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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

♪♪日が暮れて♪♪ - 2008.12.03(ポケットの窓から)







このブルーへブンという歌が好きだった。オリジナルはもちろんジャズのスタンダードなんだろうけれど、私が親しんだのはエノケンの「♪♪日が暮れて♪♪」と唄う浅草オペラの方かな。後シャンハイバンスキングの主題歌だった「月光値千金」という歌も好きだったなぁ。そういう意味ではませてたのかもしれない。



 小さい頃はやっていた歌というのは今でも懐かしい。「月だとっても青いから、遠回りして帰ろう」なんて、なかなか今じゃ唄えないね。そういうシーンがないものな。周りが明るすぎる。昔は町から一歩路地に入ると真っ暗だった。見上げたら青い月がこうこうと輝いていたなんてことが多かった。この光がとても悲しい色でね。



 また後で書けたら書きましょう。


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星月夜 - 2008.12.02(ポケットの窓から)






星月夜

 はる 2723

 そう疲れている。



 今をときめくM氏について書こうか。彼がまだ今のように有名でもビッグでもなかった頃から、変な男がいるなぁと気がついていた。と言うのは作品がどうだこうだと言う前に名前を売る事。そのことが絵で食べてゆく第一歩だというふうなことを述べていた。



 確かにねぇ。芸能人の初めて描いたような水彩画がとんでもない高値がついたり、ロクデモない絵が飛ぶように売れて、美術館さえどんどん建っている現状を考えれば、まず名前を売る、その後、絵も描きますという方が、絵描きで名前を売るより確かかもしれない。



 彼はまず変な漫画チックなアドバルーンを上げる。何処かのハウジングメーカーのCMに使われていたような気がするが、違うかもしれない。その後、まんまと作戦が当たって、あれよあれよという間に、時代の寵児になってしまった。今や漫画みたいなというのか、プラスチックの人形みたいなものが何億もの値がついて取引される、大作家になってしまった。羨ましい。



 おたく文化と一緒に語られることが多いけれど、私はそこらあたりは詳しくないので分からないのだけれどね。彼がやっている事とおたくというのか、日本のアニメ文化とは少し違うように思うな。



 手塚治虫なんかから始まる日本の漫画文化は、凄いもので、テレビドラマや映画なんかも今やほとんどといっていいほど漫画を下地にしている。今でも多くの若者がそういった作家に憧れているし、高校の美術部の多くはアニメおたくだ。そんなことを考えると、少なくともこれから表現される多くは多分彼らの偏向した好みが反映されるのではないかなと思う。



 彼がやっている事はそういったことと全く違う事で、共通点はオタクと一緒に語られるように仕向けたというのか、作戦上たまたま利用したのではないだろうかね。彼はもっとしたたかで、例のライブドアのH氏などと同じように、時代を上手く読む策士のようにおもうな。



 オークションなどというものは株の相場と同じようなもので、しょせん博打なんだな。公に取引されるもんだからそこで付いた値が巷でさも流通しているようにとられるけれど、それはとんだまやかしだ。



 価値があろうとなかろうと基本的には関係ない。誰かがそれを1億といって落札すれば、1億で流通することになる。金券とおなじだ。歴史をみれば多くの美術品はそうやって担保となって世の中を渡り歩く。本来の芸術的な価値とは別ににね。



 日本がバブル真っ最中の頃世界中から多くの美術品がやってきた。公のこともあるし闇のルートもあったろう。それは美術品の価値とは全く違ったもので、単に金券や株券と替わる担保みたいなものだ。やがてバブルが終焉すれば、日の目も見ることなくまた世界のどこかに戻ってゆく。それだけのことだ。



 彼の作品が芸術的な価値があって取引されているわけではない。作品でなくてもいいわけで、手形とか足型、そんなものでもいいわけだ。芸能人や有名なスポーツマンの使った私物、靴や服やユニホームが高い値がついて取引されるみたいなものだろう。そのものには何の価値もない。ただの薄汚れた使用すみの物でしかない。



 かつてデシャンが既製の便器を持ってきて「泉」と命名して展覧会に展示してセンセーションを巻き起こし、今でも歴史的な事件として語られるけれど、だからといって私はその便器に価値があるとは思わない。千利休が朝鮮の何でもない日常雑器を作為のない器として価値を見つけた、そのことに意味があるわけで、芸術というのは新しい発見なんだと思う。



 ということで、良くわからん事になって来た。また



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いつかみたところ1 - 2008.12.01(ポケットの窓から)







はる 2722

  2008個展によせて・銀座 ・ギャラリー惣  

    「いつかみたところ1」 

 私の絵はいつも新鮮だ。というのは一日の終わりには壊して、次の日は新しいところから始まるからだ。このまま永久に仕上がらないのではないかといつも不安におびえている。ところがちょっとした機会にスーッと絵が出来上がる。まったくの他力本願だ。今日もそれを待っているのだが、ひょっとすると今回は美の女神は舞い降りてはくれないかもしれない。



もう慣れっこになってしまって、何の不思議も感じないけれど、実際は今日一日で一生分の出来事があったかもしれない。「博士の愛した数式」のように、数時間前の出来事を全て忘れてしまえば、日々が新鮮な驚きに満ちているだろう。



 例えば色んな雲の形から面白い形を見つけて話を作るとか、壁のシミや木目からヒトガタを見つけて遊ぶとか、そんなイメージ遊びは子供の頃に良くやったものだ。人は今までにみた風景や出来事を心の奥底にしまっていて、普段は何事もなく暮しているけれど、ふとした拍子にどこかで見たような不思議な感覚に捕らえられることがある。多分「こころ」とはそうやって形作られるのだろう。

 

 絵を描く面白さは、ぶっつけ本番の真剣勝負だと思っている。自分の心の中に浮かんだものが何なのか、具体的になってくるまで自分でもわからない。もうすでに分かっていることを描いても面白くない。それよりも私は何故それに引っかかりを感じたのか、そんな心の中を知りたいと思う。



 今年もそんなことを考えながら「いつかみたもの」を拾い集めてみました。ご高覧、ご批評よろしくお願い致します。



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