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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

風来坊 - 2011.12.01(ポケットの窓から)

はる 3812
 昨日の続き
 あの時に辞めなかったら、とても辞める勇気は湧かないということだ。それで鬱々と嫌々ながら教師をやっていたに違いない。これはお互いに不幸だな。

 私の中にはどうやら組織の中にどっぷりとつかってしまうことに嫌悪感を感じる何かがあるような気がする。なんだろうなぁ、子供の頃から風来坊のように旅する職人とか芸人とか乞食みたいな漂泊するものになりたい。就職しないで生きてゆくということに憧れのようなものがあったな。

 だからなのか、きっちり毎日通勤したり通学する事にすごく抵抗感があった。子供の頃はそのことがすごくいけないことで、自分はどこかおかしいのではないかと不安になった。それでも不登校にならずにすんだのはやはり親や兄弟のおかげであろうな。まぁだからこのきっちりした公務員の職を辞すということがすごい裏切りのように感じられたんだな。でもまぁここで断ち切らねば一生自分の好きに生きる事はできないと思ったことは確かだ。

 だから辞める時に決めた、もう二度と就職はしない。どんなにいい条件の仕事があったとしても定職にはつかない。アルバイトやパートで働く事はするけれど、就職はしないと決めた。それで飢えたらそれまでの人生だと腹をくくった。そう決めたらすごく楽になったな。絵描きになれるかどうかは知らない、それはどうも後付けのような気がするな。ある意味どうでもいいことだった。

 教師という仕事は素晴らしい職業だ。教える事も嫌いではない。何が許せないかと言えば、二股をかけている自分が許せないんだな。教師なら命かけて先生やる、そういう自分ならやっても良かった。適当に教師やって暇つぶしに絵を描いて「絵描きです」という自分が嫌なんだな。

 なぜなら、画家というのはその人の生き方や考え方を作品に託して売っているわけで、自分は安定した職を持ちながら生き方もくそもない。身を切るような歌など唄えない。大した才能もないのならせめて自分の人生そのものをかけて、精一杯やってみる。そう思った。

 つづくかな?


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