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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

朝から暑い - 2010.07.31(ポケットの窓から)






 

 帰ってきました。実は昨日帰っていました。ところがあまりにも暑くて疲れたので何もしないで寝てしまったのです。長い旅でした。帰りは東京まわりで銀座の個展を何軒か見ました。まぁ銀座も同じように暑かったですね。帰りの電車の中で思ったこと、こうやってドサまわりの芸人のように暮らせてゆければ本望だ。いつまでできるのだろうかね。体の自由が利く限り、だめになったところで御仕舞いにしたいね。上手い具合に幕を閉じられるといいのだけれどね。まぁわかりません。



 一番簡単な方法は、貸しで始める事だ。これだと失敗しても被害は自分だけです、最小限の範囲で済ませることができる。けれど、被害が少ない分、メリットというのか影響力というのか、波及効果というのか、当然他人を巻き込める力も弱い。



 多くの人を介せばするほど、責任も大きくなるし、その分リスクも大きくなるけれど、影響力も大きい。○動画廊などの個展の企画を見ていると作家がどんどん小さくなって、スタッフばかりが大きく見えていくように感じられる。まぁ大手の画廊というのはそうでもしないとやっていけないのかもしれないけれどね。自由がないようでかわいそうに思えたよ。でもまぁ彼は自分の絵を描いていたから立派だね。



 企画の話はなかなか難しいね。お互いの信頼関係もあるけれど、作家は直接売った方が効率はいいわけだ、けれどそれを続けているとやがては玉が尽きてくる。だから信頼できる画廊に全面的にお任せした方が楽なのはその通りなんだな。・・・・・・・・・



 

眠くなった。また明日。

 



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(no subject) - 2010.07.30(ポケットの窓から)



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阪急・夙川あたり - 2010.07.29(ポケットの窓から)










 夙川にかかる古い橋

 京阪神地区に住んでいると、阪急沿線の芦屋あたりというのは、一種あこがれの地である。いままでほとんど気にすることもなかったのだが、今回縁があって阪急の夙川あたりをぶらぶらと歩いてみた。神戸の須磨あたりもそうだが、鉄道線は山すそを縫うように走っていて、住宅地はそこを基準にして上に向かって伸びている。そういた坂道のある風景というのは、なかなか趣がある。



 夙川の駅の北口を降りて山に向かう線路に沿って少し上ってゆくと、踏切がある。この線路はどこへつながっているのだろうか。線路をまたいでドンつきにまだ真新しい大きな家が何軒か並んでいる。あとで知ったのだが、例の阪神大震災でつぶれてしまって立て直したらしい。



 名前の由来である、夙川が見えてきてそれにかかっている橋が上の写真の橋です。コンクリートでできた苔むした人しか通れないような古風な橋です。



 なぜ夙川にでかけのかはまた明日。


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(no subject) - 2010.07.29(ポケットの窓から)










 なんこうさん(湊川神社)楠正成の森


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無名の新人 - 2010.07.28(ポケットの窓から)










 ほとんど親孝行らしいことはしていない。迷惑のかけ通しで今まできてしまった。そうであるからなのか、私が帰省すると、具合が悪くなって病院に行くことが多い。今回もそんな具合で母を背負って近くの病院にゆく。肺に水がたまったとかで、先日は兄貴が病院まで背負って連れて行って抜いてもらったそうだ。今日は腸閉塞の疑いとかで、また大きな病院まで検査に行く。待たせれて、それだけで疲れてしまった。94歳のお袋にはわるいけれど、何事も無いことのほうが不思議で、若い医者が今日は絶食して様子を見てくださいと言っていたが、そんなことをすればいっぺんに参ってしまう。医者は経験がなければ信用できない。独自の判断で対処することにした。それで大事なければいいだろう。



 今回の反省。地元ということで甘えがあったように思う。最初のころは物珍しさも手伝って、多くの知り合いや親戚や友達が来てくれた。それはすごく有難いことで、私のように故郷を二つ持っている人間の有難いところだとは思う。けれど、それも二回三回になると珍しくは無くなるわけで、それを理解していながら次ぎの手を打ってこなかったのが、大きな敗因だな。なんとなく自惚れてそこそこ活動して認知されているように勘違いしていたのではないかな。ここでは全く無名の一人の絵描きであることを知るべきだ。



 新聞に記事を送っても何のコネもなければ掲載もされないし、告知する方法はほとんどなかった。自分のDM300枚ぐらいなもので、これで多くのお客さんを集めることは無理だろう。地元だから何とかなるだろうという甘い認識があったことは確かだ。こちらに住んで日々活動していればそれなりに姿が見えるのだけれど、二年に一回個展をするだけでは、なかなか認知させることは難しい。



 個展の形態も変えて行くべきだった。早い段階でそういった助言をもらっていたにもかかわらず、そこそこ結果を残せていたので、そのままここまで来てしまった。そこが落とし穴だったな。もうすでに何年も離れている場合地元というより、見知らぬ土地でやるつもりで、はっきりとお任せする画廊を見つけて行くべきだった。もう作家自らは裏にまわるべきだ。分っていたんだけれど、どうも頭を下げてお頼みするのが嫌で放っておいてきてしまった。いまさらもう頼めない。



 面白い話が無い限り、神戸ではしばらく個展はやらないだろう。



 



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楽日 - 2010.07.27(ポケットの窓から)
お仕舞い。











 とうとう終わってしまった。祭りの後というのはいつも寂しいものだ。



 今年の個展の印象はとにかく暑かった。それに尽きる。午前中はそこそこであるけれど、午後からは一気に気温が上がって、ぴたりと客足が途絶える。だから実質午前中の一時間と午後の4時過ぎからの二時間ぐらいしかない。日本は全く熱帯に入ってしまったように街中がフライパンだ。それも大きな敗因だろうな。自分がお客さんの立場でもなかなか観に行かないだろうな。特に街中の画廊というのはグループ展のように多くの人が集まりやすい場という意味では有効な要素だけれど、個展には特に必要な要素ではないかもしれない。



 反省は色々あるけれど、まぁ今は無事に終わったことでよしとしよう。暑い中、本当に有難う御座いました。感謝、感謝です。



 明日は1日休養日。明後日、京都に一泊してそのまま帰ります。

 


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帰り道 - 2010.07.26(ポケットの窓から)










 今回の個展は失敗だった。まだ明日があるけれど、完敗だ。お世話になったHさんが来てくれて、慰めてくれた。「いい絵なんだから、いいのじゃないの。まぁいいこともあればよくないこともあるさ、それもひっくるめて個展なんだから」とね。これを踏まえて何かしら動かなくてはならないだろう。一つのきっかけになれば今回の個展も生きてはくるだろう。



 明日は楽日。片付けがあるので午後4時にはお仕舞いです。少しお早めにおいで下さいませ。


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個展5日目 - 2010.07.26(ポケットの窓から)
若い彫刻家






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泣くことはない - 2010.07.25(ポケットの窓から)
個展4日目











 猛烈な暑さだ。街中はとても尋常ではない。夕立も無い。街中を歩くだけでも褒めてあげたい。こんな状態ではお客さんは期待できない。まぁそれはしかたないことだろう。こんな真夏に個展を組んだほうが悪いのかもしれない。それでも来てくれたお客さんには頭が下がる。どうもありがとう御座いました。



 後二日です。明日も猛暑だそうです。気をつけていらしてください。



 いい報告が無い中で、一つだけいい出会いがありました。また時期がくればご報告が出来るかもしれません。今回はこの人との出会いのためにあったのかもしれません。長くお付き合いできることを期待しましょう。ではでは。


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(no subject) - 2010.07.25(ポケットの窓から)



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(no subject) - 2010.07.24(ポケットの窓から)



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個展2日目 - 2010.07.23(ポケットの窓から)










 個展2日目

 とてもとてもとても暑い。その中を何人かの人が汗を拭き拭きやって来てくれた。ありがたいことです。そうそう、明日は近くのギャラリー島田でもグループ展が始まります。夏の恒例のミニアチュール展100名以上の関西の作家が出品します。こちらのほうもよろしく。



 たとえばカルチャーなどで絵を教えるとする。無論全く絵を描いたことが無ければ何かモチーフを組んでそれを描写すること、油絵ならその材料になれる必要があるので基礎的なことは順番に習わなければならないだろう。



 で、基礎的なことというのはどこまでいうのだろうか。何年も何年も面白くも無いような、受験勉強のようなモチーフを描かねば本当に絵の面白さはわからないのだろうか。たとえばデッサン一つ取ってみてもきりが無い。どこまでいっても終わりというものがない。デッサンはこれで卒業などという人はいったい何人いるのだろうか。



 見えたものを出来るだけ忠実に描ける様になること。それはそれで一生かかってもマスターできないような技術を必要とする。またそういったことに面白みを感じるひともたくさんいることは確かだな。



 こうは考えられないだろうか。デッサンの修行が終わって初めて表現のテリトリーに入るのではなく、それは同時にはじめてもいいのじゃないかな。特に受験勉強ではなく、絵を楽しみに描くのであればますます、そういった直接表現を楽しむ方法をというのを考えても良いように思う。



 まぁ、文章を書いたことが無い人にいきなり小説を書けというようなことかもしれないが、たとえば言葉のクロッキーみたいなもので、何かモチーフを見つけてきて描いたとする。そうすると普通は単にあるものを描いただけと考えがちだけれど、それを選んだには何かしら自分なりの選択が始まっているわけだ。言葉にならないそういったことを意識下にもってきて「ことば」にする。このことで自分の中に何か不思議な意識が芽生えるのだな。これが表現の第一歩だ。



 実際に絵は描かないのだけれど、表現ということは「自分の心の中を見つめることだ」ということが次第に見えてくるように思う。



 


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第1日目 - 2010.07.22(ポケットの窓から)
暇だ。











まぁ暑いので、午後はほとんど来客なし。五時過ぎになってちらほらという感じです。場所はいいところですが、こう暑いと観光客も動きませんね。贅沢な空間です。独り占めに来て下さい。私は必ず在廊します。


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新幹線 - 2010.07.21(ポケットの窓から)
神戸に向う






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携帯初めての投稿 - 2010.07.21(ポケットの窓から)
勝沼あたり、葡萄棚が美しい。






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土のにおい - 2010.07.20(ポケットの窓から)






 

  明日から神戸に帰省します。個展が始まればまたシャメだけになるかもしれません。でもまぁ出来るだけ臨場感のある報告をしたいと思っていますので、そんな雰囲気をお楽しみください。こうやって色んな個展会場から、作家自らその場で写真を送るというブログは数あるブログでも数少ないのではないかね。興味がなければ何も面白くないけれどね。まぁいいか。



 上の写真は昨日撮ったものと同じところ。実は私の自宅の庭ではない。でもまぁほとんど私しか使わない場所なので承諾を得て使わして貰っている。畑もこの右手にある。前にも話したけれど、隣は爺さんが一人で住んでいた。その人が亡くなって今のところ空き家になっている。こんな田舎ではよくある話なんだろうけれど、誰もすまなくなった家は急速に老朽化する。庭もまた草ぼうぼうの藪になってしまう。



 ということで、私が維持管理するということで只で借りているというわけだ。畑をやり始めて感じたことは小さな庭だけれど、放っておけばすぐさま草がびっしりと所かまわず一面に繁茂する。特に雨上がりが凄い。待っていましたとばかりに小さな芽をいっせいに押し出すのだ。そりゃみごとなものだ。別荘は雑草との戦いだということを聞いたことがあるけれど、まさに庭は雑草との根競べ。



 ところで、土草の匂いというのはとても心くすぐるものだ。なんだろう山の奥深くに入ってふかふかの落ち葉をふんづけたときの匂いと似ている。・・・・



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暑かった。 - 2010.07.19(ポケットの窓から)






 

 今日も暑かった。来客があったので、半日片付けと大掃除に翻ろうされる。家を綺麗にする方法はお客さんを迎えることだということをどこかで聞いた。確かに来客はどんな場合もそこそこがんばるものだ。



 午後の日差しは真夏独特だね。いつの間にやら梅雨もあけて、まったく凄い天気だ。昼寝するしかこの日差しをやり過ごす方法はない。明日は久しぶりの学校。テストも終わって課題も一応すんだ段階では、生徒もやる気がない。無論私もやる気がないのでビデオをみせる。



 若い教師の自殺の話が今朝の新聞に出ていた。先生をやりたくてがんばって教員になって、いざ自分が教壇に立ってはじめて理想と現実のギャップに悩むんだな。まぁどんな職業でも同じだと思うのだけれど、教員は学校出てすぐに一人で生徒の前に立たなきゃならないから大変だ。今までは、何の責任もない学生だったわけだからね、それに今の生徒は昔のように単純ではないし、親もまた協力的ではない。職業としては、まじめな人ほど、優秀な人ほど、最初の二三年はしんどいと思う。



 まぁ甘いといえばその通りなんだけれど、だけど本当につぶさないで一人前の教師に育てようとするなら、給料は半分でも見習い制度みたいなものが必要じゃないかな。でなければ残るのはものを考えない、いい加減な、体育会系の教員ばかりになってしまう。



 まぁだからといって悩む先生がすべていい先生だとも思わないけれどね。自分に合わないと思えば二三年で切りをつけたほうがお互いのためだろう。見極めが難しい。



 という私は一年しか正教員を続けられなかった落ちこぼれですから・・。



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ヤコブの梯子 - 2010.07.18(ポケットの窓から)












「空に向うはしご」

 

 ほとんど何も考えないで描いている内にハシゴが出てきて「あっそうだ、空に向かうハシゴ」にしようと思った。でどこから出てきたのか、その元のところを考えたら「ヤコブの梯子」というのがあった。どうも上の写真のように雲間から一本の光の帯が注いでいるような光景に時々出会うのだけれど、それを「ヤコブの梯子」というそうだ。天使が地上と天界を行ったりきたりする時に使う梯子らしい。偶然出てきた物語は跡付けだけれど、なかなか面白い。



 多分最初っから「ヤコブの梯子」を描くつもりで描いたら、とんでもないわざとらしい臭い絵になってしまうだろう。ここのところがとても難しいところなんだけれど、ある意味で私は自分の力を信じていない。ごり押しで自分を押し付けてもろくでもないものしか描けないだろうと思っている。だから自分を放り出して客観的に見る癖がついてしまった。けっして自分を強く主張しないのだな。あくまでも出てくるのを待つ。そんな描きかただな。奇妙な言い方だけどね。言葉にすればそんな風になる。



 今日は暑かった。



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(no subject) - 2010.07.17(ポケットの窓から)



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明日は東京です。 - 2010.07.16(ポケットの窓から)






 

  このところ毎日が絵を描くこと以外で猛烈に忙しい。昔はそう、自分の事だけを精一杯やれば他の事は何も求められなかった。絵を描くことも充分には出来ていなかったけれど、それでも絵さえ描いていれば、人様に迷惑をかけているわけじゃないし、何とかそれでも許してもらえたんだな。



 ところが、いつの間にかフリーであるにもかかわらず、望んでいるわけでもないのに色々な雑用がまわってくるようになった。まぁ今まで誰かがやっていたことなんだろうけれど、いつの間にか順番がまわってきてしまった。そういう年回りなんだろうけれど、いずれどこかで卒業しなければならない時が来るだろうな。



 明日は東京です。



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宅急便はえらい。 - 2010.07.15(ポケットの窓から)






 

 この間、郵便の悪口を書いた。郵便が嫌いなのではなくて、郵便というシステムが好きなので、何とかがんばって生き残ってほしいと思うから、叱咤激励のつもりであえて苦言を呈した。



 ところで、今回の神戸の個展では作品は全て宅急便で送った。やり方は簡単。まずネットでもいいから直通電話番号を調べて、電話します。これはコレクトコールで電話代はかかりません。全国どこでも共通の電話番号でかけるとその地域のセンターにつながるようになっています。



 対応はすこぶる親切で丁寧です。まず私のような絵の場合大きさがまちまちですし、損害賠償のことなど面倒なことあるので嫌われることが多いのですが、反対に保険さえかければそこまでは保障するというわけで、相手側も安心するようです。ですから美術品という扱いではなく荷物扱いでお願いするのですな。



 郵便の場合、電話の台数が少ないという致命的な欠陥のため、相手は言い訳に始終して如何に責任のがれするのかに気持ちが行っていたけれど、宅急便の案内さんは如何にすればお客さんの便利に適うかということに心を使っていた。明らかにプラスマイナスで宅急便の何倍もの勝ちである。



 取りに来てもらう日にちと時間を指定してその日は終わった。翌日雨だったにも関わらず、嫌な顔一つせず平気な顔でどんどん仕事を片付けて、思っていた金額の半分以下であった。これも宅急便の勝ちだな。



 どうする郵便。



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(no subject) - 2010.07.14(ポケットの窓から)



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つかこうへいが死んだ - 2010.07.13(ポケットの窓から)






 

 つかこうへいが亡くなりましたね。演劇青年でも文学青年でもなかった私でしたが、なぜか学生の時に少しだけ演劇に足をつっこんだ。小劇場が随分流行っていて唐十郎の赤テントとか誰だったか名前も忘れてしまったが黒テントや、つかこうへい事務所などが名をはせていた。唐十郎の状況劇場は何度か仲間と観に出かけた。



 なんだろうな、おどろおどろした真っ暗な空間のなかに靴を脱いで、ぎゅうぎゅうに詰め込まれてなにやら擬似的な一体感を作り出して、その中で次から次と繰り広げられる奇妙な作り話は、酸欠状態も加味して朦朧とした夢物語のようだった。



 一番最初にやった役は「熱海殺人事件」の主人公、大山金太郎だった。今から考えると目茶な配役だけれど、それでも演劇の面白さは少しは理解できたように思う。



 例えば工員を演じるとするならば、自分の中の工員のイメージを明確にしなければ演じることはできない。そのサラリーマンがどういった経緯でその会社に就職したのか、家族構成はどうなのか、物語の中で気持ちがどういう風に動いて行ったのか?そういうことを自分なりに理解して解釈して納得しなければ、その人間にリアリティーが伴わない。台詞がただの言葉でしかなくなる。



 それもそうだけれど、そういった過程で必ず自分というものと対面して、明確な「ことば」にしなければならない時が出てくる。表現は自分との対面だということに気付いたことが、演劇をやって得た宝物だな。



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雨が降ったり止んだり - 2010.07.12(ポケットの窓から)







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壊れたWordファイルの修復方法 - 2010.07.11(ポケットの窓から)






 

  どうもこの数日はパソコンの何やらにやられている。まぁ別に大した被害はないのだけれど、やっぱり実際に触ったりなぜたり出来るものでない不安感というのは否めないなぁ。



 まず最初はこの間書いたマイクロソフトとキングソフトの攻防。まぁ大手を振って正しいのはもちろん開発者のマイクロソフト社なんだけれど、あまりにも一人勝ちしすぎて面白くない。ちょっとは他にも利益を分けてやってもえやないかと思うのは私だけではないだろう。むろん何でもゲリラ的に真似して平気な顔している厚顔無恥にも腹立たしさを禁じえないのだけれどね。



 ウイルスまがいの騙しの方法で売りつけるキングの方法はあまりにもセコクテ昔はあれだけ偉大な哲人を輩出した国のやりかたとは思えないなぁ・・。まぁ買う方も罪はあるけれど。



 後昨日判明したことなんだけれど、これはパソコンには関係のない話。私はかなり安全を心がける方で、ある程度ハードディスクに情報が溜まるとバックアップを取ることを習慣にしている。出来るだけハードディスクにはためないことにして、外付けのCDやメモリーに記憶させている。まぁ昔の磁気テープで何年かすれば劣化するのは承知しているのだけれど、その点CDなら安心だと思っていた。



 いままで昔のCDを開けてファイルが開かないなどというトラブルはなかったのだけれど、ちょっと必要になって開こうとしたらこれがだめ。パスが違うとかなんとかメッセージがでて開かない。少し前のキングソフトのせいか、はたまたウィルスが入ったかと思ったので、いつものように「ワードの文書が開かない」でググってみたら意外にこういったトラブルは多いようだ。何かの都合でファイルが破損するらしい。



 画像は何の影響もないし、ほかのCDは普通に開くことが出来ることを確認。ということはこの一つのCDの何かが壊れているということだな。どんな場合もある程度の修復する方法はあるようだ。まったくお手上げ状態になることはほとんどないのではないだろうか。



 これで修復できました。

 壊れたWordファイルの修復方法 

 凄いですね。誰かがどこかで何かしらの手を考えている。それをまたネットで知ることができるというのも凄いことだ。



 ところで二三日前のほぼ日刊イトイ新聞でこんなことを書いていた。

「 ・・いまは、「遊び」で「仕事」で、集めた情報は、インターネットに「上納」されていきます。おかげで、それはみんなの役に立つんですね。ただ、知られてお終いになっちゃったりもする。」



 何となく分かりますね。今は分からないことは皆すぐにググって調べます。何よりも確かな情報が満載です。どんな本にも負けません。でそれで分かった気になってしまうことって多いですね。大学のレポートなんかでも昔はそれなりに図書館にいったり人に聞いたりしてそこそこがんばったものです。でも今はパソコンがあれば簡単ですね。



 で、何が変わったのかな。簡単に手に入るものは身につかないと言うことかな。



 「絵を描く方法」などないのです。それを知ったからといって絵が上手くなることはない。今は簡単に色んなことを知ることが出来るのですが、やはり絵は描くしかない。遠回りして汗をかくしか上手くなる方法はないのですね。



 



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失楽園 - 2010.07.10(ポケットの窓から)








福澤一郎

「失楽園」部分

山梨県立美術館

 

 タイトルの失楽園から想像するイメージは色々あって面白い。もちろん原題は有名な本のタイトルに由来するのだが、そんなことは知ったことではない。どんな風にでも変えても誰も怒りはしないだろう。



 ご存知のように物語は聖書から来ている。人類の祖先のアダムとイブは何の心配も不安もない自由な場所「楽園」に住んでいた。あるときに悪魔のささやきについ乗ってしまって、欲望の木の実「りんご」を食べてしまう。そのために神の怒りをかって楽園を追放されるというお話。



 まぁこれが人間の原罪というわけで、元々人間が存在するということ自体が罪を背負っているんだよてなはなしなんですが、そういわれてもやっぱり人は「りんご」を食べてしまう動物なんですな。つい最近の事件で言えば大相撲の賭博事件の話。



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凄い雨だ。 - 2010.07.09(ポケットの窓から)






 

 今晩はけっこう荒れるようだ。戸締りに気をつけよう。最近はまた板の間で寝ている。これがなかなか気持ちいのだ。私は根っからの風来坊なのかな?



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自分にないものは伝わらない。 - 2010.07.08(未選択)


 

 今HPのトップを飾っている上の作品。道化と少女がダンスを踊っている、どことなくほほえましい映画のシーンのような作品ですが、実は一年前の下の作品がベースになっている。



 覚えている方もいるかと思うのですがタイトルは「ありがとう」かな、年配の道化がやがて若い道化にバトンを譲る。そんな物語を頭の中で作ったのですが、どうも見ているとつまらなく思えてきた。だからどこにも発表していないように思う。



 どこをどうやって上の絵が出て来たのか、そのこともそうですが、要するに私は何を描きたかったのか?ということです。人は老いてやがては一線を退いて行く。それはいつかですが、確実にくるわけですね。下の若者にバトンを譲るというシーンよりも、かわいい少女とダンスを踊るといったイメージの方が「老いて退いてゆく」という悲しさ、哀愁が直に伝わるとおもうのですね。それも要するに私の残された時間の意識がさせたものでしょう。



 こうやって内実を暴露してしまうと興味が色あせてしまいますか?それとももっと興味が湧きましたか?どうかっても、それが私の描き方ですから仕方ないですね。






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画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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