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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

no title - 2013.04.30(ポケットの窓から)



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グループ展オープン - 2013.04.29(ポケットの窓から)

はる 4314
 今日は銀座のグループ展のオープニングです。今この時期に同じ画会関係の展覧会が数箇所企画されていて一斉に今日がオープンです。なぜ今日かといえばあさってから本展が始まって全国から多くの出品者が東京に集まるからです。

 確かにもう大きな団体展の時代ではなくなってきてはいるのだけれど、それでもたぶん日本独自のこういった画壇系の展覧会はなくならないだろう。なぜならお茶にしてもお花にしても俳句や短歌にしても日本の芸事はすべてこういった家元制度のようなシステムになっているからだ。「習い事」の王道なんだな。

 どうしても自己表現にこだわるならば、こういった団体に肩身を狭くして入る必要はない。どこでも今は発表の場が簡単にレンタルできるからだ。
 
 私が団体に参加している理由はなんだろう。絵は確かに個人のものだ。画家は孤独でなければならない。それも正しい。けれどなんだろうなぁ、修行しているわけじゃないから、年に一度お祭りのように、同じような志を持った連中が集まって楽しむのは悪いことではないきがするな。こうやって何だかんだと集まってワイワイやっているのが楽しいからだ。

 そう、だから文化祭みたいなものだな。祭りは参加しない人には面白みがわからない。

 さて、今日も東京に泊まっています。明日は六本木の国立美術館に飾り付けに一日かかります。 


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難聴? - 2013.04.28(ポケットの窓から)


第3回 美術のプラクシス展
4/27~5/2
山梨県立美術館
梅谷弘幸氏の作品
はる 4313
 どうも最近耳の調子が悪い気がしていた。朝起きると左の耳がふさがれたような感覚で、大口を開けたり叩いたりしても元に戻らなかった。先日、現代のベートーヴェン佐村河内守のユーチューブを見たせいか、突発性の難聴を疑った。下手するとそのまま聞こえなくなってしまうのではないかとちょっとびびる。

 そんなことで、さっそくグーグルで「耳が詰まる」で検索したのだが、けっこう怖いことしか書いていない。こういうものというのは素人判断してはいけない。悪い方にわるいほうにころがってゆく。

 それに今日は日曜日。どこの病院もお休みだろう。さらに悪いことに五月のゴールデンウイークだ。物好きで開業している医者は少ないだろう。それでもいつもお世話になっている大きな病院に連絡を取ってみた。やっぱり専門の先生はお休みだった。それに明日からまた東京だ。このままだとお休みする事になるかなぁ・・とそんな事が頭をかすめる。

 耳鼻は特殊な部分だから、専門医でなければ対処できないだろう。で、まぁ居なくて当たり前で県の救急医療に連絡してみる。上手い具合に休日の耳鼻科の開業医を紹介してもらった。これは大切なシステムだ。

 山梨県の救急医療の当番医紹介 055-237-3387

 順番が来て診察してもらう。先生が耳の穴を見て「耳垢が詰まっているので、洗浄します」と油のような水薬を耳に注入して20分ほど仮設のベッドに横になる。耳のなかが無性に痒くなるのだが、かく事が出来ない。じっと我慢する。

 時間が来て「はい洗浄します」と車のジェット洗浄器を小さくしたような器具で耳の中に高圧のジェットを吹きつける。私の感覚では回転する電動ブラシを突っ込まれたような感じ。「ガガーッ、ガガ~ッ、バリバリバリ。ガガ~~~」「はい終りです、こんなものが入ってました」とみせられたのは、でかい1.5CMはあるような耳垢の塊でした。すっきり。汚くてすみません・・。


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はる 4312 眠い - 2013.04.27(ポケットの窓から)

はる 4312
 月曜日からまた東京に出かける。自分の個展以外で外泊するのはこのシーズンのみ。すべてがボランティアなので仕事とはいえない。けれどまぁ多くの人がこれのために何とか時間を工面して手弁当でお手伝いしている。普通に仕事をしている人が丸々一週間以上休む事など到底出来ないことだ。

 ちょっと眠くなりました。又明日。


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嫌な気分 - 2013.04.26(ポケットの窓から)
はる 4311
 午前中に六本木の国立美術館を出て銀座に向う。同じ会の仲間が展覧会を開催している何軒かの画廊を覗く。途中お昼に手ごろなパスタやさんがあったので立ち寄った。その時の写真。そんなに高くなくお店も多くの人でにぎわっていた。うらやましい。

 いずれにしろ団体になれば何かしらの徒党や力関係が生まれて、そんなことで嫌な思いをする。そのことを今ここで書けないのが悔しいけれど、大なり小なり社会と言うものはそんな事で成り立っているのだろう。しかし、私はそんな力を持たないということをここに名言しておこう。負け犬の遠吠えみたいなものだけど・・。

 夕方にはそそくさと銀座以外どこいも寄らずに帰ってきた。電車を降りるとどことなくひんやりとした空気にくさくさした気分も癒された。

 今度はまた29日にグループ展のオープニングと国画の飾り付けに一日泊まりで出かける。4月五月はこんなことで終わってしまう。



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はる 4310 - 2013.04.25(ポケットの窓から)

はる 4310
 東京泊3日目
 六本木の国立美術館のビッグパンプキンの中。審査3日目たっぷりと疲れました。いずれにしろ人の決めることだから色々な思惑が絡み合ってすんなりとは決着しない。それはまぁ仕方ないだろう。本当のところは神だけが知っているということだ。神というのが不遜なら時が解決するといっていいかな。


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東京泊二日目 - 2013.04.24(ポケットの窓から)

はる 4309
 東京は細かい雨が降っています。ホテルに帰る途中の路上は帰宅を急ぐサラリーマンがあふれています。田舎に住んでいると、こんな普通の風景も結構懐かしい。明日もう一日ここにとまります。


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はる 4308 - 2013.04.23(未分類)
はる 4308
 今日から3日ほど東京にいます。国画会の審査とかもろもろの仕事のためです。今年も審査には出ずに裏方の撮影のお手伝いです。

 このホテルのパソコンは少しおかしいなぁ。ということで今日はおしまい。また明日。


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忘れてはいけない事 - 2013.04.22(原発)
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「負の遺産1」 2012
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はる 4307
  忘れてはいけない事
        
 2011 3・11に未曾有の大災害が日本を襲った。原発が爆発して、今まで何気に安全だとされていた事が、嘘だとばれてしまった。日本は国土の何割かは失ってしまった。悔やんでも悔やみきれない。

 しかし、失ったものはあまりにも大きいけれど、反対に大きなショック療法だと考えて、まったく新しい生き方、哲学とか思想とかが国民の共通の認識として出来るなら、それもいいのじゃないかとほのかに期待した。

 にもかかわらず、今やっていることはあったことをない事にして、嘘でも良いから昔のように景気をよくして、まやかしで浮かれて踊ろうということを本気になってこの国のリーダーたちはやっている。絶好のチャンスだったのに、今やもう遅すぎる。機会を逃してしまった

敗戦後、世界の中でもいち早く復興し、高度成長を経験して、それに伴った弊害である、大気汚染や公害、バブルの崩壊、少子高齢化も現在進行形である。

 確かに右肩上がりの成長は期待はできないけれど、地域に根ざした丁寧な生活を進める事で、それはそれで楽しく豊かに暮らしてゆく方法はたくさんあるだろう。

 豊かさ、上質な生活、というのは昔のバブルの戻る事ではない。未来に遺恨を残さないために、今やらなければならないことは、あふれるようなエネルギーを消費する事ではない。物にたよる生活を勧めることではない。

 原発の選択はエネルギー問題ではない。これからの生き方、哲学、思想の問題である。そのことを忘れてはならない。

 原発は廃絶すべし。



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裸婦クロッキー13/4/21 - 2013.04.21(裸婦クロッキー)
カテゴリ・裸婦クロッキー
今までのクロッキーをすべて見ることができます。


 

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no title - 2013.04.21(ポケットの窓から)

はる 4306
 今日は朝から裸婦クロッキーに出かける。大して上手くもないクロッキーだが、まぁ上手くないからこそ何年も続けられるのかもなぁ。午後のクロッキーは疲れてもうろうとしてくる。


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冷たい雨 - 2013.04.20(ポケットの窓から)

はる 4305
 冷たい雨が降っています。四月も後半なのに山沿いでは雪になるそうです。冬物を仕舞ったばかりなのにこう寒くてはがまんできません。明日はクロッキーです。


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顔の見える生活 - 2013.04.19(ポケットの窓から)

はる 4304
 知り合いから誕生日の少し遅れたお祝いをいただいた。サンキュー。なかなか渋いでしょう、このケーキ。どこでも市販されていない知る人ぞ知る「まるよ菓子店」のオリジナルケーキです。で、「まるよ菓子店」なるものはどこにあるか?ということなんですが、たぶん誰も知らないでしょう。お店もありませんし、看板がかかっているわけでもありませんから当然なんですが、主婦が食材にこだわって個人的に注文を受けて焼いているお菓子やさんです。

 わりと近くに近郊のお百姓さんが自分の家で取った新鮮な野菜を販売している市場がある。「街の駅」のようなものだけど、もっと近所の人を相手にしているような市場で、スーパーで販売されているものより新鮮で安い。どこの誰が生産者なのかちゃんと書かれていて、安心できる。市場のもっとも原始的な形だろうな。

 小さな街に住んで、ここで暮らしてゆく。大きな都会で暮らすのではない、一人一人が地に足つけて大事に暮らしてゆくというのは、こういう顔の見える生活を楽しむということではないかな。少子高齢化、確かに右肩上がりの、行け行けどんどんは期待はできないけれど、それはそれで楽しく豊かに暮らしてゆく方法はたくさんあるように思うな。


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深い闇や無意識の自分と対峙すること - 2013.04.18(ポケットの窓から)

はる 4303
 美術の窓2013年5月号p94「日本人の基層心理」宗雪孝夫より
「・・画家になるために絵を描いてきた人と、絵を描いて画家になった人がいる。前者は表現することの必然に無頓着でいられるが、後者は表現する事の必然を必死になって模索する。自分の心底をみつめ、心に嘘はつきたくない、という思いからである。・・中略・・表現する事は外界を写すのではなく内界を写すことだ、ということを突き詰めるとそういうことにならざるをえない。その図式は文字によって思考する作家の方がはるかに顕著だろう。物語の誕生に立ち会うということは、未整理のまま取り残された深い闇や、意識に生きえなかった過去の自分と対峙すること。物語を書くことの底流には「胸が張り裂ける思い」へのカタルシスが流れている。・・」引用終り
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 毎朝この川沿いをゆっくりと歩く。雨の日以外はわりとまじめに歩いている方だと思う。これも大病してからのいい生活習慣だ。ふつふつを考える事が多い仕事柄、こんな一日の始まりがけっこう気分転換になっていると思う。

 上の文章はたまたまグループ展の記事が掲載されたために送っていただいた『美術の窓」の中にあった文章。「画家になるために絵を描いてきた人と、絵を描いて画家になった人がいる」というのは
上手い事いう。画家になるための研究所や学校や大学、研究所といわれる予備校はたくさんある。多くの画家を志す若い人はそのために一生懸命勉強して技術を学ぶ。

 学校を卒業した優秀な生徒はそれで一人前の画家になったつもりでいる。確かに普通に考えられる作家としての技術や技能は学校を出ることで見につけることは出来るだろう。いやそれ以外に正統な方法はないのだ。

 百人の作家がいれば百通りの作家への道がある。それは誰れも教えてはくれないし、教えられるものではない。絵を描く事で自らに問いかけるしか方法はないのだ。本当はそのことのほうが大事なのではないかな。

 


リスト『巡礼の年 第1年 スイス 第8番「郷愁」』



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no title - 2013.04.17(ポケットの窓から)



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町の美観 - 2013.04.16(ポケットの窓から)


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はる 4301
 上の写真はたまたま通りかかった町の街路樹。木肌が年老いた像の足のように見えたので思わず携帯カメラで撮ったもの。日本の街路樹は電線があるためなのか、それとも道路整備の公共事業のためなのかやたらと剪定されて丸坊主にされてしまう。それで何年か過ぎてしまうと不恰好な像の足になって寿命がつきる。

 剪定するオヤジたちが町の美観を考えて街路樹を切っているとはとても思えない。邪魔だから切る、とにかくさっぱりとさせると仕事をしたように見えるから切る、盆栽のように小さく刈り込むそれが職人の仕事だと思っているから切る。

 車で町中を通っていると時々こういった剪定作業の現場にゆきあう。町の美観をになっている最前線はここなんだなといつも思う。木を見て森を見ずというけれど、本当に大切なことは樹を切ることではないんだな、どんな森にするのかしっかりとしたビジョンがなければならないと思う。

 町おこしとか、活性化とか言うけれど、住んでいる私たちがどんな町に住みたいのか、どんな町にしたいのか本当はそんな夢を語ることが必要だと思うな。


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繁茂する蔦の考察 - 2013.04.15(ポケットの窓から)

はる 4300
 裏庭の納屋はいつの間にかアイビーに覆われて廃屋のようになってしまった。アイビーという生物は一見植物のようにみえるのだけれど、少し時間を縮めてみると明らかに動物のように意志を持っているように思える。切っても切っても触手を伸ばしてわが身の増殖をはかろうとする、その物凄い生命力は見ていると鳥肌が立つほどの気持ち悪さを感じる。ぼろ隠しにはとても都合がいいけれど、管理を怠るとあっという間に覆い尽くされてしまう。

 西欧の石造りの建物が半分つたにからまった風景は我々から見るとお洒落な、ハイカラな風景に見えるけれど、そういう風に自然に見えるように維持管理するのは結構大変だということがわかる。何も手付かずで放っておけばこれまたあっという間に建物全体がつたに覆われてオバケ屋敷のようになってしまうだろう。

 住宅というものは確かに建築物なのだが、建物だけが優れていればいいというものではない。よく著名な建築家が腕によりをかけて素晴らしい建物を建て、施主もそれを自慢しているような建築物を見かけるけれど、お洒落な建築雑誌などにこれ見よがしに掲載されていたりするけれど、そんなものは建築家の自己満足の代物でしかない。

 個人の住宅などは仕上がって施主に渡された時から本当は始まる。その建物や庭をどういう風に使いこなして、自分たちに合わせて変化させてゆくのか、常に変って行くというのが本来の姿ではないかな。10年経って、20年経って、そんな住人の姿を想像させるような住宅が好きだ。

 建築と絵画はいっけん関係がないように思えるけれど、実のところ大いに関係がある。絵画や彫刻やオブジェにしても生活の中でどういう場を与えられるのか、極普通の人が極あたりまえに絵画やその他の芸術作品に触れる機会がなければ、その必要性がなければ広まっては行かない。作品は作品だけで単独に存在するのではなく、日々の生活の中でどこに飾られるのか、心の糧として拠り所として、はたまた単にインテリアとしてでもそこに何かしらの個人の心の問題として関わってくる。

 結局は個人の嗜好の問題になってくるのだけれど、核になっていることは、自分とどう関わって来るのか、来たのか、そのことで自分を知るということかな。


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画家というのは? - 2013.04.14(未分類)
 

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はる 4299
 先日書いた公募展「国展」が始まります。私も町中の小さな画廊では展示できないような大きい組作品を一点出品します。とは言っても自宅のアトリエが横2mが限界なので、横3m以上ある作品を実際に組んで眺めるのは会場が初めてという情けない状態です。

 美術史の残るような大御所は別にして今実際に絵描きを生業にしながら、大きな団体に参加もしてる作家というのはどのくらいいるのだろうか。良し悪しは別にして随分少ないように思うな。はっきり言って考え方や志向がかなり違うからな。

 私が銀座で個展を始めた頃言われたのは「絵描きには上野派と銀座派とデパート派の三種類ある、貴方はいずれですか?」まぁそんなこと考えてもいなかったので、すぐには答えることが出来なかったけれど、今考えてみると私はこの三種類すべてを兼ねている。

 上野派というのは要するに当時団体展が展覧会をやっていた上野の都立美術館のことで、そこから団体展を主な発表の場とする要するに画壇派ということで、その会派のヒエラルキーをとても重んじる日本だけのシステム。反対にいえば日本独自の文化とも言える。

 銀座派というのは何も東京の銀座に限らない。日本全国どこにでもある○○銀座と言われるその町一番の繁華街であろうところの画廊で定期的に個展をしながらそれを生業にしながら生活してゆくという作家の事。画廊には二種類あって一般に貸しスペースとしての貸し画廊と、本格的な画商の企画画廊。絵を描いて生きてゆくには本来この企画してくれる画廊とどれだけ契約できるかがミソ。作家としての生き様が問われる。

 デパート派というのはその発表の場が町中の画廊ではないデパートだということで、銀座派と違うのは展示されたものは明らかに商品だということで主催者がデパートでも中間業者であるってもかなりシビアな関係を覚悟する必要がある。そういう意味では良くも悪くも作品の商品としての客観的な価値を知ることになる。


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羊飼い - 2013.04.13(ポケットの窓から)

はる 4298
 牧師というのが何故「牧」なのか不思議に思ったことはありませんか。教会の聖職者の意味でありながら、修道士とか導師というなら分るのですが、何故に「牧」なんでしょう。

 ちょっと調べてみるとやはり意味がありました。「キリストが自分が羊飼いの牧者にたとえて言った」ということでした。なるほど、迷える子羊を導いたということでしょうか。

 私はクリスチャンですか?とよく聞かれますが、全くの部外者?です。そう簡単に言えば宗教全般に興味はありますが、特にキリスト教だけに興味があるわけではありません。もちろんよく知りもしないですな。

 古今東西、どんな時代であっても、どんな場所であっても、残っているのは庶民の「いのりのかたち」なんだな。大きな病気してそのことに気付いてから少し絵が変った。

 そうだな、それまで考えていたことは、今の時代に必要な絵画とは何だろうか?とか今一番新しい表現とは何か?芸術が時代を表現するのであれば、なんとか自分もそれに合わせたい。今の時代をなんとか絵画で表現できないだろうか?などという分不相応なことを至極まじめに考えていた。

 しかし、大上段に構えればかまえるほど、自分がやりたいことはそんな事だっけ?と段々疑問に思えてきた。もっと素朴にじぶんの好きだと思える絵を描いてゆけばいいのじゃないか、たとえそれが芸術と言われるものでなくても、現代の表現から外れていたとしても、自分がこんな絵が欲しい、こんな絵をそばに置いておきたい、日々の暮らしの中で折に触れ眺めていたい、そんな極普通の人々が日常生活の中で少しでも心の糧になる、慰めになる、最近はそんな絵がいいなぁと思う。


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あれから40年以上経ってしまった。 - 2013.04.12(ブログ)

はる 4297
 送ったつもりのシャメが届いていないので今日は写真はなし。しかし、写真がないと話のきっかけがつかみにくい。これこそ無から有をつくるってことか。

 先日、定時制で今年度はじめて授業をした。毎年自己紹介から始めるのだが、年齢をいうだんになってはっと気がついた。何とその日が誕生日だった。もう何年も教壇に立っているのだが、誕生日に授業をしたことなどなかったな。私が今日誕生日だと告白するとすぐさま「おめでとうございます」と返事が返ってきた。こんなにノリのいい生徒もここ最近なかったな。

 毎年不思議に思うのだが、彼らは15か16歳。私は彼らの4倍も生きている。にもかかわらず外見ほどには成長していない自分を感じるんだな。高校生だった頃はついちょっと前のことの様に思える。あれから40年以上経ってしまった。

 
 



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絶好のチャンスを逃した - 2013.04.11(ポケットの窓から)

はる 4296
 北のかの国が何故あのような暴挙に出るのか、一度でも外に出て周りの状況を見れば如何に自分たちが独りよがりで勝手なことをやっているのかが分るとおもうのだが、自らその中に埋没してしまうと何も見えないものなんだな。

 それは何もかの国だけの話ではない。昔のわが国も同じようなことをしていた。いや、最近の原発事故やその後のいいいい加減な対応を見ていると、やっぱり本質的には何も見えていない、見ようとしていない、その中に入ってしまうと何も見えないというのは今も昔もなんら変らない。他人の振り見てわが身を振り返れということだな。

 今又バブルを期待してじりじりと株価が値上がりしているようだけれど、これもまたバブルにほんろうされていた頃をおもいだすな。明らかに何の良い条件もないのに、値上がりするだろうという思惑だけで、臆病になっていた日本の投資家の最後の資産まで吸い上げようという誰かの魂胆が丸見えだ。実体のないバブルはいずれはじけるのだ。全くの素人考えなのであしからず。

 3・11にあって未曾有の大災害が人災も含めて日本を襲った。原発が爆発して今まで何気に安全だとされていた事が、まやかしだとばれてしまって、あぁいよいよ日本はお仕舞いかな、今度こそ本当に終わってしまうのかと危惧した。けれど、塞翁が馬で失ったものは大きすぎるけれど、反対にこれを機会にして大きなショック療法だと考えて、まったく新しい生き方、哲学とか思想とかが国民の共通の認識として出来るならそれもいいのじゃないかとほのかに期待したんだ。

 しかし、今やっていることはあったことをない事にして、嘘でも良いから昔のように景気をよくして、まやかしで浮かれて踊ろうということを本気になってこの国のリーダーたちはやっている。絶好のチャンスだったのに、今やもう遅すぎる。機会を逃してしまった。

 フェイスブックを始めたおかげで誕生日のメッセージを今までないほど貰った。日本じゃないところからも貰ったりして驚いている。どうもありがとうございました。


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誕生日 - 2013.04.11(未分類)
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はる 4295
 今日は61回目の誕生日でした。


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はる 4294 - 2013.04.09(ポケットの窓から)

はる 4294
 小さな庭にも春が来て、山吹やスオウがかわいらしい花をつけている。ほとんど何の手も加えない雑木林のようだが、それが気に入っている。手前の樹は金木犀で普通は丸く刈り込んでそんなに大きくはしないのだが、手入れをしないこの樹はどんどん伸びて今や二階の屋根を越える大木に育ってしまった。自分では大きくなりすぎて、もう切れなくなってしまったので、隣の家の庭木を剪定しに来た植木屋さんに頼むしかない。

 玄関の扉を取り替える算段をしている。山梨市に古い建具ばかり集めて展示している石川工務店という建築施工屋さんがある。先日そこに出かけて色々物色してきた。古い蔵か何かの扉はさすがに格好はいいのだが、安普請の我が家には重量感がありすぎてミスマッチだ。

 今考えているのは大きな絵を出す時に出しやすい2m近くのタッパが欲しいのだが、どんなものにするか考えるだけで楽しい。


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STERNE展(星々) - 2013.04.08(未分類)
 

STERNE展(星々)
榎並和春、肥沼守、小西雅也、白石一徳、
堤健二、野々宮恒人、横江逸美
4/29~5/5
美岳画廊
銀座7-11-6
03-6280-6639
はる 4293
国画会の若くもない新人作家のグループ展。今更グループ展でもないのですが、国立美術館の「国展」5/1~5/13にあわせて昨年から開催しています。そのついで、ちょっと銀座まで足を伸ばしてご覧になってください。

 国画会に出品を始めたのは1990年だから、もう20年を越えた。我々の時代は画家を目指すなら学校を卒業すると同時に師匠の属する会に出品して段々に階段を上ってゆくというのが常套手段だった。私もご多分に漏れず、ほとんど何も考えないまま師匠の会に出品を始めたのだが、五年ほどして会風に合わず止めてしまった。

 その後どこの会にも入らずに個展を中心活動してゆくことにしたのだが、たまたまその画廊でアルバイトしていた女性が国画会に出品している人で、今度出品するなら香月泰男や須田コク太の国画会がいいなと思っていたので、落選してもいいかという軽い気持ちで出品し始めた。だから初出品が随分と遅くなってしまった。

 ちょうど出品し始めて受賞したり会友に推挙されたり、準会員、会員と階段を踏んでいる時に知り合った仲間が今回のグループ展のメンバーと言う事のなる。歳は色々だけど、ここ何年かで会員になったそういった意味では新人ということになるかな。

 団体展は時代遅れだと言われて久しいけれど、まぁこうやって絵を描く仲間と知り合うきっかけを貰ったと思えば、まんざら無駄ではなかったと思う。後何年大きな作品が描けるかわからないが、大作が描ける間は出品し続けようとは思っている。

閑話休題
 このあいだ読んだ本の中に、「これからは顔の見える暮らしを大切にする」てなことが書かれていた。少し違うけれど、食べ物にしても着る物、身のまわりのものすべてが、誰の手で作られた物かわかる、知っている暮らしというのが理想ですね。
 農業にしても、工業にしても、勿論工芸や芸術作品であっても、極力顔の見えないものは買わない、使わないそんな暮らしが結局は一番豊かな生活ではなかろうか。




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図画工作 - 2013.04.07(ポケットの窓から)

はる 4292
 昨晩は嵐の予報でとても花見など出来そうな雰囲気ではなかったが、一晩たって起きてみるとうららかな春の日差しで、こういった自然相手の判断は難しいね。結局中止ということになった。まぁ昨晩から色んな準備もしていない状態だったからとても無理だろうな。

 四月はここから結構忙しくなる。後半になって年中行事になっている全国区の団体展(国画会展)の搬入や審査、陳列など三日ほど泊り込みでお手伝いにはせ参じる。

 絵を描かない人にはまるっきり興味がないと思うので、細かい事ははぶくけれど、こういった団体展で一番知られているのが(官展系の)日展かな。まぁ規模も歴史も色々な変遷を入れると一番長いかな。こういった全国区の公募形式の最初かもしれない。約150年ぐらいの歴史があるのだけれど、その後二科展(在野系)を初めとして色んな団体展が旗揚げしたのだけど、国画会も在野団体としては最も大きい一つだ。

 今はどの団体にも写実や抽象など色んな作家がいることはいるのだけれど、極大雑把にいって官展系は人物を含めて自然の風物などを極穏健な感じで描写する絵画が主流で、それに反して在野系はどちらかと言えば作家なりの感覚で自然を加工変形したものが主流と言えるかな。特に国画会は大きな画面と色んな画材を画面に持ち込んだミクストメディア系の大作が多いように思う。これは私だけが言っているのだが密かに工作系と呼んでいる。

 私なんかもその部類に入るのだが、小学校の頃というのは美術ではなく図画工作といった。美術と言えば絵で言えば純粋に視覚的なものだけを指すように思うのだけれど、図画工作といえば粘土細工も版画も水彩もクレヨンも、デッサンも、ダンボールの工作もありとあらゆるものが「お遊び」の延長上にあるように思える。視覚と触覚がまだ分離されていなくて混ぜんと一体になった状態を指すように思えて、私などの作品は図画工作になるのだなと密かに思う。

 まぁそんなことで少し忙しい。


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春の嵐 - 2013.04.06(ポケットの窓から)

はる 4291
 明日は町内の花見が予定されていたけれど、この雨ではお流れだね。どの道桜は葉桜だし、ちょうど良かったのかもしれない。

 それにしても春のこの時期の信玄公祭りはいつも雨にたたられる。武者行列に借り出されるアルバイターは大変だね。ずぶぬれだ。それにしてもどこにでもある、○○祭りというのは取ってつけたようなお祭りで、みこしを担いでもご神体もないただの観光客めあての客寄せでしかない。単に有名な芸能人を信玄に見たたて、武者行列してみても何の意味もない。まぁ客寄せも時には必要かもしれないけれど、住んでいる我々が見たいとも思わない。


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色は匂えど・・ - 2013.04.05(ポケットの窓から)

はる 4290
 何回も上から塗りこめていつの間にかテラコッタか壁画のようになった肌合いがどうにも好みなんだな。どうしてそうなったのかよく分からないのだけれど、昔からこんな絵を描いていたわけではない。

 色気があるとかないとか、俗な言葉で言う。色気は絵の場合色味につながっているように思える。そういった意味では色気はまったくないな。妙な色気は持ちたくないかえって邪魔になるきがする。

 しかし、よ~く見ると色味はしこたま下地に沈んでいる。分る人には見えてしまうだろう。色気とはそんなものでいいように思っている。「色は匂えど・・」ぐらいでちょうどいい。


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禅問答 - 2013.04.04(ポケットの窓から)

はる 4289
 まったく物を見ないで想像で描く。どうにかすると今までやってきたような洋画のデッサン風に物を立体的に描写しようとする。説明画というのかそんなふうに描いたほうが上手く見えるきがするので、そちらの方に引きずられる。

 まったくそこから抜け出す事は難しいのだけれど、強引に初めて筆を持った人間のような線になるように無作為に線を引く。そうすると後から見ると案外満足のいくカタチだったりっする。

 未だにその極意がつかめない。上手くいったりいかなかったり。それを判断するのも自分自身なので、まぁ分ったような分らない様な話で、いつものように禅問答だな。

 これだけは言える。鶴○○はにせものだ。県立図書館に奇妙な恥ずかしい幕が飾ってあったけれど、頼む方も見る目がないけど、頼まれる方も受けるかな。漫談家の余技、ジョークというのであればそれでもいいけれど、明らかに手抜きだ。いやあれ以上は描けないのだろう。役人のやりそうなことだ。


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はる 4288 - 2013.04.03(ポケットの窓から)

はる 4288
 これは小瀬スポーツ公園です。


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4200という量がどのくらいかというと - 2013.04.02(ポケットの窓から)

はる 4287
 ブログと言うのか、こういったネットに日記を綴り始めて12年半ほどになる。ここ最近はほぼ毎日何かしらアップして更新しているので、このトータル番号そのものが一日を表すようになった。単純に計算して365x12.5≒4563だからそんなにずれてはいない。まぁ何も書かずナンバーだけカウントする日もけっこうあるし、同じような内容もたくさんあるので詰めれば半分ぐらいにはなるかもしれないな。

 この4200という量がどのくらいかというと

 凄いですね。まだまだ続きます。目指すは10000カウントです。あと15年と少しみたい。生きていれば76歳ということになる。楽しみながら続けます。よろしくお付き合い下さいませ・・。


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画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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