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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

目が回る - 2007.02.28(ポケットの窓から)
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写メ 「目が回る」

はる 2077
 今日も夜だけ仕事。明日は卒業式とかで今日は予行演習らしい。そのために私の稼ぎはカットされた。

 疲れたのでぼやきっぽくなるので、またあした。そうそう明日はお江戸に出ます。自身の野暮用と大学の恩師が個展をやっているので見てきます。


 寺坂公雄洋画展・日本橋三越本店F6・特選画廊

 2/27~3/5 



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今日のアトリエ - 2007.02.27(ポケットの窓から)
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写メ 「今日のアトリエ」

 130号を床に寝かせて描いている。家人がトイレに通う道でもあるので、小瀬のように浮橋をわたしている。何だかモコモコ湧き出して来たのが見えますか?


はる 2076
 今日は夜だけ出稼ぎ仕事。ここもそろそろ辞めたい病。

 といいながらもう25年やっている。定時制のお兄ちゃんやお姉ちゃんは、慣れてくると結構かわいい。俺も年かな。



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案山子 - 2007.02.26(ポケットの窓から)
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写メ 「案山子」

はる 2075
 今日はドローイングをやった。幅90cmx長さ300cmというやたらながっぽそい旗指物みたいなもので、アトリエでは描けないので外に出て即興描画のようで、墨や水性絵の具でどんどん描いて行く、初めてだったけれど結構面白かったな。

 体裁はどうでもよくて、パネルでも巻物にしてもいいと聞いていたので、ホームセンターにいってロールの障子紙(90x720cm)を買って来て半分に切って使うことにした。

 まだ仕上がってないけれど、まぁこれですむなら楽だな。乾かすのも天日に干して、ぐるぐる巻いて搬入すればいいのだから。これじゃ10メーターでも描ける。

 昔、棟方志功が版画の下絵を板を広げておいて、大きな筆と墨でドンドン描いて行く映画があったけれど、あれを思い出した。世界の棟方と比べるのはおこがましいけれどね。

 今回これを新美術館の壁に横にならべて展示するらしい。もちろんいつもの本画のほかにということだけれどね。



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アコーデオン弾き - 2007.02.25(ポケットの窓から)
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写メ「アコーデオン弾き」

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遠く離れたおまえに - 2007.02.24(ポケットの窓から)
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写メ 「遠く離れたおまえに」

  探していた長谷川きよしのLPが一昨年CDになって復刻されていた。絵のようなサインももらって幸せ。


 何故か、ラテン系の唄が昔から好きなんだな。最初にバイトしたのがラテン音楽喫茶で、「ベサメムーチョ」は原語で少しなら唄える。だからと言う訳ではないだろうけれど、長谷川きよしはいいな。


 昔このアルバムを持っていたのだけれど、誰かに貸して行方不明になってしまった。ずっと探していたんだけれど、中古レコード屋さんにもなかった。それが今日手に入ったので嬉しいね。



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長谷川きよしライブ - 2007.02.24(ポケットの窓から)
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写メ 「長谷川きよしライブ」

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朝から雨 - 2007.02.23(ポケットの窓から)
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写メ 「朝から雨」

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おおいなるものの意志 - 2007.02.22(ポケットの窓から)
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写メ 「無為無心」

はる 2071
 多分人の心の奥深くには「おおいなるものの意志」が隠されているのだろう。なぜなら宇宙が始まって何万年経つのかしらないけれど、今私がここにいることは単に偶然ではなく、その時から決まっていたことなのだ。

 このところ考えていることを言葉にしたらこんな風になった。まだ少し違和感があるな、しっくり言い切ったという感じにはならない。まぁだらだらと書いて行くことにする。まとまらないけど付き合って下さいな・・。

 というのは「美」ということを考えていた。まずもって人は例えば美しい風景とかきれいな花を見て「きれいだなぁ・・」と感動する。でそれをカメラなり絵なり言葉でもって何とかあらわそうとするわな。

 一元的には「美」は自分より外側にあって、まぁそれを美しく表現するのが、表現者の仕事だと考えられている。その場合できるだけ忠実にそれらを写し取ったものが「よい」ということになっている。

 しかしだなぁ、実際の問題はそんなところにはなくてね、何を「うつくしい」と感じたのか、そこのところを問い掛けることが、一番大事なところなんだな。

 実は「美」というのは千差万別、人によって違うのだけれど、その「何に」の部分にその人の人生観やどう生きてきたか、何を是として何を非としてきたか、経験してきたことや、夢や希望、その他諸々が隠されている。

 突きつめていうなら、「美」は自分の中にあって、それを解き明かすというのか、捜し求めるというのが我々の仕事であって、単にきれいな風景やお花を描くことではない。

 で、ここでいう「美」というのは「うつくしい」ということではなくて、「真理」とか「ことわり」といった類のもののようなきがするのだな。

 例えば、我々がアフリカの土俗の祝祭の仮面や衣装、ダンスや音楽に心揺さぶられるのは、それは単に「うつくしい」からではない。もっといえば彼らには文明人のいう「美」という意識さえない。

 言葉でいうならダイレクトに「おおいなるものの意志」ということにならないかな。

 んじゃ、それを捕らえるための方法を考えよう。続きはまた。



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夕陽の廊下 - 2007.02.21(ポケットの窓から)
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写メ 「夕陽の廊下」

はる 2070
 「意識する」ということはとても大切なことだ。またそれを「ことば」にするということは、それ以上に大切なことのように思う。いくら意識されていたとしても、それを言葉なりイメージによって表現されないことには人に伝わることはない。

 無意識の世界に遊んでいる場合、それはまだ表現とは言わない。はっきりと意識されて言葉なりイメージとして人に伝えることを意識することで表現となる。

 まだ何物でもない混沌としたイメージの中から、具体的な形が浮かんでくるのと、それにぴったりのことばが降りてくる様子は似ている。表現とはそうやってはっきりと意識されたもののように思う。

 矛盾することかもしれないけれど、一度経験したことは忘れてしまった方がいい。辛いことや、悲しいこと、泣きたいことや、恥ずかしいこと、嬉しいことや、喜んだこと、そういった諸々のことはみんな忘れてしまうのだ。なかった事なんだ。

 忘れてしまって、呆けて、ボケて、何が何だか分からなくなって、ポッと浮かんできた「ことば」や「イメージ」が本物だ。それをすくい上げるのが我々の仕事なのだ。




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マニアック - 2007.02.20(ポケットの窓から)
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写メ 「要塞のようだ」

はる 2069
 「マニアックな絵はコレクターがつきやすい」と言われる。まぁ元来コレクターはマニアックなものだけれどね。例えばうんと細かいとか、シュールとか、気持悪いとか、怪しいとか・・。

 そう言われて自分の作品を顧みると、そういった怪しい系の魅力は露ほどもない。私を含めて誰でも少しはそういったものを見てみたいという気持はあるのだけれど、ほどほどでそれをコレクションしたいと思うほどではない。

 ある意味私の絵はそこらあたりの人をターゲットにしていない。極一般のありふれた生活人が、心のどこかに持っているちょっとした(言葉)とか(憧れ)だとか、また(不安)とか(心配事)も含めて、ぽやぽやとした暖かい感じを表現できればいいかなと思っている。

 信仰とか祈りと言ってしまえば、ちょっと大げさかなと思うのだけれど、誰でもが持っている素朴な「いのりのかたち」みたいなものが私のテーマだ。

 だから、大衆性というのか、通俗性はいい意味で大事だな。高尚であることはとても大事なことだけれど、お高くとまっているよくないのだな。まぁそこのところが微妙で難しい所だけれど、あくまでも品格の問題だろう。

 続きはまた。



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分譲地 - 2007.02.19(ポケットの窓から)
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写メ

はる 2068
 少しサボっていたので、調子が取り戻せないでいる。新しい作品に連日ウンウンうなっている。一日、壁の様な絵に向かってはいるけれど、ほとんど仕事ははかどらず、一日が終わって徒労感にさいなまれる。

 後ニヶ月あるけれど、後になってくると焦って、ろくなものにならないだろう。もう何年もこういった団体展には出品しているのだけれど、これだと思った作品を出したことは数えるくらいしかない。

 まぁこれだ!と思ったものでも大した評価は得られないことは多いのだけれどね。人の評価はわからない。

 しかし、どうしてもさらりとした、上手く見えるような形に騙される。描いているうちに出てくる、面白そうな色や形に惑わされる。まぁよっぽど強い意思を持っていないと、多くの人はそちらに引きづられてしまうと思う。

 けれど、後になってよくよく見直すと、そういった上手そうな絵というのはすぐにあきてくるのだな。ある程度訓練すれば誰にでも描ける絵とでもいうのかな、もう何年もやっていてもそうやって引きづられるのだから、気をつけないといけない。

 少し違うけれど、例えば(欲とか見栄、色)などとにているかもしれない。まぁそういったものも全てが良くないとはおもわないけれど、結局は絵もこころの現れだから、無欲ということはありえないわけだからね。

 けれど、またそういったことに振り回されると、本質を見失うということにもなるわけで、なんだか禅問答のようだな。うん・・難しい。

 んじゃまた。明日は出稼ぎだ。




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シルエット - 2007.02.18(日記)
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写メ 「夕暮れ」

はる 2067
 今日は久しぶりにチェロのレッスンだった。朝からそのために特訓。そういった練習では何も身に着かないことは承知なんだけれどね。まぁ言い訳はしないことにしよう。

 しかし、一ヶ月に一度ではどうにもならんな。


いいエッセイだったので・・
「いつか見た青い空 私の心象風景」



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雨降り - 2007.02.17(ポケットの窓から)
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写メ 「雨」

はる 2066
 久しぶりに雨だった。

 夜はグループの新年会。このところ毎日なにかあるなぁ・・。雑用といえば怒られるか。



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「ピアソラが聴こえる」 - 2007.02.16(ポケットの窓から)
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写メ 「ピアソラが聴こえる」

はる 2065
 夜は地元の美術団体の70周年記念画集の編集会議。こうやってそこそこの年齢になると色んな仕事がまわって来る。この団体もご多分にもれず高齢化がすすんでいて、段々老人倶楽部のようになってきた。

 だいたいもう団体展なんかに若い人は出品してこなくてね。そうなぜなら色んな所で個展や発表の機会があるから、わざわざ窮屈な団体なんかに出品してこないんだな。まぁそれもそこそこわかるけれどね。

 私が始めてこの団体に出品したのは学生の時で、初出品で何か賞をもらった。今みたいに電話もなかったし、新聞もとってなかったから、学校の図書館で新聞を見て始めて知った。驚いて階段を踏み外しそうになった。喜んで見に行ったら月曜日で休館日でずっこけた。

 それもこれも懐かしい。
 



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梅一輪 - 2007.02.15(ポケットの窓から)
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写メ 「一輪ほどの暖かさ」

 はる 2064
 今日は久しぶりに季節風が吹いて寒いな。まぁこれが本来の姿だと思うがね。

 今日は午前中は定期検診に行ってきた。もうほとんど何も変わりはないのだけれど、一応血液検査や腫瘍マーカーなるものをやる。普段はほとんど意識することもなくなった。そんなこともあったかな・・てな感じ。

 悪性リンパ腫というのはなかなか発見されにくい。症状が初期の段階ではわかりにくくて見過ごされる。で、わりと症状がすすんでしまってから治療するので難しくなるらしい。

 まぁあまりポピュラーな病気ではないね。病名がいかめしいから末期の癌と間違うけれど、普通の癌がリンパ節にまでひろがったのとは全く異なるのよ。

 どちらかといえば、私の場合胃に限定されたリンパ節の癌というわけで、幸か不幸か、胃に潰瘍があったから念のため生険をとってセンターに送ったために極々初期の段階で発見されたまれなケースだったらしい。

 で、胃の周りのリンパ節と胃そのものをそっくり摘出するという大胆な治療だった。まぁ今考えるとそういった徹底的な治療のおかげで転移もなく、今あるのかなと思う。感謝。

 でもまぁ、そういえばといった症状はあったな。突然わけもなく高熱が出るとか、寝汗がすごいとか、典型的な症状らしいけれど、んなものは普段余り気にしていないな。

 病気の事はほとんど書いてない。知らない人も多いかな。んじゃまた。



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石の華 - 2007.02.14(日記)
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写メ 「何だろう?」

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路地裏 - 2007.02.13(ポケットの窓から)
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写メ「路地裏」

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無用の長物 - 2007.02.12(ポケットの窓から)
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写メ 「無用の長物」

はる 2061
 個展の片付けにバタバタしている。それ以外に色々と雑用が重なって未だに新しい作品にかかれないでいる。少しはゆっくり休めばと思うのだけれど、貧乏性で次々と仕事を追いかけてしまうのだ。

 しかし、確実に体力が失われていて、額縁を外したりそれをまとめてダンボールにつめたり、また箱に詰めて倉庫までもっていったりするたびに、ヘロヘロする。今からこんなのじゃ先が思いやられる。後何年こんなことができるのだろうか?

 今回大阪で初めて個展をして、懐かしい風に吹かれたような気がした。昔、そうもう30年も前になるのだけれど、私は大阪に住んでいた。曽根崎新地あたりは私がアルバイトで毎日通った場所だった。

 堂島から大阪フェスティバルホールまで歩いて肥後橋あたりにあった絵画研究所の門を始めてくぐった。ヌードクロッキーもそこで初めてやったのだ。そうそう北浜の証券屋さんでもアルバイトしたことがあったな。何だか忘れていたけれど、全てが懐かしい。

 大阪のあの混沌とした雑踏が嫌いだった。よくわからなかったけれど、そこから抜け出すことばかり考えていたような気がする。

 京阪沿線の大阪と京都の中間に鬱蒼とした森が駅前まで迫っている石清水八幡宮がある。後で知ったことだけれど、歴史的に大変重要な神社だった。町中に太鼓橋がかかっていたり、由緒正しそうな街並みが残っていて、一度途中下車した時にいっぺんに気に入って、何とか探して農家の離れを借りて移り住んだ。

 そこに3年くらいいたかな。そこから京都で仕事を探した。色々あたったけれど、そうそう京大の生協の本屋さんの面接を受けたことがあったな。後なんだろう、近場の小学校の給食の手伝いなんかも行ったおぼえがある。

 結局焼き物の絵付けの仕事を二年ばかりやった。乾山写しとか仁清写しみたいなものだ。結構面白かったけれど、親父が亡くならなければそのままそこにいたかもしれん。体も壊した。胃潰瘍から胃痙攣そんなことを繰り返していた。

 それでまぁ、ここにやって来たんだけれど、私の絵のタイトルではないけれど、さてこれから「私はどこへ行くのだろう?」

 続きはまた。



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スパムメール退治・発想の転換 - 2007.02.11(ポケットの窓から)
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写メ 「ゴッホ像・ザッキン」

はる 2060

スパムメール退治・発想の転換


 HPを管理する者にとってメールはなくてはならない機能です。ところが、それをいいことにつまらないスパムメールが連日連夜、ことわりもなく押し寄せてくるという結果になってしまった。

 ということで、色々対策を考えたのですが、スパムはドンドンアドレスを変えて送られてきます。それ故、決定的な対策ができないでいました。

 基本的にはどんなフィルターも一長一短で完璧な策はありません。メールアドレスを持っている限りいずれは見つけられる運命にあるのです。

 で、発想の転換です。簡単なことですが、登録されたアドレス以外削除するという方法です。

 これだと、見知らぬ相手からのメールも全て削除されてしまうので、最初に無料のフォームメールサービスなどを使ってメルアドを登録してもらう必要がありますが、ほぼ完璧にスパムメールを見ないですみます。

 やり方はとても簡単です。

 まず、アウトルックなどのメールのフォームを出して、ツールからメールのルールをクリック

 1(送信者にユーザーが含まれている場合)をチェック
 
 2次に(削除orサーバーから削除)をチェック
 
 3(の送信者のメルアドを登録)
 下線をクリックしてオプション1で(メッセージが次ぎの単語を含まない場合)をチェック

 で終了です。お試しあれ。



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冬空 - 2007.02.10(ポケットの窓から)
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写メ 「冬空」

 再掲載

はる 1926
 まれびとさんの日記に作家の辺見庸さんのことが書かれていた。病気をして体の自由を奪われてからの思考について書かれていた。詳しい内容はそれぞれが行って読んでみて欲しい。

 少し前に書いたおぼえがあるのだけれど、何処で書いたか忘れてしまった。辺見さんの文章と関連してこんなことを思い出した。格調は低いけれど許してくれ。

 人は自分の持ってる資質みたいなものから、なかなか抜けきらなくて、根本的には全ての思考や発想はそこから出てくる。

 例えば、腕力に自信のある教師は大体においてその力でもって生徒を手なずけようとする。本人も周りも知ってか知らずかそれを期待している風なところがある。

 人を統率する、まとめる、といったある種の能力はそういった力のある、暴力的、封建的な人間の方が適しているところがある。

 騙されやすいのはそういった腕力でまとめられた集団と言うのは、力関係で均衡が保たれているわけだから、見えないところで小さな力のないものを虐げているというとところが必ずある。一見平穏で秩序正しく見えるからしまつが悪い。

 生徒はけっして教育されたのではなく、恐怖政治のように順応させられただけなんだな。だからそういった重石が取れたら元の木阿弥になってしまう。勘違いするのはそういった教師がいい先生だ、指導力があるとされるところだな。

 反対に今管理職などから、指導力不足とか言われて教職を追われている先生が全国で何人もいるけれど、そういった教師の中には適性に欠けている人もいるけれど、まぁ苦労して自分の持ち味で指導できるようになれば、そういった腕力系の先生よりいい教育者になる可能性がある。

 少し話がとぶけれど、ガンジーが物凄く腕力や、体力に自信のあるにんげんであったなら、多分彼の思想は出てこなかったと思う。自分が持って生まれた資質でもって戦えるとしたら、たぶんこれしかないと思ったところから出てきたのじゃないかな。

 で、自分はどうなのかなぁ、弱い人間がカッコつけてはったりかましているのが一番危険だ。

 国というレベルでかんがえると、どうしても強者の側から考えることが大いのだけれど 弱者の立場から必然的にでてきた、戦わないという憲法9条をもう一度考える必要があるかな。高い文化をもった民族が「戦わないという戦い方を選択した」ということは誇りに思ってもいいのかもしれない。どうじゃろか?

 



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東急渋谷本店・今尾栄仁個展 - 2007.02.09(ポケットの窓から)
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写メ 「東急渋谷本店・今尾栄仁個展」

 今日はお江戸で三つの展覧会を見た。

 1、日本装飾美術学校・卒展

 2.、今尾栄仁個展・渋谷東急本店

 3、大石洋次郎個展・銀座ギャラリー惣

でした。

はる 2058
 ・・・・・・つづき・・
 通常、デパートの企画はデパートの美術部が主宰する場合(有名な物故作家とか入場料を取って見せる企画)と、外部の企画屋さんが主催する場合と二通りある。デパートの美術部といったところでほとんどが素人であるから、ほとんどの場合外部の企画屋さんがはいることが多い。

 外部の企画屋さんにとって、これは明らかに商売であるからどんなにいい企画であってもビジネスとして成立しなければ、その企画は没となる。または失敗したということになるのだろう。

 何回もそういった売れない企画を繰りかえすといずれその業者は出入り禁止となって、仕事がもらえないということになる。

 今回のデパートの個展は仕掛人Hさんがいなければありえない企画だった。デパートでやるのか、個人の画廊なのかは後の話で、はるばる大阪からここまでやってきて「売れる売れないはこちらの話、兎に角やってみませんか?」と言われれば意気に感じるでしょう。まぁ騙されても命までは取られんだろう。それで始まったことだ。

 まぁ、私自身デパート展に対していい感触は持っていなかった。結局商品だろう?売れなきゃ話にならない訳だろう?といった感覚かな。

 けれど、それはまぁそうなんだけれど、売れるということが「その作品を認めた」というふうに考えるならば、出来るだけ多くの人に共感して認めてもらいたい訳で、それによって私も力づけられる訳だ。

・・・・・・・・・・・・・・
 このHさんの企画はどれも魅力的だ。普通のデパートの企画とは一味違うセンスに満ちている。例えば椅子。「椅子はアートだ」というコンセプトでもう何年も前にデパートで企画展をやってる。家族団らんのリビングでそれぞれが違う椅子であってもいいじゃないか・・と面白く話してくれた。

 絵画だけではなく、照明とか工芸や彫刻など生活全般にアートをというコンセプトで企画している。こうやって話しているだけで楽しくなってこないか!

 そう、例えば日本の茶事というのはこういった総合芸術だった。掛け軸やお花、器、お茶はもちろんお菓子や懐石料理、会話、それにその空間やお庭など全てが高度に演出された場であった。

 そういった伝統があるにもかかわらず、戦後アメリカ文化がめったやたらに入ってきたために、ずたずたに切られてしまった。

 作品を芸術として個人的に楽しむということも大切なことだけれど、生活の中で使って楽しむというのか、そういった「遊びの感覚」も大事じゃないかと思うんだな。

 そういう意味ではデパートの画廊という環境を逆に利用して総合的に「生活の中のアート」というコンセプトで企画してゆく方向は面白いし、間違っていないきがするし、多分これからの「生活の中のアート」の主流になるのじゃないかなと思う。

 まぁ、そういったなかで、私の作品が何らかのかたちでお役に立てるならそれもいいかなと思う。
 
 さて、どうなって行くのかはだれも予測はつかない。今回の選択は間違っていたかもしれない。けれど、それは後日判断すればいいだろう。間違いを訂正するのにやぶさかではないつもりだ。



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日本装飾美術学校・第四回卒業制作展 - 2007.02.09(ポケットの窓から)
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写メ 「日本装飾美術学校・第四回卒業制作展

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自由学園・朝日館 - 2007.02.09(ポケットの窓から)
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写メ 「自由学園・朝日館」

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傷ついたケンタウロス - 2007.02.08(ポケットの窓から)
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写メ 「傷ついたケンタウロス」

はる 2057
 画家として生きるにもいろいろなスタイルがある。


 まずは大学の先生やカルチャーの先生を含めて教えることで食べる方法。まぁ売ることより肩書きが大事なので、絵そのものより「**大学卒」とか「**大学教授」とか「**会会員」の肩書きを大切にする。

 もう一つは「個展派」とでもいうのかな、貸し画廊、企画画廊を含めて、兎に角発表する。たたき上げというのか、まぁ実際の画家のスタイルはここにあると思うのだけれど。

 個展派でも画廊派とデパート派があるように思う。日本では画廊派が正統で、できれば何処かの奇特な画廊のオーナーに見出されて売り出してゆくというのが、大方の画家のサクセスストーリーのように思う。

 それに比べてデパート派は明らかに商品を意識しているわけで、そこのところが見え隠れするとげんなりするところでもある。

 デパートの画廊というのは、個人の画廊とはかなり違う。どちらかといえば欧米の画廊に近いかもしれない。どんないい企画でもビジネスとして成立しなければ意味が無い訳で、そこのところがシビアだ。

 で、日本のデパートの画廊の企画がつまらないのは企画しているスタッフが悪い訳ではない。絵を購入するお客がその程度の目しか持ち合わせていないということだろうな。そこだ不幸なところだ。

 日本の画廊は貸し画廊が大半で企画画廊は数えるほどしかない。なぜなら画廊で絵を買う顧客が少ないからだ。銀座の多くの画廊は顧客のための企画画廊ではなく、画家のための貸し画廊で、画家がお客さまなんだな。だからなかなか画家が絵描きとして一本立ちできない。

・・・・・・・・・・・

 88年に銀座で個展を始めてから、これまで40回以上の個展を開催している。最初は貸し画廊でほそぼそと、ほとんどDMを出すところもなかった。

 その頃から考えていたことは、同じ世代の画商さんと二人三脚でなんとなくやってゆけないものか、ということだ。

 例えば有元と弥生画廊のような関係、船越と西村画廊ようなか関係、香月泰男とフォルム画廊の関係が、ほしかった。まぁ私の作品にそれだけの力が無かったといえばそうなんだけれどね。

 個人の画廊と作家の関係ていうのは一方的ではありえないわけでね。どこかで信頼関係があって成立するものだと思う。それもやっぱり基本的には「作品」が好きだということじゃないかな。

 それからもう一つは日本の場合、兎に角地盤看板、談合、根回しの世界だからね。なかなか作品オンリーで評価してくれない。どうやっても肩書きを大事にする。そこらあたりで選別されてしまうから、なかなか名前が挙がってこないといううらみがある。

 そういった諸々も含めて実力だと言っちまえばそうなんだけれどね。確かに出る奴は放っておいても出てくるだろう。まぁそれが正論かもしれない。


(つづく)




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旅の車窓から - 2007.02.07(ポケットの窓から)
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写メ 「旅の車窓から」

はる 2056
 帰ってきました。

 静岡からローカルな身延線の乗ってとことこ帰ってくるのだけれど、あの梅田の混沌とした雑踏の中から、一転してこんな荒涼とした冬枯れた景色を眺めていると、そこはかとなく寂しさがこみ上げてくる。

 とりあえず、大騒ぎの三ヶ月が終わった。なんだかこのところの騒ぎは異常で、イベント屋さんになったようだ。まぁ楽しかったけれどね・・。

 まぁまた明日から活動開始です。ありがとうございました。


染や織やのtoshiさんの感想



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「個展楽日」 - 2007.02.06(日記)
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写メ「個展楽日」

はる 2055
 個展楽日
 いよいよ終わってしまった。なんだか少し寂しいねぇ。今回の個展はいろいろな意味で今までの個展とは違った。なぜデパートで個展を始めるようになったか?ということはもう少し後で書こうと思う。今は充実した疲労感が支配している。

 自分の個展に多くのスタッフが動いてくれたことに感謝。こんな個展は初めてだ。プレッシャーもあったけれど、すごく楽しい一週間だった。

 観た人の多くが「いままでにこんな絵は見たことが無い」という感想話してくれた。そういう意味では話半分としても、とても手ごたえを感じた。

 ひょっとすると多くの人は今までのような「綺麗、細かい、分りやすい」絵にあきあきしてたのではないか、もっと違う何かを求めて画廊をのぞきに来たとさえ感じたな。

 たとえばの話。まぁデパートは商売だからとにかく売れる作家、作品を企画する。だから「花鳥風月」くずれのような毒にもならないような絵をあてがっていればいい、というふうに安易に考えてこなかったかな。

 画商のHさんは「九割の人に満足する作品ではなく、一割の人に心から支持してもらえる企画をして行きたい」と言っていたけれど、まぁここらあたりはどこでも同じことじゃないか。

 デパートの上層部を含め、スタッフの方の観覧も多かった。そういった意味で少しばかりの意識改革の「風穴」をあけたのかもと思う。

 次回二年後にまたお会いすることを約束して解散しました。

 遠いところ来てくれた方、ネットの仲間たちどうも有難う御座いました。
 

描く人のテロレッテ、ヘロレッテさんの感想



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個展六日目 - 2007.02.05(ポケットの窓から)
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写メ 「個展六日目」

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梅田弁当 - 2007.02.04(ポケットの窓から)
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写メ 「梅田弁当」


はる 2053
 個展五日目
 かなり疲れましたね。土日は下のほうはすごい人だった。九階の画廊はすきすきしてましたね。


 tsukinone さんの個展感想はここ

 転載OKなら連絡くださいな。ありがとうございました。


  こんな感想もあります。

 天音堂ギャラリーGさんの感想はここ

 ありがとうございました。



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暮れなずむ町 - 2007.02.03(ポケットの窓から)
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写メ「暮れなずむ町」

はる 2052
 個展四日目
 今日は梅田のビジネスホテルから。

 まぁ無事に過ごしています。昨日は同窓会の連中と急きょ集まることになって、午前様になってしまった。

 最近はネットの関係から来てくれる人もちらちら増えてきた。まぁ初めてお会いするのだけれど、お客さんとしては結構コアな人たちなのであなどれない。隅々まで知られている気がしてね。お手柔らかに願います。

 今日は土曜日で会場がごった返すかと思いきや、そうでもなかったな。地下のチョコレート売り場は黒山の人だかりだったそうだけど、私の場所は暇だった。肩透かし。明日は押し合いへし合い整理券が必要なくらい混んでください。

 んじゃまた明日。




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個展三日目 - 2007.02.03(ポケットの窓から)
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写メ 「個展三日目」

 今日は疲れたのでまた明日。

まれびとさんが個展の感想を書いてくれた。(無断転載します)


・・・・・ヨドバシカメラを一時間ほどほっつき歩いてから何も買わずにはるさんの絵に会いに行く。はるさんの絵は中世の写本に描かれた聖書の挿絵のようだ。白いキャンバスではなく地下のカタコンベの鈍色の岩盤層から人物は浮き上がって見える。その誰もが古いドラマを隠し持っている。首のひしゃげたヴァイオリン弾きがいる。燃えるような瞳の家畜を連れて砂上に立ち尽くす少年がいる。楽屋裏で復活の舞台を目論んでいる老いたピエロがいる。この世の果ての通奏低音のような角笛を吹くさみしい黒マントの男がいる。ときに岩盤から浸み出した地下水が涙のように漏れ伝う。どれもこのやくざな心根に馴染んで近しい。ひとつだけ心に引っかかって解けない謎のような絵があった。「道化・あそびをせんと」と題された一枚だ。「これがいちばんいいですね」と画家に言った。産み立ての卵の黄身のような朱の中に道化姿の人物が佇んでいる。その絵の前に立つと、未完成のパズルのピースのような断片が顕れては消え顕れては消え、定まらない。「これはいまのスタイルが固まり始めた原初の溶岩のはしくれ」と画家は教えてくれた。・・・・

 まれびと・日々是ゴムけし・2007 2/1より転載



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