
2023/7/13
消えたデスクトップに痩せた裸のジジィが写っていた。
野心がない訳ではないが、有名になりとか、お金持ちになりたいとか、名を残したいなどという気持ちはない。カミさんに言わせるとそれが何とも不満のようだけれど、それが偽らざる気持ちだから仕方ない。最後の日まで何とか筆を持って生きてゆければそれでいいなどと思う。まぁそれがよくといえば欲だな。
7/8の「風の色」さんのブログがよかったので無断で転載します。風の色さん悪しからず。ダメというなら連絡ください。削除します。
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昨夜見た夢について話そう
夢の中では臨時の講師をしていたと思う
なんだか久しぶりの職場で少し浮かれていた気がする
一日の業務が終わって、ノートチェックなどをしながら、生徒からの手紙の返事を書く段になった
これから読んで書くにはずいぶん時間がかかるし、疲れていたので、明日の朝早く出勤して書くことにした。
するとその時、明日はないことに気がついた。
なぜなら、今こうしてそこにいることが「夢の中」であることに気がついたからだ。
ここで書いておかなければ、明日はないことに。
明日、またこの夢の中に自分は存在しないことに。
今夢の中でこうして顔緒を合わせているはずの人にはもう決して出会えないことに。
そういうことに気がついてしまったのだ。今生きているこの世界にはもう戻れないことに気がついたのだ。
そのことに気がついたら、今夢の中で出会っているひとりひとりが愛おしくて涙が流れ声をあげて泣いていた。
目が覚めて、夢の中の出来事を反芻していたら、この世と同じだと気づかされた。
この世は浮世。人生は夢のごとしとよく言うが、まさしくそうだったのだと実感した。
「目の前にいる人に明日は会えない」という当たり前のこと。
そのことをしばらく忘れていた。
多分昨夜見た夢のことはこの先ずっと忘れないだろう。