窓から)


はる 6393
 今日は午後から県の仕事で美術館にいた。県の文化祭は県の一大事業だと思うのだが、これに掛ける予算はすずめの涙程度だ。昔はそれでも出品料は取らずやっていた。なぜだか最近は審査料を2000円も取る。それにもかかわらず我々は500円ぐらいのノリ弁当一つで働いている。いい大人が、それもそれなりに専門の見識を持った人間が一日働いてノリ弁当一つだ。

 県の行事でありながら、県の職員はほとんど顔を見せない。我々はなぜか当番がまわってくる。それにとても大事なのは、特に感謝されていないということだ。当たり前のように使われている。ノリ弁当ひとつで。お金が欲しい訳ではない。もちろんくれるなら貰うけどね。言いたいことは、県の大事な行事を我々が取り仕切っているにもかかわらず、感謝もされていないということだ。

 これが文化国家と言われる日本の地方の現実だな。あほくさ。

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美術館の午後 部分 - 2018.11.01(作品)

はる 6392
 また歯医者のお世話になった。今度は左上の奥歯。もともと対の下の歯は抜いてなかったので弱くなっていたのはたしかなんだけれどね。いつの間にか虫歯になっていたんだね。根元からぽきりと折れてしまった。今までにない劣化。老化はこんなところにも表れている。仕方ないな。このところ毎週のように歯医者に出かけている。

 歳をとることは別に嫌ではない。自然に老いてゆくのはある意味で興味津々だ。どんなふうに老いて、そして消えて行くのかとくと皆さんに報告して行こうと思っている。まずそうだな、歯と目と耳が弱ってくるようだな。

 生きてきた証など別にいらないな。自虐的に言うのではないが、どうあがいても名もない一絵描きにすぎない。そんなもの何の意味もないのだ。同じように朝は明けて日が昇りそして暮れて行く。それはどんな重要な人物であれ変わりはしない。

 今こうして生きている。それだけで充分幸せだ。それ以上何もいらないな。きれいさっぱり何もかも処分してもらって結構だ。



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