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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

台風 - 2018.09.30(ポケットの窓から)


はる 6360
 今凄い風が吹いている。これからここは最接近するらしい。日本は今年は災害の当たり年。地震や台風に大雨、人間がやっていることを笑うようにやってくる。

 ところで沖縄の知事選がこの台風の中行われて、デニーさんが勝った。すごいな。あそこまでないがしろにされれば県民も怒るわな。このまま地方から革命が起きればいい。

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13 ナルニの街角 5 '95/9/27 - 2018.09.29(イタリアスケッチ)

はる 6359
13 ナルニの街角 5 '95/9/27
 八月三十一日から長い旅に出掛けた。まず利夫さんたちとサルデニア島に二週間のバカ ンス、その後イギリスに渡り九月二十五日に帰国。又以前の生活に戻った。

 ガリバルディー広場から市庁舎と反対の道を行くと、急な坂道になる。狭くくねった石 畳を息を切らせて登って行く。視界がどんどん開けてドゥオモ(聖堂)がやや下に見えて 来る。要塞状の岩山に張りつくような家のつくりは、何処も似たようなものだが、何故か 懐かしい気がする。

 子供がいろんな形をした積木を釣り合いを考え、積み上げたような、 一つ一つはばらばらで、一寸油断すれば脆くも崩れてしまいそうでありながら、微妙なバ ランスを保って成り立っている。懐かしさはその統一感から来るものだろう。

 九月になってもまだまだ日差しは強く、日向に出ると自然に汗ばんで来るが、手前の家 の日陰になっている所に座り込んで描いていると、下から吹き上げて来る風は冷気を含ん でいて心地好い。

 昼時前だが下町の馴染みのピザ屋で買って来た、マルゲリータ(トマト とモッツァレラチーズ)を頬張り軽く腹ごしらえをする。そして最後のアクセントを付け そろそろ光の様子が変わって来たので終わりとする。


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今日のアトリエ - 2018.09.29(ポケットの窓から)



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今日のアトリエ - 2018.09.28(ポケットの窓から)


はる 6358
 「永遠のゆくえ」
                             榎並和春

 戦前に書かれた「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎・著)の漫画化された本を借りて読んだ。この命題に一番敏感だったのは高校生ぐらいの頃だったかな。今凄く流行っているそうだけれど、何かすごく懐かしい感じがした。ただし、だからといってもうすでに解決した問題だという訳ではない。未だに考えつづけている命題でもあるよな。

 漫画と言えば一番感動したのは手塚治虫の「火の鳥」だ。電車の中で読みふけっていてとんでもないところまで乗り過ごした覚えがある。あれも輪廻転生の永遠の生命がテーマだった。

 人は年取っても考えている事はあまり変わらないなぁ。姿かたちが変わるから、それなりに見えるけれど、本質的には子供のままじゃないかと思う。私はこういう答えのない問いかけを仕事にしてしまった。永遠のゆくえのは永遠に分からないままだ。

 さて、今年もそんな「永遠のかけら」を作品にしました。是非お出かけください。こころよりお待ちしております。


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花束を持つ人 - 2018.09.27(作品)

はる 6357
 二三日前から奥歯が痛む。もうほとんど噛む役目は果たしていないのだが、かかりつけの医者は抜こうとは言わない。騙しだまし使い切ってそれでだめなら最後には抜きましょうというそういうスタンスだ。今日は朝に予約を入れてなんとか治療してもらう。すこしはましになったか。しかし、不思議なもので体のどこか、たとえ虫歯でも痛むと何も手につかない。集中できないな。どこそこが痛い具合が悪いなどということはこれから頻繁に起きるのかもな。それを普通の日常としてとらえて仕事をしてゆかねばならないということだ。

 樹木希林さんの最後がよくここのところ言われている。全身にがんが転移してそれでも役者として最後まで演じ切っていた。ああいう姿を見るとカッコいいなぁとおもう。痛いとも痒いとも言わないでね。たぶん最後の頃はつらかっただろうと思うけれど、それを他人にはみせない。役者だからできるのかもしれないけれど、我もそうありたいね。最後まで表現者でいたいね。


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イタリアスケッチ - 2018.09.26(作品)

はる 6356
  12 ナルニの街角 4 '95/8/26
 このアーチをくぐって行くと、小学校前の道につながる。たぶん何百年も変わらないこ の街角の風景は、子供たちの親もそして又その親も見た風景なんだろう。

 変わらない事は 変わる事より難しい。町のあちこちで修復がなされている。たとえ石造りの建物にしても ほっておけば、やがて崩壊していく。自然なままに見えて、実は精一杯の努力をしている 。

 その根底を成しているものは、本当にいいものはいつまでたってもいいものである、と いう自国の文化に対する絶対の自信と誇りである。それらの事は、そこで生活する人にも 言えて、子供たちと年寄りが広場や公園で同じ場を共有し、お喋りに興じている。老人は 自分の人生に自信と誇りを持ち、若者たちはその姿に将来の自分を見る。

 町は人がいてそこで生活し、学校や美術館があり、人々が集まるカフェやバー、公園や 広場があってそれらが有機的にバランスよく配置されていて、子供も若者も年寄りも隔て なく楽しく生きていけるのが理想だと思う。十年経ったら全く町が変わってしまった、と いうような大きな理想のない町づくりは、永い目でみればとんでもない無駄 だと思う。

 古 ぼけた一本のアーチのある通りを見ながら、そんなことを考えた。


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イタリアスケッチNo64 - 2018.09.25(作品)

はる 6355
 古いイタリアのスケッチをいまFBにあげている。その関係でこちらのブログにもおすそ分けです。ブログは画像をアップするのが結構面倒だ。いや携帯で撮った画像を直接アップするのは簡単なんだが、大きな容量で撮った作品などをアップしようとすると簡単ではない。一度縮小しないとアップできない。そこのところがブログは面倒だ。FBだと適当に縮小してくれる。複数枚数アップするのも簡単だ。だから反対にFBで縮小された画像を取り込むことになる。

 ブログとFBではおなじSNSでありながら少し棲み分けが違う。ブログにはほぼ毎日日記のように何かしら書いてゆく。あまり推考することもない。誤字脱字なんでもあり。頭に浮かんだものをそのままダイレクトに書いてゆく。そうでないと何も書けなくなってしまう。読んでいる人の顔が見えない。それがまたいいところでもあるのだけれどね。

 FBはそんな中から適当に選んで面白いなと思った文章をアップする。画像も簡単にアップすることが出来るので便利である。ダイレクトに反応があるのでこれまた面白い。だれが面白いと思ったのか分かるところがいい。

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今日はアトリエ - 2018.09.24(ポケットの窓から)


はる 6354
 今日はお彼岸。画像が遅れている。まぁいいか。

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裸婦クロッキー2018/9/23 - 2018.09.23(裸婦クロッキー)


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はる 6353
 今日も裸婦クロッキーだった。
 不思議なもので、自分で言うのもオカシイのだが今日はほとんど失敗がなかった。こういう時は最後まで上手くいく。たぶん人が観ても分からないと思うのだ。何だろう、乗って描けるときと全然ダメな時がある。不思議だな。

 上手く言葉で説明できないかもしれないが、やってみる。
 まず上手くいかない場合、腕が縮んで部分ばかりにこだわってしまう。全体が見えていない。人の目が気になる。どんどんだめになる悪循環。上手くいく場合、今描いている場所と全体のバランスが程よく見えている。細部にこだわらない。

 まず全体を大きな透明な風呂敷で包んだように捉える。この時大体頭の先から、足まで上手く入るようにモデルをトリミングする。委細構わずこうだろうと思う線を動きムーブマンに合わせてどんどん引いてゆく。この時に決めなければならない要所を決めておく。例えば肩の位置、乳首の位置、おへその位置、骨盤の位置、これで大体の輪郭が取れる。鉛筆は画面から離さないで描く方がいいだろう。刻み込むように描いてゆく。線は残しておく。

 全体に線がひかれたら、また頭から段々正確な形を、線を見つけて行く。何時も全体をみながら、そうやって明るいところと暗いところ二分割くらいの明暗を薄くつけておくと塊が意識しやすい。そうやって何回か往復して段々に形と明暗を取って行く。




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ポケット - 2018.09.23(ポケットの窓から)



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ポケット - 2018.09.22(ポケットの窓から)


はる 6352
 まぁ正直いって良くわからんところがある。どうしたらいいのだろうかね。いや、アメリカさんに体よく居座られて日本は何にもできない状態だな。沖縄がその最前線。沖縄だけじゃないけどね。日本の首都圏の空はアメリカさんが押さえている訳で、防衛をすべて棚上げににして彼らにおんぶにだっこで日本は戦後復興してきた訳だ。吉田茂がそのまま言っているシーンがあるものな。金のかかる防衛はアメリカさんに任せて、我々は戦後復興に全力を注ぐとね。復興時はそれでよかったのだけど、戦後70年経ってそのまま彼らのいうがままというのはどういうもんだろう。自国の防衛を他国に任せた独立国などありゃせんわいな。いざとなったら他人は助けてくれんぞな。彼らも自国のために駐留しているわけで、日本の事など10%も考えちゃいないね。わがまま放題のアメリカンだもの。

 上手くいって彼らに手を引いてもらうということになったら、他国がじわじわとやってくるかね。そこが問題だな。我々は基本軍備を持たないとうたってる。それをいいことに他国がやりたい放題というシナリオが、恐怖が憲法改正の目玉だな。自衛隊を合憲にして軍隊に格上げしようという話だ。戦えない軍隊などいやない訳で、この際九条にも手を入れようというはなしだけだど。今の政権じゃ恐ろしくて任せてられない。なにされるかわかったもんじゃないからね。とりあえずはいまのまま憲法には手を付けずにいた方がいいだろうな。

 日米合同委員会というのが憲法の上にあって、今の日本の矛盾がそこからすべて出ている。今の状態は完全に違憲なんだな。日本の最高裁はそのことに触れないことにしちゃったから日本国民は憲法によって守られてはいない。法治国家ではない。植民地なんだよ。

 だからとりあえずは法治国家に戻さないと始まらないわけだから、強い気持ちでアメリカさんには出て行ってもらう。日米合同委員会は解散。これでやっと日本は独立国になる。で、自衛隊にはとりあえず言葉通り専守防衛にてっしてもらう。いずれは解散か防災隊という事になるかもしれないが、今の国際情勢ではすべて放棄するわけにはいかないのでね。今の憲法でも自己防衛は禁止されていないわけだからね。いずれはすべての武装を放棄するつもり。

 まぁお花畑かもしれんが、理想と現実を突き合わせるとこんなところかな。考える必要がでてきたよ。アベサンがまた政権取ったから。

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今日のアトリエ - 2018.09.22(ポケットの窓から)



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ポケットの窓 - 2018.09.21(ポケットの窓から)


はる 6351
 チェロはもう何年やっているだろうか。少なくとも20年はやっている。ほぼ一日おきぐらいには小一時間からかっている。続いているから嫌いでではないはず、それにもかかわらずいっこうに上手くならない。例えばバッハのあの有名な無伴奏の一番、誰でも知っている簡単なアルペジオだな。これが上手く弾けない。こうなると先天的にどこか異常があるのではないかと思う程弾けない。けど辞めないのは好きだということだろうな。変だな。

 プロの演奏を聴く。いやプロなどもってのほか、音大生の習いたてのような学生でももっと上手い。プロはどんな生活をしているのだろう。24時間起きている時間が16時間として10時間ぐらい弾いているのだろうか。そりゃとても無理だ。いや演奏する才能がないということだ。生まれ変わっても音楽家にだけはなれんな。

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裸婦クロッキー18/09/20 - 2018.09.20(裸婦クロッキー)


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はる 6350

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はる 6350
下書き②
 少し書き換えしました。

「永遠のゆくえ」

 耳が遠くなれば小さな音を、目がかすんで来れば見えたように、飾ることなく淡々と表現してゆければそれでいいなんて思う。

 よく考える事がある。生きる事にたいした目的も無いのなら、神は何故人間なんて、いやこの私をこの世に送り出したのだろうか?たかだか百年生きるだけだ。それほど遠い所へ行ける訳も無い。

 まだまだ分からないことだらけだけれど、一つの解答が芸術というのか、音楽とか美術でもいいのだけれど、究極の形というのがそこにあるのではないかなと思ったりする。なぜならこれだと思うものがすべてそちらの方向を向いているからだ。言いたい事が上手くいえないなぁ。

 「美は発見である」

 で、ここでいう「美」というのは「うつくしい」ということではなくて、「真理」とか「ことわり」といった類のもののようなきがするのだな。そんな雰囲気が少しでも表現できないだろうか。

 さて、今年も新しい作品をそろえました。楽しみにお出かけください。こころよりお待ちしております。
・・・・・・・・・・・


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ポケットの窓 - 2018.09.19(ポケットの窓から)


はる 6349
 下書き①
・・・・・・・・・
「永遠の故郷」

 耳が聞こえなくなりゃ聞こえない事を、見えなくなれば見えないことを、何の装飾も無く淡々と表現してゆければそれでいいなんて思う。

 よく考える事がある。生きる事に何の目的も無いのなら、神は何故人間なんて、いやこの私をこの世に送り出したのだろうか?たかだか百年生きるだけだ。それほど遠い所へ行ける訳も無い。

 まだまだ分からないことだらけだけれど、一つの解答が芸術というのか、音楽とか美術でもいいのだけれど、究極の形というのがそこにあるのではないかなと思ったりする。なぜならこれだと思うものがすべてそちらの方向を向いているからだ。言いたい事が上手くいえないなぁ。

 「美は発見である」

 で、ここでいう「美」というのは「うつくしい」ということではなくて、「真理」とか「ことわり」といった類のもののようなきがするのだな。それを表現したい。

 言葉でいうなら「永遠の故郷」ということになるのかな。

 今年も新しい作品をそろえました。楽しみにお出かけください。こころよりお待ちしております。




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イタリアスケッチ 水彩 - 2018.09.18(作品)

はる 6348
 未発表の古いスケッチが出てきた。これはイタリア滞在記のなかの2のスケッチです。この滞在記を書いたころは、HPの容量が100Mしかなく、画像を出来るだけ軽くした結果ものすごく粗い画像しか載せられなかった。今の容量は10Gだから100倍かな。作り直す必要があるのだけれど、その根性がないな。


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ポケットの窓 - 2018.09.17(ポケットの窓から)


はる 6347
 今日は一日あとりえでごろごろしてたので、夕方散歩に出かけた。秋というには今日は暑かったな。もうすぐだとは思うのだけどね。しかし、一年過ぎるのがとみに早くなったきがするね。もう年末の個展の事考えなきゃならん。何もすることがないご老人よりはいいかもしれんが、死ぬまで働かんならんというのもなかなか厳しい。いまさらですが。

 若い頃年取ったらどうするつもりだったんだろう。何も考えてないわけじゃないけど、たまたま少しは絵の収入があるから何とかなりそうだけれど、これで絵が売れんかったら全く収入が無くなる。定職を持たない生き方というのはそういう事なんだな。国からも企業からもフォローされないということなんだ。自営業としてのわずかな年金はあるけれど、それもかなりサボったから資格がある程度だ。

 絵は売りもんじゃない。などと偉そうにほざいている奴がいるけれど、それじゃアマチュアだね。どこかで収入を得ているわけだから。そこのところが大事だな。今更ながらそんなこと思う秋の空。

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2018「数え歌」F6部分 - 2018.09.16(作品)

はる 6346
 上の絵の最初の状態はどれだかわかりますか?



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 正解は右上です。



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今日のアトリエ - 2018.09.15(ポケットの窓から)


はる 6345
 古いエッセイを手を加えて再掲します。

はる 2162
「どこから来たのか? 1」
 私の絵はどこから来ているのだろうか? まとまっていないので思いつくまま書いてみよう。結論はありません、期待しないで読んでね。
 小学校の頃、大きくなりすぎた学校は二つに分かれることになった。一つは昔からの古い学区と、もう一つは我々の住んでいる新しい学区だった。まだ団地という呼び方も珍しく、コンクリートのブロックのような建物が、にわかに整地された丘の上に並び出したころだ。
 ちょうど東京オリンピックが開催された年で、聖火のマラソンを国道までみんなで見に行ったおぼえがある。
 私達家族は分譲されたいっかくに安普請の家を建てたのだが、それでも早い方で、まだいたるところが売れ残っていてペンペン草がはえていた。
 道路はまだまだ舗装さてていなくて、雨が降るとぬかるんで大きな水溜りを作っていた。
 特に絵を描く事が好きだったわけではない。物を作ったり考えたりすることは好きだったけれどね。まぁ今の絵の半分ぐらいはこのあたりの工作少年から来ているように思う。
 今でいうミクストメディアみたいなことは当時の工作の一つの方法だった。例えば厚紙だけでは強度に問題がある場合、布をのり付けすれば強くなるということを経験上知っていたし、木と布と紙はとても相性がいいことも知っていた。
 絵は上手くなかったけれど、なぜか自信があった。これは小学生の頃からだな。同級生に短い鉛筆をくるくる回して鉄人28号やアトムをひょいひょい描ける奴がいた。羨ましくはあったけれど、あれは「純粋な絵」ではないと一人合点して済ましていた。
 油絵のような木を描きたいと思った。これは多分お袋の影響だけれど、点描で生の絵の具をのせていけば、油絵のような絵が描けると思い込んで実行していた。これはかなりおそくまでやっていたきがする。ゴッホの糸杉の影響かもしれないな。
 何だかまとまらないけれど、ここまで。

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今日のアトリエ - 2018.09.14(ポケットの窓から)


はる 6344
 今日は少し寒いぐらいですな。

 昨年までこの時期に東京でグループ展をやっていた。若い連中に誘われて参加していたのだけれど、今年から引退することにした。私ともう一人の長老クラスの人と。それで今日案内状がきて新しいメンバーが入ってグループが新しくなったのでよかったなと思う。若干寂しくはあるのだけれどね。グループ展はよく参加した方だと思う。若い時は仲間と知り合うきっかけになっていいと思うのだ。経費もグループで割れば少なくて済むしね。ある種の登竜門的な活動ができる。けれど、ある時までだな。時期があると思う。

 長く同じメンバーでやってもどんどん最初の新鮮味が落ちでただただ時期が来たからやるというふうになってしまう。グループ展は長くて10年だな。それ以上やってもあまり効果は期待できない。やるならメンバーをどんどん入れ替えた方がいいだろう。

 これで中央とのつながりは春の団体展だけになってしまった。あとは個展が私にとってはメインだな。

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花束を持つ人 F10部分 - 2018.09.13(作品)

はる 6343
 古いエッセイに手を入れて再掲
はる 2071
 多分人の心の奥深くには「おおいなるものの意志」が隠されているのだろう。

 このところ考えていることを言葉にしたらこんな風になった。まだ少し違和感があるな、しっくり言い切ったという感じにはならない。まぁだらだらと書いて行くことにする。まとまらないけど付き合って下さいな・・。

 というのは「美」ということを考えていた。まずもって人は例えば美しい風景とかきれいな花を見て「きれいだなぁ・・」と感動する。でそれをカメラなり絵なり言葉でもって何とかあらわそうとする。

 一元的には「美」は自分より外側にあって、まぁそれを美しく表現するのが、表現者の仕事だと考えられている。その場合できるだけ忠実にそれらを写し取ったものが「よい」ということになっている。

 しかし、実際の問題はそんなところにはなくてね、何を「うつくしい」と感じたのか、そこのところを問い掛けることが、一番大事なところなんだな。

 実は「美」というのは千差万別、人によって違うのだけれど、その「何に」の部分にその人の人生観やどう生きてきたか、何を是として何を非としてきたか、経験してきたことや、夢や希望、その他諸々が隠されている。

 突きつめていうなら、「美」は自分の中にあって、それを解き明かすというのか、捜し求めるというのが我々の仕事であって、単にきれいな風景やお花を描くことではない。

「美は発見である」

 で、ここでいう「美」というのは「うつくしい」ということではなくて、「真理」とか「ことわり」といった類のもののようなきがするのだな。

 例えば、我々がアフリカの土俗の祝祭の仮面や衣装、ダンスや音楽に心揺さぶられるのは、それは単に「うつくしい」からではない。もっといえば彼らには文明人のいう「美」という意識さえない。

 言葉でいうならダイレクトに「おおいなるものの意志」ということにならないかな。
 


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今日のアトリエ - 2018.09.12(ポケットの窓から)


はる 6342
 おやすみなさい。


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今日のアトリエ - 2018.09.11(ポケットの窓から)


はる 6341
 あの色とりどりのコラージュからここまで来た、今年の小品も半分以上仕上がってきたけど、このまま展示できるものは何点ぐらいだろうか。
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今日のアトリエ - 2018.09.10(ポケットの窓から)


はる 6340
 鉛筆削り器が故障した。少し前に乾電池の液漏れがあって、止まってしまった。電池を交換してそのままだったのだが、今日使おうとしたら、動かなかった。こんなものは凄く簡単な構造で、たぶん液漏れのせいで接触部分が錆びて不良になったのではないかと、単純に考えたのだが、分解してさびを落としても全く動かなかった。

 細かく分解して行くと結構面白い構造になっていて、そうだな子供の頃にはこうやって良く分解したものだ。どうやって動くのか、をしろのは面白い。鉛筆が入ってスイッチが入る、それだけかと思っていたのだが、そうではなかった。削りかすを受けるごみ受けがあるのだが、それを装着しないと動かない構造になっていた。だからそれを外した状態では動かないのだな。なかなか優れた細工をしてあるものだ。小さいけれど馬鹿にした物じゃない。

 モーターまで取り外して、単体で動かしてみたら動いたので、モーターが壊れたわけじゃない。何だかんだやって構造が分かってくると、なぜ動かないのかが理解できる。

 そんなことで一時間も使ってしまった。でも少年時代に戻って面白かった。

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今日のアトリエ - 2018.09.09(ポケットの窓から)


はる 6339
 今日も一日アトリエに居た。まぁだからといって一日中絵を描いていたわけではない。アトリエで寝転んで本を読んだり、そのままうとうとしてしまったりした。仕事しないからといってどこかに出かけるとすごく後ろめたい気になる。貧乏性というのか、根が真面目なんだろうか。思い切って遊ぶという事ができない。家人にいわせると、時間がない時間がないと言いながら、パソコンに向かっている時間が多いのじゃないの。ということになる。パソコン仕事も仕事のうちとは思うのだけど、いい訳だよな。

 パソコンなどなかった頃は何をしていたのだろう。テレビみていたのか。最近は全くテレビ見ないのに、けっこう忙しい。

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聖母子 - 2018.09.08(作品)

2018聖母
はる 6338
 古いエッセイに少し手を入れて再掲
はる 2800
 「続・永遠の故郷1」

 永遠というのは無限と解釈される。ところが永遠であっても有限である場合もある。宇宙というのは無限の広さの代名詞のようなものだけれど、案外それはちっぽけな点に過ぎないかもしれない。

 少し理屈っぽくなるけれど書いてみます。興味がなければとばしてくださいな。

 例えばここに1mのひもがあったとする。それを半分にして残りの半分をさらに半分にして(もとの1/4)つなぎ合わせてゆく。さらにまたその半分(1/8)をつなぎ合わせる。そうやって次々とつなぎ合わせて行くと、理屈的には永久に増え続けるわけだから無限大に大きくなるはずだわな。ところが当たり前のことだが最初の1mを越えることはない。加えているにもかかわらずある一定値を超えないのは常識の感覚として不思議だ。

 1/2+1/4+1/8+1/16+・・・・=∞ではなく限りなく1に近づく

 無限とはこういった錯覚ではないかと思う。

 また、時間で言うなら例えば2時間の映画を早送りして1/2の1時間で観たとする。我々の時間では1時間であったとしても、映像のなかの人間はその短縮に気付かない。無論その中に人が住んでいたとしての話だけれどね。次元が一つ上がると元の次元の人間には気付かないということだ。

 それをもっと進めて1/10にするとか、1/100・・限りなく0に近づけて行くこともできる。理屈的には10年とか100年間を1時間に凝縮することも可能だ。もしそうだったとしても我々には察知することはできない。無限だと感じている時間は実はほんの短い有限の時間の可能性もある。

極端なはなし、宇宙の始まりから現在までを一瞬に凝縮したら外から見れば時間は止まって見えるし、中の人間には無限の時間に感じるのではないかな。

 空想は難しいのだけれど、止まった時間を内側からみれば「永遠」に見えるということだ。
 
「永遠の故郷」は文学的なにおいがするけれど、物理学とも不思議に交錯している。ワクワクする話ではないか。

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さて - 2018.09.07(写真)
無題
はる 6337
 少し前のエッセイに手を入れて再掲
「永遠の故郷3」
 始まりのあるものは必ず終わりが来る。けれど終わりは始まりの始点でもあるわけだ。多分今の世もいつかは終わると思うんだ。それはまぁ人間の時間ではないでしょうがね。ところが今の世が終わったら、新しい世というのが始まる。そんなことを永遠に繰り返しているんだろうな。まるで仏教の涅槃の話のようですが、これは宇宙の話です。

 実際に物理学ではエネルギー保存の法則というのがあって、必ずプラスがあればマイナスがあるようになっている。プラスばかりじゃいつかは宇宙は物質でいっぱいになってしまうし、マイナスばかりだと何もなくなってしまう。こんな話をどこかで聞いた。宇宙の温度は絶対0度ではない。少しほろ暖かい。なぜならそれはビッグバンの余熱だとさ。

 自分には不幸ばかりが押し寄せてくる。幸せは私には関係ないと思っているひとがいたとする。でもねぇ世の中は裏腹でね、禍福は表裏いったいなものだ。考え方次第で不幸が一転幸福にもなりえるのだな。

 自分がここにいるということは、宇宙が始まってからもうすでに決まっていた事、もし私が存在しなかったとしたら、何かどこかで不具合が生じることになる。ジグソーパズルのワンピースがなくなったように世界はいずれつじつまが合わなくなって混沌に戻ってしまう。

 であるから、私たちは気付かないけれど、私の中にはこの宇宙ができてからのこと、そしてやがては終末を迎えるまでのことがプログラムとして組まれているはずだ。今は生命遺伝子などという生命のプログラムが解き明かされようとしているけれど、我々の身体のまだ知らない部分にそんな「宇宙の遺伝子」があるように思うな。
 


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ポケット - 2018.09.06(ポケットの窓から)


はる 6336
 北海道で凄い地震があった。このところ台風やら大雨やらで泣き面にはち状態だな。もともと、日本は災害に慣れてしまっているところがあるのだが、テレビなんかで災害に合われた人のインタビューなど観ていると、普通の人が凄く冷静に達観しているので驚く。まぁ直後だから実感がないのかもしれないが、時に笑顔で話していることもある。あまりにもひどい災害に合うと笑うしかないのか、時差があって、実感するのはこれからなのかもしれん。

 すぐに原発がどうなったか一番気になる。自然災害は一年もすれば何とか復旧するし、人々の傷も癒える。ところが原発は10年20年その影響があって体も心も蝕む。今回も直下だったらほとんどフクシマと同じことになっていただろう。原発など日本にあってはならない狂気でしかない。

 

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アトリエ - 2018.09.05(ポケットの窓から)


はる 6335
 また明日。

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ポケット - 2018.09.04(ポケットの窓から)


はる 6334
 今日は台風で午後の授業がカット。定時制もカットになった。嬉しい反面直接給料にひびく。正規の教員は簡単にいうけれど、俺たち非常勤は生活にかかる。予定していたわけだからその分半分でも払ってもらって当然だとおもうけれどな。そうはならない。もう30年もそんなことをやっているので、いまさらどうでもいいとは思うけれど、後進のためには言った方がいいのかもな。

 五時ごろけっこうな雨と風だった。こんなに離れているのに、さぞかし直接被害に合われた方は怖かったでしょうね。今年は災害の当たり年だ。大阪の地震、西日本の豪雨、それに二つの台風。こんなに自然災害が多いのに、政府は自分たちの都合の事ばかりやっている。もっと本気で国民の事を考えろよ。大企業ばかり優先しないでね。自分達は下々と違うと思っているのかしらね。

 アメリカから独立しなきゃ。どうやって安全保障やるか。自国のみじゃむりだからな。東アジア総合安全保障みたいなものを立ち上げるしかないか。中国がどうでるかだけれどね。中国を外せばあまり意味ないしな。軍隊は持たない。今の憲法は変えない。

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あそびべのはる

Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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