http://hiroakikoide.wordpress.com/2013/03/07/8bitnews-2013mar6/
より勝手間引き引用
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(引用開始)
2013年3月6日、8bitnewsインターネットラジオ【ペイフォワード環境情報教室】第20回目に小出裕章さんが出演されていましたので、このブログでも共有させていただきます。 以下、小出さん出演部分を文字起こししました。
◆人間が原子炉を動かしたのは、米国という国がマンハッタン計画という原爆製造計画を立てて、その中で長崎原爆の材料にするためのプルトニウムを生み出したいという動機で、原子炉を始めて動かしました。
え〜、日本の皆さんは、原子炉というと、原子力発電、発電のための道具だと思われるかもしれませんがもともと原子炉というのは、発電なんかに興味があったわけではなくて、原爆材料を生み出すための道具だったのです。
その当時から、なんとかその生み出した放射性物質を消さなければ、たいへんなことになるということが分かっていたのです。
残念ながら未だに生み出した放射性物質を消すという力を人間は持っていないのです。
仕方がないのでどこか地底に埋めようということになっているわけですし、日本でも地底に埋めるという案が、唯一の案として既に法律で決まってしまっているとそういう状態になっています。
皆さん、もうご承知だと思いますけれども、思いますし、先ほど私、聞いていただいたように、日本という国は世界一の地震国なんですね。
え〜、この地球という星は、プレートというものが動いているというのが最近の定説なんですけれども、プレートのちょうどぶつかり合うという場所に日本というこの国がありまして、安定している場所というのは、残念ながらこの日本という国にはないのです。
そんな国に原子力発電所を50機を越えて作ってしまったというそのこと自身がたいへん異常な、世界から見ればたいへん異常なことなわけですし、未だにそれを反省しないでまだまだ原子力をやるというようなことをまあ考えている人福島の事故も起きてしまいました。
事故から2年経って、国のほうはもう福島の事故を忘れさせようとする、そういう戦術に出て来ているわけで、マスコミも含めて、福島のことを報道しない、未だにたくさんの人が苦難のどん底にいるということについても報道しない、すべて忘れ去らせてしまおうという戦術で来ているわけですが、でも、忘れない、決して忘れないという人たちが、日本中にあちこちにやはり残ってくださっていて、私の話を聞きに来てくださったりするわけですから、最近はああありがたいなあと、こういう人たちがまだ居てくれるのであれば、私もその人たちと一緒になって原子力を止めるためにまだ働けるかもしれないと思うようになっています。
(引用終り)
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Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館