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あそびべのHARU・ここだけの日々
画家・榎並和春

セピア色の思いではそれなりに懐かしい - 2005.02.28(日記)
   1998 星を取る人 45.5x38cm

はる 1351
 明日は卒業式だな。卒業式の思いではあまりないなぁ。そういえば、小学校の卒業式は廊下でやったので覚えている。

 前にも書いたけれど、我々は大きな小学校から分かれて新設の二学年しかない小さな分校になった。もちろん体育館も講堂もなくて卒業式はまだ良く整備されていない運動場でやることになっていた。ところが間の悪いことに当日雨が降って急遽廊下に椅子を運んで、何だか暗いようなところでやった覚えがある。まぁずいぶんと遠いところまで来たものだ。

 そういえば子供の頃はよく空を飛んだ夢を見た。それもスーパーマンや漫画のヒーローのようにカッコよくびゅんびゅん飛びまわるのではなく、水に中で必死に手足をバタバタさせて泳ぐように飛ぶんだな。

 よくやるスタイルがかえる泳ぎだった、実にかっこ悪い。それでもまぁ、実際には飛べないわけだからいい思いをしたということだろうかね。

 それから子供の頃によくあったのが、雑踏を歩いていると自分が自分でなくなるような感覚だな。少し斜め上あたりに自分がいて自分を客観的にみている自分がいるんだな。これが気持ち悪い。はっきり言って自分が二人いるような感覚だな。

 そうなる前触れみたいなものがあって、そろそろと思うと自分が離れていく。怖いからあまり人に言えなかったけれど、今考える二重人格みたいな精神的な疾患こもしれんなぁ。子供の頃は複雑な性格をしていたようだ。今はそう考えるまるで阿呆のようだ。

 白黒の写真のせいなのか、昔の話といえばセピア色の雰囲気だけれど、実際にそこで生きていた時は空はあくまでも青く、草木は今と同じ色をしていたのだ。

 けれど、セピア色の思いではそれなりに懐かしい。ではまた明日。



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取っ手の取れた鍋 - 2005.02.27(日記)
       あとりえ
はる 1350
 (絵を描く材料及び道具)
 バザーで手に入れた袋物の綿シーツ。
 塗料店で買ってきた18リットル入りの水性のペイント。
 もう着れなくなったボロのGパンなどのはぎれ。
 木工用ボンド。
 ホームセンターで買ってきた一袋750円の聚楽壁材。
 水性パテ。
 建材屋で買ってきた、ベンガラ、とのこ、黄色顔料、青色顔料
 画材店で買った、赤ジェッソ、胡粉、墨汁、金色ポスターカラー、少しのア クリル絵の具。
 障子を貼る時に使う、のり刷毛。
 学校で生徒が捨てていった面相筆。
 百円ショップで買った絵の具を入れておくプラスチックの器。
 取っ手の取れた鍋。
 紙の皿。
 古い洗面器五つほど。
 バケツ。
 金たわし。
 洋かんな。などなど
 



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おおいなるもの - 2005.02.26(日記)
はる 1349
 また凄い寒波がきているようだ。明日の朝は零下六度になるという。ついこの間春一番が吹いたと言うのにね。夕暮れの空は黒々といかにも寒そうだった。山は吹雪いているのだろう。

 二月ももう終わりとなる。三月一日は卒業式、それに入試があったりして、私の仕事はほぼ開店休業状態になる。一年は過ぎてしまえば夢の如しだ。

 昨日のタイトルの話の続き、「おおいなるもの」とした。昨年の制作過程でも少しふれていたけれど、混沌とした形の中から「おおいなるかたち」がすっとたちあらわれて来た時は感動的だった。

 「おおいなるもの」から何を連想するだろうか。人智を越えた存在、簡単に言葉にすれば神ということになるか。宇宙そのもの成り立たせる根本原理かもしれないし、よく私がいうところの美、造形の原理かもしれない。

 まぁ詰まるところ、我々は自分の意志とは関係なく、そういった何らかの大きなちからよって生かされているということだろうか。

 ではまた明日。



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「パンドラの箱」 - 2005.02.25(日記)
     2004 「パンドラの箱」 194x168cm 大きくなりません
はる 1348
 春の公募展に出品する作品のタイトルを二月中に提出しなければならない。カタログに掲載されるからだけれど、実際に出品するのは四月に入ってからだからまだ約一ヶ月以上ある。

 今、あぁでもない、こぅでもないと、うんうんやっている最中でタイトルをゆっくり考える余裕がない。昨年もそうだったけれど、とりあえず「こたえてください」と命名したけれど、後からかんがえるともっと違ったタイトルの方がよかった気がする。

 私の場合タイトルは作品を観ながらつける方が多いので、こういった場合に困るな。

 それからもう一つは、「パンドラの箱」と今描いている作品どちらにしようか決まっていない。どちらかいい方を出品するのだけれど、これが結構難しい。

 というのは、作品は出来たすぐというのは良く見える。「あばたもえくぼ」状態で、そのまま出品すると後から後悔することになる。今は「パンドラの箱」より今描いている作品の方がいいとおもうのだけれどなぁ・・。

 「パンドラの箱」はご存知の逸話。それで今描いている作品は、人物が三人。二人はあやつり人形のように後ろの大きな人物につられている。ことばにすればそんな感じだけれど。さてこの二つに共通するタイトルは何としたでしょうか?

 答えは明日書きます。考えてみてくださいな。ではでは。



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ダ・ヴィンチ・コードを読んでいると色んな記号や暗号、謎かけ、などが出てくる。 - 2005.02.24(日記)
230m1

     2000「無限」55x45.5cm

トラックバックの意味がよくわかりません。少し古い記事ですが試しです。
はる 1345
 例えば限界の「限」という字を分解すると、「B(こざとへん)」と目とヒに分解される。Bは天と地を結ぶ神の梯子で、まぁ形を見れば納得がいく。目は神の意志を表して、ヒはその意志を受けてすごすごと引き返す人の様を表す。すなわち神の意志にあってそこから引き返す様それを「限界」というらしい。と(白川静さんの受け売り)

 ダ・ヴィンチ・コードを読んでいると色んな記号や暗号、謎かけ、などが出てくるのだけれど、はるかに上の白川さんの漢字の解釈の方が魅力的にだし、説得力があるし、私にはロマンティックに思える。



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「あちらの世界とこちらの世界」の真中にある - 2005.02.23(日記)
はる 1346
 高校生なんかを見ていると、当たり前だけどこいつらは何も分かっていないのだろうなぁと思う。無論彼らは彼らなりの悩みや心配事はあるのだろうけれど、今の私が見えていることの半分も見えていないのだろうなと思う。これはまぁ当然なんだけれど。

 昔よく行くお店のおばあさんに聞いたことがある。「年を取ると死ぬのがこわくなくなるのですか?」

 私は年寄りという者は全ての人がそれなりに人生経験をつんできた訳だから、当然それなりの「死生観」を持っていて、「何の死など恐れぬには足りぬ」という答えが返ってくるものと思っていた。

 けれど、ばあさんは「怖いさよぅ」と言ったきり、私の顔をさも迷惑そうにまじまじと見た。そうか、年取っても死ぬことは怖いんだ、なぁんだ人間一生「病老死」の苦から逃れられないのかとがっかりした。

 こんな風に考えられないだろうか。

 人は毎朝新しく生まれる、そして毎晩死んで行く。ちょうど今眠りに落ちようとしている瞬間は「あちらの世界とこちらの世界」の真中にある。安らかな心地よいその瞬間は擬似的な死ではないだろうか。いたずらに恐れる必要はない。毎日経験していることだからね。どうだろうか。



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アッシジのフランチェスコ教会 - 2005.02.22(日記)
        1999 みちをきく 168x168cm

 随分と昔の絵になってしまったけれど、10年前にいい機会に恵まれて一年ほどイタリアで遊んだ。なぜイタリアかといえば、アッシジのジョットの絵を観たかったというのが大きい。

 アッシジのフランチェスコ教会の壁画はジョットの真作ではないといわれているけれど、そんなものとは関係なく、アッシジは聖なる丘という雰囲気があった。

 そういった有名な壁画の中で特に有名で、多くの人が知っている作品に「鳥に説教」というのがある。聖人フランチェスコが説教をしたら鳥も集まってきてその説教を聴いたという逸話だ。

 ここらあたりはなにか眉唾だけれど、聖なるものへの憧れは、俗人であればあるほど強い気がする。

 それに少しは影響されてこんな絵になった。

 

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ヌード 2 - 2005.02.21(日記)
 ここは画像が簡単に貼り付けられるので、何とか画像をとおもうのですが・・。携帯を持っていないのでなかなか新しい画像というのは難しい、というか面倒だな。本編で一度アップした作品ですが、こんなのはどうでしょう。

 まぁ徐々にHPのギャラリーから作品を持ってこようかと思っているのですが、それも面白くないなぁ・・。

 とりあえず、こんな使いかたしか出来ません。



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禅問答のような仕事だ。 - 2005.02.20(日記)
はる 1343
 今日は珍しく朝からアトリエにこもって仕事をしていた。私の仕事は仕事であってしごとでないようなところがある。いついつまでにだれだれのために、これとあれを描けということがない。

 まぁ個展や展覧会があるから、まるっきり納期がないわけでもないのだけれど、それもまぁいいかげんなもので、気に入らなければ古い作品でごまかせる。

 展覧会に出品したから確実にコレクターがついて売れるという保障も無い。売れる売れないは描いている時はほとんど考えない。これもまたいいかげんなものだ。

 一日アトリエにいてもほとんど筆が進まない時がある。いやそうではなくて一日描きかけの絵を観ていることの方が多い。いざ筆を持って描きはじめても気に入らなければ、ほとんど消してしまう。そんな一進一退の禅問答のような仕事だ。

 これでいいとするのか、だめなのか。ここのところの判断は全くあやふやなものだ。けれど確実に言えることはいいと思ったからそこで止めたわけで、そこに自分の今の美の基準があるということだ。多くの場合今の自分以上のものは見えないのだ。

 言いたいことは、目を養うということだろうか、そのことの方が大切なことのように思う。

 何だかよく分からん結論だ。眠いのでごめん、ではまた明日。



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冷たい雨が降っています。 - 2005.02.19(日記)
はる 1342
 冷たい雨が降っています。

 今日はここまで、また明日。



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「ダビンチ・コード」を読み始めた - 2005.02.18(日記)
はる 1341
 今日はまた寒さが戻ってきた。今夜は雪になるそうだ。

 クロッキーの面白さは、狩人が獲物を狙ってヒットする、または剣豪が一刀両断する、そんな感覚かな。ちょっと物騒なたとえだけれど。上手く行けばこれほど胸がすかっとすることはない。けれど大体が三割バッターにもなれない凡打者。気分よく描けるのは一割程度のものか。

 「ダビンチ・コード」を読み始めた。



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今日は日中は暖かだったな。 - 2005.02.17(日記)
はる 1340
 今日は日中は暖かだったな。昨日雪が降っていたとは信じがたい。こうやって春は明けてゆくのだろう。

 私のペンネームというのかハンドルネームの「はる」は文字通り「春」から来ている。誕生日が四月だからだ。ずっと前に書いたかな?「講和条約(昭和27年)の春」というのでつけたそうだ。あまりロマンティックではない。

 今年で53歳になる。おぉ、ほんまかいな。自分の実年齢とのギャップは段々と開くばかりだ。誰かが言っていたけれど、八掛けだとしてもまだ余るな。実感としては、困ったものだ。

 大体世間で名を成している人は早死にだ。このあいだまで読んでいた坂本竜馬は33かな、亡くなったのは。とても行動力のある人で、あの時代に長崎と京都、江戸と八面六臂の活躍だ。まぁ比べる対象が違いすぎるけれど、それでも驚いてしまう。

 ねずみの心臓と像の心臓だっけ。大きさは違ってもその動物にあった容量というのが決まっていて、大きいから長生きするというわけではないらしい。(何か違うかな??)

 生まれた時からひとの行動量というのが決まっていて、はやく使ってしまう人、ゆっくり使う人、色々あるのじゃないかなんてね。出遅れた人のいいわけか。

 ではまた明日。



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コルトレーンの「ブルートレイン」こいつは名盤だな。 - 2005.02.16(日記)
はる 1339
 今日は朝から冷たい雨が降っていた。いつものように水曜日はパートの仕事があり、何となく気ぜわしく出掛ける。

 町中あたりで雨は雪に変わった。やっぱり寒いはずだ。

 最近は車の中で聴く音楽はほとんど50年代の古いジャズだ。それほどジャズに入れ込んでいるわけではないのだけれど、車を運転しながら聴こえてくる音はこれがいい。入れ替えるのが面倒なので一度聞き始めると、飽きるまで同じジャズがかかっている。無精者だな。

 コルトレーンの「ブルートレイン」こいつは名盤だな。ピアノは大好きなニールス・ペデルセンとの「DUO」のケニー・ドリュー 、静かな中にも暑いジャズの魂が感じられるピアニスト。 トランペットは天才リー・モーガン 、彼は若くして自分の奥さんに射殺された悲劇的な伝記の持ち主、ペットは明るく陽気で楽しげだ。 トロンボーンは今一躍有名になった村上春樹「アフターダーク」のカーティス・フラー 、トロンボーンはあとJJジョンソンぐらいしかしらないな。テナー・サックス: ジョン・コルトレーン 。

 私の仕事は職住一体のところがあって、どこまでも生活であり、どこまでも仕事場でもある。考え出すと際限なく考えてしまう。

 車の運転は好きではないけれど、必要に迫られて運転しているのだけれど、案外いい気分転換になっている気もするな。

 まぁ、何でも考えようだ。ではまた明日。




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ブログという新しい日記サイトが爆発的に増えている - 2005.02.15(日記)
はる 1338
 さて、どうやら今日も終わりのようだ。ということで良しにしましょう。

 この日記のシステムはもう五年ぐらいになる。HPを始めた頃は日記というシステムを借りることも知らなくて、プロバイダーの貸してくれる掲示板に日々のことを書き始めたのが最初だ。

 その後やや進化してこのシステムを導入してもらった。してもらったというのは、当時自分では何も更新出来なかったからだ。

 この日記の形態はシンプルで文字が見やすく気に入っている。けれどやっぱり古くさい感覚はぬぐいけれないな。どうだろう?

 最近はブログという新しい日記サイトが爆発的に増えている。考えてみると、こういったサイトも突き詰めていけば、日々更新の日記が主流になると気が付く。どんなに画像がいっぱいあったとしても、更新されないサイトは面白くない。

 日々更新ということになれば、個人のサイトでは日記ということになるだろう。ということで日記にスポットをあてたブログが繁盛するというわけだな。

 私も一つブログを持っている。更新が簡単で画像をはりつける事も簡単に出来る。横のつながりもけっこう出来るようになっている。ランキングなるものがあったり色々楽しい企画もあるようだ。

 今のところこの日記をコピーして載せているだけなので、あまり意味もない。あくまでもこの日記帳が主流だと思っている。まぁあわよくば新しい読者が付かないかと思ってやっているだけだ。

 将来的には何か新しい使い方ができないものかと思ってはいるのだけれどね

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ちょっと寒くなった。 - 2005.02.14(日記)
はる 1338
 ちょっと寒くなった。

 どうも書けないな、今日は。ではではまた明日。


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確実にこの国は斜陽する。 - 2005.02.13(日記)
はる 1336
 何と言うのかな。昨年度、町内の文化部長という仕事が回ってきて、まぁ仕方が無いので引き受けた。

 今日は来年度の引継ぎということで、新旧役員が集まって新しい部長をきめることになった。11組あって、約300世帯ある。役員もほとんどが60歳以上で、89歳が一人でなんと90歳と言う方もいた。だれもなり手がなく抽選で選ぼうかということになったのだが、実際の話彼ら(彼女)に仕事は出来ないだろう。

 結局のところ60歳以下のひとと挙手を求めたところ、一人いてかわいそうなことに彼に部長をやってもらうことになった。老人村かここは。

 実際のはなし、子供たちが遊んでいる姿というのを見ない。時々サッカーのボールを蹴っている男の子を見かけるけれど、まぁ珍しいな。これが今の日本の現状だとすれば、確実にこの国は斜陽する。

 ニュースを聞いていたら、ここ二三年でいわゆる団塊の世代が退職する。今の日本の繁栄を担ってきたこの世代がリタイヤする。色んな経験や熟練されたノウハウが消えてしまう。いちどなくなってしまった技術はもう戻ってはこないのだな。これも杞憂に終わればいいのだけれどね。

 
 さて、あれから20年経った。ばたばたと駆けずり回った20年だった。その日生きるだけで精一杯で、これから先のことなど考えられなかった。多分これからもそうだろうな。けれど、これからの20年は「老い」とどう付き合っていくかが大きなテーマだろう。後半の幕は切って落とされた。どういう結末になるのか、表現して行くのか、私自身楽しみにしている。ではまた明日。



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130号少し進んだかな。 - 2005.02.12(日記)
はる 1335
 130号少し進んだかな。でもまぁこういった公募展ようの作品は展覧会が済むまで公開できません。一応未発表というのが条件になっている場合がおおいので、WEB上であっても公開をひかえています。自分の個展だけの作品ならどんどん晒してしまうのですがね。もう少し待っててください。別の130号「パンドラの箱」も含めて、また制作過程を撮っていますのでそれも一挙に晒してしまいます。

 今日はこれから自治会の会合です。ではでは。



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「こうふ展」が始まった。 - 2005.02.11(日記)
はる 1334
 「こうふ展」が始まった。今日はオープニングレセプションということで、町中の昔ダイエーが入っていたがらんとした店舗跡に出掛けた。主催者の発表によれば、この展覧会は公の自治体が主催する珍しい展覧会らしい。まぁそれはいいかな。

 いつも思うことは誰のための展覧会か?ということだな。そんなことは常識だというかもしれないけれど、やっている仕事をみるとどうやらその常識も疑わしい。

 立派なのはポスターとかパンフ、セレモニーやレセプションなんだな。かれら行政側の人たちからみれば、何かやったという事実だけが欲しいのだな。だからこの事実を伝える広報、取材班は市役所のメンバーだけなんだ。市の広報に載せるだけでよしとしている。新聞社とかテレビ局とか誰一人来ていなかった。

 この展覧会の恩恵はだれが受けるのかといえば、当然市民にあるわけだけれど、市民は展覧会があることさえ知らないのじゃないかなぁ。DMも作ってないから我々は知らせようがない。何かおかしい。

 こういう企画そのものに歴史が無いから難しいね。市役所だけの問題じゃないだろう。参加する我々も、お任せで無責任なところもある。なんとかならないものかね。

 「町おこし」のような掛け声はよくきくけれど、はたしてどれだけ成功しているのだろうか。民間はとりあえず今得にならないことには消極的だ。だからなんとか行政が積極的に立ち上げてほしいのだけれど、どうもおっとり刀で自信が無い。

 地方はどこも今すっかり沈み込んでいる。妙案はないものかね。



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ラーメンは好きで、若い頃は色々と食べ歩きましたね。 - 2005.02.10(日記)
はる 1333
 風が強いです。今日は昼飯に中華を食べました。麺類は和、洋、中すべて好きなんだけれど、特にラーメンは好きで、若い頃は色々と食べ歩きましたね。

 あれはいつ頃だったっけ。サッポロラーメンというチェーン店が一せいを風靡したことがあった。今でいえば極シンプルなもやしラーメンといったところだけれど、コーンやバターのトッピングというアイデアがうけて繁盛したように思う。しかしまぁ流行りというのはどうしようもなくてね、今じゃあのスタイルのラーメン屋さんはない。

 あれからどんどん色んなパターンが出てきて、今じゃとてもたかがラーメンといえない物になっている。心情的には極シンプルな醤油ラーメンが好きだな、最近は。

 子供の頃シナそばといって食べていたのは、今のラーメンとは少し違う。日本そばとパスタをあわせて二で割ったような感じで、無論色はもっと黄色だったようにおもう。そうそう焼きそばに使う麺に似てるかな。

 ラーメンの時はお袋が鳥のガラを買ってきて、大きな鍋にことこと煮てスープを取っていた。それがなかなか気持ち悪いんだけれど上手かったなぁ。家のラーメンは中華なんだけれどナルトが乗る。ほとんどうどんの感覚に近いかな。

 ではでは。



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ならば、わたしの生きる方向は一つしかないな。 - 2005.02.09(日記)
はる 1332
 センスは生まれ持った才能で、これはもうどうあがいても仕方のないことだろう。それに比べてその人の人間性みたいなものは、努力次第で何とでもなるものだろうな。

 ものすごくセンスが良くても人間的にどうしょうもない奴というのがいるもので、長い目でみるとそういった人間の方が歴史的に残っていたりする。

 あのバロック時代の巨匠、カラバッジョオなんか、あまりにも個性的で世の中に受け入れられず、そればかりか殺人事件の容疑者として追われて逃亡者として暮らした。

 反対にどんなに人間的に優れていてもセンスがなければ、それは社会的には評価されたとしても、作家として世の中には残らないだろう。

 あえて言うならば私には人を圧倒させるようなセンス=才能というものはない。これはどうひいき目にみても、くつがえらない。かなしいけれどね・・。

 ならば、わたしの生きる方向は一つしかないな。



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どうも自分が浅はかに見えてしかたがない - 2005.02.08(日記)
はる 1331
 スパムメールというのだろうか、ダイレクトメールというのか、いずれにしろ迷惑なメールが随分と少なくなった。この方法はいまのところ上手くいっているようだ。

 まずメールのアドレスを色んなところに登録してあるものから変えた。まぁ私などネットで買い物する事もないので、簡単なのかもしれないけれど、アドレスを書き込まないで本格的なネットの世界に入り込むことは無理だろうな。まぁいずれにしろネットの世界のセキュリティの問題は難しいね。

 次にアカウントの部分(@の前の部分)を書かずにメール発信者に書いてもらうことにした。これだと二度手間だけれど、ロボット検索(メールばかりを取り込んでいる検索ロボット)からはのがれることができるようだ。

 こんなアナログな手法でどこまで対処できるのかわかりませんが、いまのところほとんどメールはきませんな。反対になんとなく寂しいのはあまのじゃくというものだ。それでも尚くるメールは知りません。

 こうやって日記を晒して五年ぐらい過ぎた。どう隠してもそれなりの自分というものが、にじみ出てくる物だろう。どうも自分が浅はかに見えてしかたがない。五十年も生きてきてたったこれだけかみたいな、今更ながら少し恥ずかしくなってきた。五年も晒せば、見る人がみれば度量が分かるというもんだ。

 絵もそうだけれど、私の持っているものはこんな物か、今更取り繕うこともないけれど、どうもこれだっ!というものがつかめていない。いろいろごたくを並べているけれど、どれもたいしたことないなぁ・・。

 つまらん話を書いた。すんません。



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竜馬」に逃げてしまっている。全八巻読んでしまった。 - 2005.02.07(日記)
はる 1330
 どうも上手く行かないので、「竜馬」に逃げてしまっている。全八巻読んでしまった。

 このところ何処に行くにも、例えば車の中、トイレの中、ありとあらゆるところにこの文庫を持って移動していた。まさに寸暇を惜しんで読んでいた。たまたま学校の図書館でこいつ見つけたのが、運の尽きということか。坂本竜馬と言う偉人、天才の伝記だけれど、たかだか150年前の出来事だからな、日本も遠いところまでやってきたものだ。

 さて次は何を借りてくるかな。絵を描かなければ・・。ではでは



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どうも上手くいかない - 2005.02.06(日記)
はる 1329
 どうも上手くいかない。鬱なのでここまで。



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何のために絵描いているのか? - 2005.02.05(日記)
はる 1328
 何のために絵描いているのか、という答えは各人各様だろうな。元々何かの目的があってやり始めたわけでもないしね。

 ゴッホやベートーベン、いわゆる一級の芸術家というのはどんな人物だったのだろうか。ゴッホなど身近にいればけっこう迷惑な人間だったのではないかと思う。

 有名な逸話にゴッホの耳そり事件がある。真実の所は本人しかわからないのだけれど、共同生活者に迷惑をかけたそのお詫びに自分の耳をそり落としたというのは、どう考えてもまわりの人間には迷惑でしかない。

 彼の場合生き方がへたくそだった。元来がくそ真面目、誠心誠意相手に尽くす、そんなタイプだ。絵描きを志す前は牧師になろうとしていた。それもなんとなくわかるなぁ。彼の中では同じ事だったきがする、でも他人には理解できないだろうな。

 くちはばったい言い方だけれど、自分にとって絵画することは、人生修行の一部だと思っている。いやどう考えてもゴッホや棟方にはなれないと思った時に方向転換したのかもしれない。そうやって何となく今までやってきた。これからもたぶんそうだろう。

 だからいい絵を描く人間は少なくとも私より人間的に優れた人間、魅力、器であってほしい。会って「あぁこの程度の人間だったのか」と思いたくないし、思われたくもないのだ。

 まぁ、所詮人間のやることだから高が知れているけれどね・・。どうだろうか。

 また明日。

 



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この午後の優しい光をどこで見たのか思い出したからだ。 - 2005.02.04(日記)
はる 1327
 昨日は節分だった。恒例の豆まき、いわしの頭をヒイラギに指して玄関先に飾るなんてことを,大真面目に毎年やっている。

 巻きずしを買ったら磁石がついていたので何じゃこりゃ、グリコのおまけじゃよくあるけれど、まき寿司に磁石?と思っていたら、何とかの方角にむいて丸かじりすると福が来るだとか、まんまと何処かの占い師に乗せられている。オイオイ適当なこと言わないでくれよな。

 寒いので空気が澄んでいるのか、空が綺麗だ。
最近はやや朝の散歩もサボりがちで、そうやって一日さぼるとまた次の日も出にくくなる。そんなことは百も承知なんだけれど、朝は布団が恋しくて、ついついグダグダとくじけてしまう。

 えいやっと飛び起きて、ザクザクと霜柱を踏んで歩き始めると、血がめぐってきて快いあたたかさが体全体を包む。やっぱり朝の散歩はいいなぁとそのときは思うのだけれどな・・。

 冬場の午後の光は優しくていい。ただすぐに暮れてしまうので、感傷にひたってる暇もない。あれよあれよと山の端にかかってしまう。盆地は日暮れるのもはやい。

 自分が生まれた時刻というのも聞いたことがないのだけれど、ひょっとすればこんな黄昏時だったかもしれない。どこでも見る風景だけれど、妙に懐かしく心打つ。


 まだ、小学校に上がる前だから、かれこれ50年ぐらいたつのかな。神戸の西の端、霞ヶ丘という小高い丘の上の小さな借家に家族七人がゴチャゴチャとやかましく住んでいた。

 家は貧しかったけれど、その家の二階の屋根から見下ろす風景は値千金だった。遠くに白と赤の灯台が小さく見え、瀬戸内海を行き交う船がおもちゃの汽船のように見えた。

 だらだらと坂を下っていくと小さな繁華街になった。いつも通っていた古い目医者さんがそこにあった。家族の中でどうして私だけが目医者に通っていたのか、いまいちよく分からないけれど随分とながくかかった覚えがある。

 往復のバス賃を近くの駄菓子やで使ってしまって、しかたなくとぼとぼと歩いて帰ったこともよくあった。

 鬱蒼と繁った庭木のなかからピアノの練習曲が聴こえたり、黒板壁のコールタールのにおいなどをかぎながら帰ってゆくのは結構楽しみだった。
 
 なぜこんなことを思い出したかといえば、この午後の優しい光をどこで見たのか思い出したからだ。そのことはまたいつか。



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竜馬がゆく」を読んでいる。 - 2005.02.03(日記)
はる 1326
 寝物語に司馬遼太郎「竜馬がゆく」を読んでいる。これが妙にはまってしまった。困った。

 ではまた明日。



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高校の同級生から訃報が入った。 - 2005.02.02(日記)
はる 1325
 小学校の頃音楽と図工は専科の先生がいた。音楽の先生は若い綺麗な先生が多くて、何となく男子生徒の憧れの対象でもあった気がする。

 私たちの頃は、今と違って生徒の数がどんどん増えていたころで、運動場にプレハブの教室が突然ニョキニョキと生えてきた。そういえばプレハブという言い方もそのころ初めて聞いたのかもしれないな。

 プレハブ校舎は夏はとんでもなく暑く、冬の寒さは想像に難くないだろう。それでもそんなに不満はなかったなぁ。そんなもんだとあきらめていた。

 四年生になった頃、大きく膨れ上がった学校は分割されることになった。通学的に少し遠かった私は転校することになった。転校といっても集団での分校で普通の転校とは意味が違う。最初は我々の学年二クラスしかなく、校舎もぽつんと一つあるだけで学校と言う感じがしなかった。

 それでも今までの学校は木造校舎で,便所など学校の北側のじめじめしたところにあり、とても今の子供たちでは使えないだろうな。新しい学校は鉄筋コンクリートで、トイレも水洗だというだけで嬉しかった。

 図画の先生は何処か他の先生方と違って、いわゆる芸術家風の雰囲気があり、特に担任を持っていない自由さがあり、「図画の先生はいいなぁ」と子供心に思った。図画の先生は大西先生と言っていまでも覚えている。正確には一年しか教わっていないのだけれど、とても印象深い。

 高校の同級生から訃報が入った。何となく子供の頃を思い出した。冥福をお祈りします。

 



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二月です。寒いです。 - 2005.02.02(日記)
はる 1324
 二月です。寒いです。また後で・・。

 仕事から帰ってきました。外は相当寒いです。いつも思うのですが、北の大地=北海道より低い気温が時々あるのはどうして?どんぶりの底のような盆地は冷気が溜まりやすいということでしょうか。

 ではでは。



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Author:あそびべのはる
画家・榎並和春です。HPはあそびべのHARU・ここだけの美術館

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