あそびべのはる・ここだけの日々
画家・榎並和春

コラージュは楽し - 2012.05.19(ポケットの窓から)
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はる 3980
 上の写真は色々な模様がプリントされた布を水に濡らしてボンドを塗りこんだ上から刷毛で叩き込んでいるところ。ほとんどが若い女性向けのサマーシーズンのバーゲン品(インド綿が多い)で、新品ででありながら五百円ぐらいで購入できる。下手な布地やさんに行くよりバリエーションも多く手ごろである。フリルの付いたドレスなどを、一人で多量に購入するのでやや危ない人に間違われる可能性があるので必ずカミサンと一緒に行く。

 下はそれを並べたもの。自分では絶対に使わないような色の組あわせとか、配色がランダムに並んでくるとこれだけで充分に美しい。絵の具ではない染料の色がとても軽くて、明るくて心地いい。

 アフリカの原住民の装飾品とかデパートの子供用品の売り場とかアールブリットの作品など、素直にこころ揺さぶられるものがある。今はまだ何も考えないでこんな色で遊んでいたい。色というのはそういった楽しさがあるのではないかな。

 最初の頃は色々な絵の具をたらしたり塗ったりしていた。ところがそれよりもプリントされた布をコラージュした方がどれだけ美しいか。一度これをやると癖になるな。

 一つの絵の中でも原始から始まる美術史を模倣してゆく、今はまだ始まったばかりだ。


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コンテンポラリーアート - 2012.05.18(ポケットの窓から)

はる 3979
 今年も私の属している大きな公募団体展の東京の本展が終わった。昔初めてこういった展覧会を見たのはたぶん中学生の頃、日展の地方巡回展だったような気がする。日展というのは日本展覧会で国が主催する展覧会だと勘違いしていた。今でもそう思っている人が多いのではないだろうか。

 地方にある大小の公募団体もカウントすれば全国には千を超える団体があるのじゃないかな。人というのは仕方のない動物でどうしても群れたがる、そして競争したがるんだな、そしてそれがあるから門弟制度のようなピラミッドの画壇が出来てしまう。あるところに所属することで安心するのかな。

 現代美術などという、コンテンポラリーアートというのかな。あるブログを読んでいるとなかなか面白い事が書かれていた。コンテンポを分解するとconは(一緒に)でtempo(時間)で同時間を共有するというような意味らしい。まぁよく私が言う言葉で「今あるもので何とかする」というけれど、表現する材料もそうだけれど、『今』と言う時間も含めて「今あるもので何とかしたもの」がコンテンポラリーなアートということになるのだな。

 そうやって考えると、決まりきった既成の美術館やギャラリーでお上が啓蒙的な展覧会を主催してありがたがって見に出かけるというような展覧会はコンテンポラリーな美術ではないのだな。どちらかと言えばゲリラ的に街中の開いているスペースでこそこそ展示するインスタレーション的な展示の方が観る人も巻き込んでしまうので同時代を生きているという感じはするのかもしれない。


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まだまだ生臭い - 2012.05.17(ポケットの窓から)

はる 3978
 絵描きを生業にしようとあせっていた頃はどうにかして知名度を上げたくて、考えられる一番手っ取り早い方法がコンクールで受賞する事だと考えていた。事実そうやって当時一番権威のあるコンクールで大賞を取って一躍スターになっていった作家たちを間近に見ていたから、自分も同じように可能性はあるのだと真剣に思っていた。

 何年かそんな嵐のような日々を過ごした後、幸か不幸か私にはそんな栄光の日々はやってこなかったのだけれど、確かに認知される方法として一番手っ取り早く分りやすい方法ではあるけれど、その分悲しい事に忘れ去られることも飽きられることも人一倍早いということが分ってはいなかった。

 芸道というのが「その人の生き方」であるなら、何もそんなにあせらなくてもいいのだということが最近よくわかる。

 若い作家と話をしていてうっすらと感じた違いは、私にはそうやって冠を取ろうという気概がないということだ。今更ということでもない。けっして枯れたというわけでもない。そうやってコンクールで冠を取る事にあまり意味を感じなくなったからだ。そのことをもう少し考えてみたい。

 絵を描く事を世の中で認知される道具として考えるなら、そうやってコンクールなどで冠をとって行くことは正しいことかもしれない。団体の中でその地位を争うのも、それは他人と何かを争って勝ち取ってゆく生き方だ。勝った負けたのバクチのような生き方かな。

 しかし、絵を描く事は自分のこころの中を見つめるための道具だと考えるならば、まったく違う生き方がが見えてくる。欲がないわけでは決してないのだ。方向が少し違ってきただけだな。まぁそれが年取ったと言う事かもしれないな。


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no title - 2012.05.17(ポケットの窓から)



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齊藤武士展 - 2012.05.16(ポケットの窓から)


齊藤武士展
5/11~5/20
甲府・asahi gallery
055-227-7611
はる 3977


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負の遺産1,2 - 2012.05.15(ポケットの窓から)

はる 3976
 自分で言うのもおかしいけれど、私は小さい作品の方がいいようだ。大きくてもS100までぐらいが限界かな、それ以上大きい場合空間をもてあますところがある。自分の度量がそれくらいなのか、はたまたアトリエの大きさからくる限界なのか、これだと思った作品が100号以上では数少ない。

 これ以上大きな作品の場合、今回のように組作品にした方がいい結果が得られるように思う。こういったスタイルになったのは、地方に巡回する場合のことを考えて、一つずつでも独立して見ることが出来るようになっている。今回はわりと上手くいった方だが、周りが巨大な作品ばかりの中では小さく貧弱に見える。もともと絵は他の絵と比べて見るものではないのだが、それでもそこそこであって欲しいと思うのは我欲であろうな。

 
 


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最終日 - 2012.05.14(ポケットの窓から)

はる 3975
 今日は最終日。ということで展示の片付けにはせ参じた。今年は審査を少しやり、その後カタログの撮影手伝いから始まって、展示飾りつけの仕事をやり、途中でギャラリートークなどという新しい仕事のお手伝い、そして最後は作品撤去まで、フルタイムで仕事を手伝った。男手が少ないということもあるのだけれど、なかなかハードスケジュールであった。

 まぁ団体展というのは一般出品の間はお客さん扱いで大きな顔をしていられる。受賞というご褒美もいただけるし、寄ってたかって特別扱いしてもらえる。本人たちも何となく自尊心をくすぐられていい気持ちになる。それはねぇお客さんだからなんだよ。

 中に入ってしまえば団体展というのは大きなグループ展なんだということが理解できる。構成員が実は会費を出して運営している非営利団体であるということが実によく分かる。会員は偉そうに審査しているだけではないのだな、その部分だけ見ると「先生、先生」と呼ばれて、後の雑用は全て委託した業者がやっているようにみえるけれど、審査はたくさんの仕事のなかの一部でしかない。どんなに名前が通っている団体でも展覧会は営利を目的にしてはいないからね。何の利益も生まない訳だから、会員は汗水たらして肉体労働のボランティアで動いているわけだ。そんな事はあまり知られていないな。それが嫌なら辞めるしかない。

 絵描きは絵を描いて個展をやってみてもらって気に入ったら買ってもらいそれでお足をいただいて食ってゆく。それでいいのだとすれば団体展などに出す必要はない。私が参加している理由は、他では知り合うことが出来ない一部の高い志をもった連中と一緒になって動いているのが楽しいので参加している。今は隠れて見えないけれど、この中に後世に残る作家が居るのだと確信している・・・そうあって欲しい。


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こうふのまちの芸術祭2012 - 2012.05.13(未分類)
 
こうふのまちの芸術祭2012
はる 3974


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no title - 2012.05.12(ポケットの窓から)


西沢武徳展
5/12~5/20
甲府・三彩洞
055-226-8393
はる 3973
 今年も夏ごろに三回目の「こうふのまちの芸術祭2012」というイベントが開催される。このイベントの主催は有志によるもので県や市はいっさい関わってはいない。立ち上げの時から少し関わっているけれど、ほとんどがボランティアで自らの時間と手と足を使って若い人たちが中心になって開催している。多分経済的には成り立ってはいないだろう。参加している人たちが自主的に楽しめればそれはそれでいいのだな。

 現代美術というジャンルは私にはよく分からないし、本当言って面白いと思えないものも多々ある。私などがやっている絵画を、それもパネルやキャンバスに描かれた絵画をただ展示するだけといった展覧会形式のスタイルはほとんど見かけない。

 芸大や美大の絵画専門の学科に入学してもほとんどの人は絵を描かないという。卒業するとほとんどは活動すらやめてしまうらしい。それはまぁ昔も今も変らないのかもしれないが、表現の方法が絵画といった面倒くさい方向にはいっていないようだな。

 しかし、まぁいいずれは戻ってくるようにも思うのだが・・。


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はる 3972 - 2012.05.11(未分類)



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