
はる 6046
飾り付けが終わりました。地元甲府の個展はすべてが自主企画になります。ということは他の場所は画廊企画という事ですね。絵を描かない人には全くその区別はつかないでしょうね。外から見る分には何も違いは感じられませんからね。すこし書いてみましょう。
画廊には大体大きく分けて三種類あります。最初はお金さえ出せばだれでも個展ができる貸画廊です。ほとんどの場合売れた場合のマージンは取りません。場所によっては一割くらい取るところもあります。画廊は内容にはほとんどタッチしてこないので気楽と言えば気楽で、趣味で発表だけを考えているならこれが一番気楽でしょう。売れなければすべて自分の責任です。しかし、絵を生業にするならいつまでも貸画廊だけではだめですね。次のステップとして企画画廊が有ります。
企画画廊はこれも大きく二つに分かれます。一つは今現存する作家を主に扱う画廊ともうすでに名前のある物故作家を扱う画廊です。われわれ現役で作家活動をしている人間が一番頼りにしているのがこの企画画廊です。
ただし企画画廊に作家として加えてもらうためにはある程度の実績がなければなりませんね。マージンも四割から六割ぐらいとるところもあります。有名な画廊やデパート系の画廊は七割というとんでもないマージンを取るところもありますな。まぁ取るというのは語弊がありますね。そのぐらいの経費が掛かるという事です。それでも画家と画商は二人三脚でやって行かなくてはなりません。作家は作家というだけでは生活できないのですね。間に入る画商さんがいなければ、、食ってはいけません。
私の場合甲府は自主企画です。場所を借りて個展をしています。この自主企画の面白いところはかなり自由がきく、遊べるという事でしょうか。期間中コンサートを開いたり、鍋釜を持ち込んでそこで飯を食ったりも出来ます。とくにハーパーズミルはキッチンが充実しています。こんなところはあまりないですね。
明日はオープニングライブが有ります。今日リハーサルをやっていました。お客は私一人ですごく贅沢な時間でした。音楽はいいな。明日が楽しみだ。。