はる 3876
松屋のギャラリーの看板の下に置いてあったボロイ椅子とオブジェたち、今は私の家の玄関を飾ります。元々はたまに利用するお花やさんにあったもの。そのお店が閉店した時にオーナーがわざわざ家まで持ってきてくれた。
こういったオブジェを飾るというのは何処から来ているのだろうか?どうも私には子供頃からこういったガラクタを収集する性癖があるようだ。それも骨董といった明らかに値が張るものではなく、道端にころがっているようなものが好きみたいだ。
↑はインドの田舎の村の倉庫の扉。どこかアフリカの穀物倉庫と共通する素朴な、というのか作為のない人の営みを感じる。上の方は泥か粘土のようなものレリーフ状になっている。どれがこれを作ったのかといえば、多分その事を生業にする職人が作ったものではなく、その家の住人が何らかの意味を持って作った物だ。それは多分家族の健康や安全、安心みたいなものそんな「いのり」のかたちがこんなものになったのだ。
こういったオブジェを飾るという心理の根本のところにはそんなものがあるのかなと思う。もっと洗練された雛人形や武者人形、鯉のぼりにしても子供の成長と安全安心を願う親心がベースにあるわけだからね。